1947-07-07 第1回国会 参議院 本会議 第13号
そこで最近石炭及び鉄を中心とする傾斜生産、傾斜生産の言葉が熟して参つたようでありますからして、私はここに政府に対しまして國際問題と関連する政策を重点とする傾斜政策を行なつて戴きたい。この傾斜政策以外に今日の情勢を救済する途はここにないということを切言するゆえんであります。
そこで最近石炭及び鉄を中心とする傾斜生産、傾斜生産の言葉が熟して参つたようでありますからして、私はここに政府に対しまして國際問題と関連する政策を重点とする傾斜政策を行なつて戴きたい。この傾斜政策以外に今日の情勢を救済する途はここにないということを切言するゆえんであります。
而してこの輸送力の減退に伴う費用が高く付きまするので、今回の物價施策におきましても、特に船に対しましては石炭を特別な價格を以て供給するというような助成策さえ講じておる次第でございまして、往時の三大海運國になるということは或いは遠いような時期になるかも知れませんが、我々はその当時の力をできるだけ早い機会に回復いたしまして、平和的な國際交通運輸の上に貢献したいと思うのでございます。
今日の重大な問題は、國民に食を與えることと、産業に石炭を與えることなのでありますして、一日も早く遅配・欠配をなくさなければならないのでありますけれども、はたして今の政府は、ほんとうに具体的な案をおもちになつているかどうかということを、お伺いしたいのであります。 きのうの物價体系によりますと、勤労者の平均賃金を千八百円にきめられたのであります。
さらにまた石炭の問題につきましても、前ぎめ炭價制の確立によつて、もはや業者は五千万トンの増産が可能であるといつている。しからば、この明るい実相を國民に報告し、國民に勇氣をつけ、しかして現内閣のおるうちは、断じて諸君を飢えしめないという魄がなければならぬのだ。(拍手) しかるに、現内閣の閣僚諸君は、口を開けば、不安を醸成するような、あたかも地獄の底に引込まれるようなことを言う。
なお、この家計に関しましては、たくさんの質問條項がありますが、時間がきましたので、これに対應いたしまして、かくのごとく赤字を非常に過小評價しているにかかわらず、他方におきましては、石炭の輸送原價のごとき、これはまつたく炭鉱会社からの報告だけに止めておる。これは一体何だ。労働者に向つては。
と申しますのは、たとえば肥料、石炭等はすでに政府の直配になつておる、その他の産業についても政府直配ではないが、勞務加配を認めておる。
去る二日に議長に承認を求めました石炭増産問題調査の件につきましては、三日附で議長よりこれを承認せられるところの通知に接しました次第であります。これに基づきまして、本調査の便宜を図りまするために、小委員を設けたいと存じまするが、御異議はございませんでしようか。
付託事件 ○石炭増産問題調査のための小委員会 設置に関する件 ————————————— 昭和二十二年七月五日(土曜日) 午後一時四十九分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○石炭増産問題調査のための小委員会 設置に関する件 —————————————
石炭がない。鉄がない。併し私はその中でも又特にないものは政治上の理論ではないかというふうに考えます。昨日も、現在の経済危機の原因が決して回避することのできないいろいろな原因から來ておるものではないので、回避することのできる問題から経済危機が來ておるという問題について、木村禧八郎君が述べられた点は、私は全く同感であります。
石炭などに対して投資が行われないのは、石炭は少くとも二十年間かからなければ、回收することはできないのである。從つて二十年先の見究めがつかぬ限り、ここに投資する資本家はいない。だから、投資に対しても、またサボが行われるのは当然である。從つて労働者は、最低生活を維持するために、汲々としておるのである。賃金では食えない。やみをやらなければならぬ。買出しもやらなければならぬ。外にいつて働かなければならぬ。
第八に、石炭官営問題である。この石炭官営問題については、特に水谷商工大臣にお尋ねしたいのである。昨日、水谷商工大臣の答弁の中に、資本を與えれば、その資本が横流れをすると言う言葉を聽いたのでありますが、石炭業者に対し、あまりにも侮辱したる言葉ではなかろうかと思うのである。
(拍手) さらにまた質問者は語を励まされて、一体石炭の國家管理を断行することによつて三千万トンは出ないじやないかというような御質問でございましたが、私はそれに関しまして、やや詳細にわたりまして、何ゆえ石炭三千万トンを掘り出すために國家管理を断行しなければならないかということを、自信をもつて述べたいと思う次第でございます。
