1947-08-25 第1回国会 衆議院 農林委員会 第15号
たとえば牛乳からバターをつくるというようなことは含むか含まないか。また酒や醤油等をつくることは、加工より以上のものになると思いますが、そうしたものに對する考え方はどうなるか。こういうことをお尋ね申しておきます。
たとえば牛乳からバターをつくるというようなことは含むか含まないか。また酒や醤油等をつくることは、加工より以上のものになると思いますが、そうしたものに對する考え方はどうなるか。こういうことをお尋ね申しておきます。
これを對象としておりまするものが、各府縣毎に大體考えて見當をつけておりますが、數例を上げて見ますると、例えば北海道におきましては農産加工といたしましては製粉、精米、精麥、或いは澱粉でありますとか、或いは果糖、味噌醤油を造るというふうなこと、それから畜産加工につきましては、バター、チーズ、ハム、ベーコン、こういつたようなもの、或いはその他の林産加工といたしましては木工品、或いは竹工品というようなことになつております
そうしてそれからバターがとられ、いろいろなものがとられておるのでありましようが、そのバターやその他が、われわれの手に少しもはいつてきたことはありません。もちろん生産も少量でありましようが、それでも一村に一ポンドぐらいのバターが配給されたというようなことを、まだ承つておりません。但しやみで買えばどうにか手にはいつてくる。
乳製品で申しますならば、バターであるとか、チーズであるとか、あるいは肉の面で申しますならば、ハムであるとか、カン詰であるとか、こういうものは、たとえば北海道で申しますならば興農公社が、獨占的に集中的にやつておるのでありますが、このような簡單な加工というものは、町村の協同組合にこれを移して、バター、チーズを製造し、また簡易なカン詰やハムの製造をやる。
又パンにつけるバターも今日はない。又ジヤムをつけましても、ジヤムは別に栄養にはならんのでありますから、なにか少い物質の中にも多量に安く求め得る品物の中から、パンならパンにつける一つ物を考究して貰いたい。こういう機関を中央に設置して頂きたいということを私はお願いいたしたいのであります。
またバターでありますとか、生鮮な魚類等の副食物の特配も行われておりますが、療養所の食事につきましては、今後給食の上に特別の組織をつくつて患者の食生活を確立いたしたい。關係方面と連絡いたしましてただいまその案を練りつつある次第であります。
而もその需要の面はどうかと申しますと、これは大別して食用と工業用とに分れるのでありますか、現下食糧緊急事態におきまして、脂肪、蛋白質の占むる役割の重要性を縷々述べる必要を認めないのでありますが、工業用部門に需要されるのはいかなる産業部門であるかと申しますと、味噌、醤油、人造バター、その他食料品、石鹸、蝋燭、繊維油劑、印刷インク、塗料その他殆んどすべての産業活動に多かれ少なかれ必要とされ、その用途は復雜多岐
次に工業用に需要されるのはいかなる産業部門であるかと申しますと、みそ、醤油、人造バター、その他の食料品、石けん、ローソク繊維油劑、印刷インク、塗料その他ほとんどすべての産業活動に、多かれ少なかれ必要とされ、その用途が複雑多岐にわたるのであります。
みそがない、油がない、魚がない、肉がない、まして卵や牛乳やバターやチーズや砂糖など、今日では夢にもなかなか見られない感じであります。 今私たちは、平均必要カロリーの半分くらいに過ぎない量をとつているのでありますが、それにしても政府は、カロリーだけを問題にしていればいいと思つていらつしやるのでありましようか。いかなる食品を、いかにして必要量のカロリーをとるかということは、重大問題であります。