1951-03-06 第10回国会 衆議院 経済安定委員会 第11号
○長谷川政府委員 将来の農産物価の動向でございますが、これは結局生産量の問題等とも関連して参りますし、特に野菜だとか、くだものとかいうものになりますと、季節的な需給というものが非常に鋭敏に働きますので、具体的にどういう見通しであるかということを申し上げることは非常に困難でありますけれども、先ほどお話がありましたように、肥料の価格等につきましても、今のところさして上昇するというふうなことも考えられませんし
○長谷川政府委員 将来の農産物価の動向でございますが、これは結局生産量の問題等とも関連して参りますし、特に野菜だとか、くだものとかいうものになりますと、季節的な需給というものが非常に鋭敏に働きますので、具体的にどういう見通しであるかということを申し上げることは非常に困難でありますけれども、先ほどお話がありましたように、肥料の価格等につきましても、今のところさして上昇するというふうなことも考えられませんし
○長谷川政府委員 農業パリテイに占めます肥料のウエートは、大体二五%程度であつたと思いますが、具体的に肥料が幾ら上れば、幾らパリテイが上るかということにつきましては、そのウエートを中心に考える以外にないかと思います。
○長谷川政府委員 今までのところ、麦及び米の公定価格はパリテイ指数によつてきめるという建前をとつておるのでございますが、そのパリテイ指数が本年幾らになるかということにつきましては、現在のところ諸物資の価格が自由価格になつておる関係上、今からどのくらいになるかということをはつきり算定することは困難でございますが、明年度の予算をつくる基礎といたしまして、一応明年度四月以降一箇年のパリテイ指数をすべて一九五
○長谷川政府委員 麦につきましても、生産指数をやつておるのでございますが、実際問題といたしまして、麦作等に投下されます労賃を幾らに算定するかということによりまして、計算上から出て来る麦の値段とは相当の開きが考えられます。従来から麦の価格につきましては、主として米の比価を中心に考えるという考え方の方が、多く用いられて来たように承知しておるのであります。
○長谷川政府委員 電氣銅の滯貨につきましては、先ほど申し上げましたように、できるだけこれを製品化して輸出したいというように思つております。
○長谷川政府委員 御指摘のように精錬所を持つておる山と持つていない山とは大分差別があります。特に場合によりましては精錬所を持つていない山はいろいろな意味で非常に不利なことがあることは事実であります。これにつきましては共同の精錬所をつくるということも考えられますが、ただいま御指摘になりましたような、そのほかのいろいろな意味におきましても、これがあまりに不利にならぬようにいたしたいと考えております。
○長谷川政府委員 現在でも成案がないわけでございません。從いましてただ為替レートの決定その他によりましていろいろ事情が変化いたしますために、われわれといたしましては成案をはつきり決定いたす前に事情がかわつておるようなわけでありまして、從いまして現在の状況に合せた対策を早急にいたしまして、はつきりいたしたいと思つております。
○長谷川政府委員 ただいま生活物資局長からお話がありました、いわゆる需給関係から見れば、統制をこの際継続することは不適当であると思われるものにつきましては、統制をはずして行くという考え方につきましては、われわれ大体一致いたしておりまして、そういう線で一つえようということでやつておるのでありまするが、先ほどもお話のありましたように、全般的の税制問題とからんでおるのであります。
米價に赤字を入れないかどうかという話でありましたが、まだ消費者價格に対しての決定も今はつきりしておらない段階にあるのでありますが、前に長谷川政府委員から申した当時、赤字の補正ということも考えておつたようでありますが、その後私が申し上げました場合におきましては、この赤字は現在入れない計算になつておることを御承知願いたいと思います。
○石原委員長 次に御質疑をお願いいたしますが、物價廳の長谷川政府委員は非常に次の時間が切迫しておるそうでありますから、まず物價廳に対する御質疑をお願いいたします。
そのために本日小委員会を設けまして、委員長、委員等もきまつたのでありまして、この小委員会は早速委員会を開いていただいて、この点を十分検討していただき、かつ物價廳等の意見も十分にたださなければならぬと思うのでありますが、本日は長谷川政府委員の御都合が悪く、非常に時間が遅れてお困りのようでありますから、この程度で長谷川政府委員への質問は一應打切りたいと思いますが、いかがでございましようか。