即ち一例を挙げて見まするならば、石炭の國管がどういうカテゴリーにおいて、どういう方法で実施されるかということが、まだ確定なるところまで話が進んでおらない。
されておるが、この点に対する対策はどうかというような御質問がありましたが、この冬におきます電力需給の見通しといたしましては、全需要に対し電力制限を行うことなくその供給を確保するためには、大量の火力発電用炭を年間凡そ四百万程度、而もその大部分が帆足君御案内のように第四四半期に集中的に需要されておるのでありますが、これをば必要とするのでございまして、極力発電用炭の確保を図る方針でございまするが、現下の石炭事情
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今木村氏の御質問の中、商工大臣からお答えすべき問題は石炭の問題と貿易の問題であると、このように心得ておりまする。この石炭の問題、現在の惡性インフレ打開の糸口を見出すために、二十二年度において石炭を三千万トン掘り出さなくてはならない。それは分つておるが、それは果して可能か不可能かという御趣旨であろうと思いまする。
○委員長(木内四郎君) それでは石炭増産問題調査の承認要求書に対しまして、議長からご同意を與えられることに委員会として御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(木内四郎君) 只今の石炭増産問題調査承認要求の御説明につきませて、なにか御質問がございましたら……。
付託事件 ○石炭増産問題調査承認要求に関する 件 ━━━━━━━━━━━━━ 昭和二十二年七月三日(木曜日) 午後一時五十五分開会 ━━━━━━━━━━━━━ 本日の会議に付した事件 ○理事の互選 ○石炭増産問題調査承認要求に関する 件 ━━━━━━━━━━━━━
又我々が計画いたしておりまする石炭問題につきましても、今日至上命令でありまする三千万トンはどうしても獲得しなければならない。掘り出さなければならない。それがためにはどうする方法が一番いいか、政府の考える方法といたしましては、國家管理案を以て行こうとする極めて現実的なやり方で健全なる方法を選んで行くのでありまするが、この國家管理案が本当に三千万トンを掘り出し得るの方策である。
それからもう一つ農業についての傾斜生産の問題でありますが、これは御承知のように経済を復興して行くのに基礎産業である石炭とか鉄鋼とか、さういう基礎的な資材というものを重点的に増産して行つて、それを他の産業に配分して、そうして他の産業というものが大きくなつて行く、こういう方式をとつておるわけであります。
次に石炭問題について、一昨日の施政方針の演説の中で、片山首相は水力電氣の開発を高調されました。まことに同感であります。しかし水力電氣の開発には、セメントが要ります。セメントをつくるには、石炭が要ります。
○國務大臣(水谷長三郎君) ただいま星島さんの私に対しまする質問は、第一は石炭の問題であり、第二は中小企業、特にその金融の問題であり、第三は賠償の問題でございます。特にこの石炭の問題に関しましては、星島さんのきわめて熱誠あふれる御演説の中におきましても、特に重点をおかれた問題でありまするから、私はこれに対して、若干の時間をいただきまして、詳しく答弁したいと思うのでございます。
また片山君の著書を見ましても、石炭國有のことを論ぜられておりますので、水谷君が当局になられまして、そうしてこの強度の國営をなさるならば、われわれは常識的に、國有國営をイデオロギーとされるだらうと、かように考えました。
○委員長(稻垣平太郎君) 只今下條さんから、石炭増産問題に対する調査の承認を議長に要求したいという御動議がありましたのでありますが、これについて如何でございましようか。
○下條恭兵君 只今の経済危機の突破の中心問題としましては、食糧対策と一緒に石炭問題が最も重要だと思うのであります。從つて本委員会といたしましては、直ぐこの問題を取上げまして小委員会を設けて、各方面の意見を聽取いたしましたり、或いは現地の炭鉱の状況を調査するなどのことをする必要があると存ずるのであります。
○委員長(稻垣平太郎君) 御異議がございませんければ、石炭増産問題に対する調査承認要求書を議長の所へ差出したいと存じます。それでこの石炭増産問題調査要求書は一つ案をこのようにいたしたら如何かと存ずるのでありますが、委員部長から読んでいただきます。
これが一体どうだ、石炭の國営につきましても、或いは國家管理についてもいろいろ議論がある。議論があるが、この問題について果たして成功するか、社会党は頼りに民主的ということを強調されておる。強調されておりまするが、恐らくは私はその結果、これも甚だ失礼な言葉だ、失礼な言葉であるが、要するに実務に疎いところの、イデオロギーのみを捉えて、その結果どうなる。
同じカーブで、石炭が上昇しておる時は生産が上昇し、下つておる時は下つておるのであります。それは安本の計画自体が地について來たという一つのことのがいえると、こういうように考えるのであります。
従つて我が國産業の、殊に重要なる石炭業等においては、この際政府の権力を強化して、或いは賃金、資材、その他の方面に國家の管理を強化する必要があることは、我々もこれを認めております。その点は自由党の石橋大蔵大臣が堅持しておられた方針とあまり多くの差はないと了解いたしておるのであります。
今これらの全般にわたつての生産増強方策について疑義をお尋ねすることは、とうてい時間の許さないところでありますから、私は主として石炭生産増強の点について、政府の所信をお伺いしたいと存じます。 前内閣が計画した、石炭三千万トン、鉄鋼七十万トン生産を目標とした、いわゆる傾斜生産方式は、満足な結果を見ていないのであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 加藤勘十君の御質問のうち、石炭に関しまする問題に関しまして、私から御答弁を申し上げたいと思う次第であります。
御案内の通り、今回の緊急経済政策にも明らかに政府はうたつておりますように、石炭を中心とした基礎産業に重点施策を講じますとともに、輸出産業の振興に力を注ぎ、食糧その他重要物資の輸入力を涵養しなければならぬと考えております。
(拍手) 次に重要なる石炭問題につきまして、諸般の情勢に鑑がみ、その三千万トン生産計画を遂行するために、國家管理案を目下立てつつあるのであります。近くその内容を発表し、諸君の御協力を仰ぐ予定であります。
この意味におきまして、石炭、鉄鋼及び輸送力というものに、他に優先してあらゆるものを注ぎ込み、これを大きくして行くといういわゆる傾斜生産の方式は、あくまでこれを守り抜く決心であります。本年度におきまする石炭生産三千万トンの目標は、鉄鋼生産七〇万トン、陸上輸送一億一千六百万トン、海上輸送力千六十八万トンの目標は、できるだけの努力を拂つてこれを達成したいと考えておるのであります。
(拍手) 次に、重要なる石炭問題につきましては、諸般の情勢に鑑み、その三千万トン生産計画を遂行するため、國家管理案を立てつつあるのであります。近くその内容を発表し、諸君の御協力を仰ぐ予定であります。
この意味で、石炭、鉄鋼及び輸送力というものに、他に優先しましてあらゆるものを注ぎこみ、これを大きくしていくことによりまして、迂回的に次第に他の産業を拡大していくという、いわゆる傾斜生産の方式は、あくまでこれを守り抜く考えであります。
省三君 金野 定吉君 松本 七郎君 村尾 薩男君 青柳 高一君 生越 三郎君 長尾 達生君 西田 隆男君 長谷川俊一君 有田 二郎君 澁谷雄太郎君 淵上房太郎君 山口六郎次君 早川 崇君 谷口 武雄君 ————————————— 本日の会議に付した事件 一理事互選 二石炭小委員選定
○伊藤委員長 大体先般から衆議院規則が決議されます事前に、御承知のように石炭問題を中心に、その他きわめて緊急を要する問題につきましてしばしば各委員のお集りをお願いいたしまして、この理事互選の方法につきましても御相談を申したのでございます。その結果、以上互選をいたしましたような互選の方法でよいのではないかというようなことが、各党関係者のお集まりを得まして大体御了承を得ていたのでございます。
この際石炭小委員会を事前に構成せなければならなかつた経過並びに結果について御報告をいたします。御承知のように石炭の増産は緊急を要しますので、関係方面においても石炭問題については熱心に関心をもたれております。この問題は本鉱工業委員会に課せられた緊急重要なことでありましたので、常任委員諸君の御協議、御同意を得まして、十一名の委員諸君をもつて石炭小委員会を構成いたしたのであります。
○結城安次君 私は今後政府は、例えば石炭審議会、電力審議会の委員に両院議員を任命して差支えないか。つまり政府が任意にその委員にすることを概括的に承認を求めて來るのだろうと思います。そういうふうな法案をここで承認するか、或いは議場にだすかどうか……。