○長谷川政府委員 北海道で十一月に入りましてからいかがたくさんとれまして、昨年の実績あるいは本月の出荷計画をオーバーしているということでありまして、これでは非常にリンク用の油が足らぬという報告も受けておりますので、追加割当をしたいと思つておるわけであります。
○長谷川政府委員 物價廳でやつておりまする物價の算定にやみ價格を採用しておらない理由を簡單に申しますれば、要するにやみを認めれば物價をそれだけ高くするし、だんだんそういうことをやつていきますと、惡循環を繰返していつてインフレを助長する。それを押さえようという意図だというふうに承知願いたいと思います。
○長谷川政府委員 輸出水産物の檢査の問題でありますが、これは日本といたしましても輸出する場合に檢査をしておる。また向うへ到着いたすときに向うの檢査がある。その間にもしクレーム等が起きる場合が予想される。それにつきましての御意見であつたと思うのでありますが、よく貿易廳等とも連絡いたしまして、そのクレームを少しでも少くなるようにしたいと考えております。
○長谷川政府委員 行き違いまして失礼いたしました。てんぐさの價格につきましても早急にきめなければならないというふうに考えております。ただ現在てんぐさの採取業者の御意見なり、あるいはかんてん製造業者の御意見等を具体的にお聽きしておる状況でありまして、おそらく数日中にその御意見もよくわかることだと思つております。それで價格決定の時期は、鮮魚の價格がきまる時期とそう違わない時期にきめられる。
○長谷川政府委員 私の方の考え方及び実際の事務の取扱いといたしまして、一週間前後の期間内には必ずやりたいというように思つております。ただ若干関係方面に打合せする点がありますので、多少その点が確実に申し上げかねる点もありますけれども、少くとも私といたしましては一週間前後の開き程度においてやりたいという氣持をもつておることを申し上げたいと思います。
○長谷川政府委員 その時いろいろ政府からの助成金が農産物に対してとられておつたということは承知しておりまするが、具体的にどういう品目にどの程度のものということにつきましては今承知しておりません。
○長谷川政府委員 九年、十年、十一年のころの價格につきましては、いわゆる生産費計算で一應経算してつくつたというふうに記憶しております。
○長谷川政府委員 もう少し具体的の事実を調べましてから御返事申し上げたいと存じます。
○長谷川政府委員 お答えいたします。
○長谷川政府委員 消費者價格の決定にあたりまして、早場米の供出奬勵金でありますとか、あるいは今囘決定を見ました五十圓の奬勵金のごとき、あるいは俵代のごとき、これを消費者に轉嫁することなく、その金額を國庫で負擔してもらうということは、われわれといたしましても、できればそういうふうにいたしたいというふうに考えておつたのでありますけれども、何分にも現在の國家財政が非常に窮屈になつておるようでありまして、現在
○長谷川政府委員 生産者價格と消費者價格の間に國家が負擔いたしまして、いわゆる二重價格制をとるかどうかという點でありますが、昨年は百圓の二重價格、百圓の國庫負擔を石當りやつて消費者價格をきめたのでありますが、本年は國家の財政の状況から見ましてそれが非常に困難なようでありますので、本年は二重價格制はとられないであろうというふうに考えております。現在の消費者價格は十キロ當り九十九圓であります。
○長谷川政府委員 消費者價格の大體の見通しでありますが、現在百キロが九十九圓でありまして、新しい價格は大體百五十圓前後ではないかと考えるのでありまして、従つて九十九圓に對して五割増し程度になり、これを石に計算しますと二千二百五十圓というようなことに大體なろうかと、こういうふうに思うのであります。
○長谷川政府委員 甘藷の包装代について私からお答えいたしますが、甘藷の包装代は大體十貫あたり八圓五十錢というものを別に見ておるわけであります。九十六圓という中に八圓五十錢の包装代がはいつておる、こういうふうにお考え願いたいと思います。
○長谷川政府委員 こんぶとそれからかんてん原草の値段につきましても、水産加工品と大體同じ時期に解決いたしたいということでやつております。大體それで大丈夫だろうと考えております。
○長谷川政府委員 水産加工品の値段の改訂、魚價の改訂に引續きまして、現實作業を急いでおりまして、大體今週一ぱいに、加工品の方の價格の改訂も、大體できるだろうというふうに考えております。
○長谷川政府委員 ちよつと魚かすは今いつということははつきりいたしませんけれども、できるだけ早くやりたいと思つております。
○長谷川政府委員 價格の點につきまして、二、三お答え申し上げたいと思います。公定價格の改訂の時期を實情に即するように適切にせよという御意見でありますが、まことに御趣旨はごもつともでありまして、われわれといたしましても、できるだけ速やかに改訂すべきものは改訂をするということで、取扱つていきたいと考えます。