1950-12-04 第9回国会 衆議院 予算委員会 第9号
思うに、わが国の財政はやがて来るべき講和会議終了後の対日援助資金打切の場合を考慮し、世界経済復帰への足固めをつくるために、内に産業の合理化を促進して、生産の拡大と有効需要の充足に努め、他面貿易を振興して国際収支の改善増大に最善を盡し、国際的信用を一層高からしむるかたわら、国民の生活水準を高度に引上げるよう、諸般の総合的対策を勇敢に実施することが現下の最大の命題であると信ずるのであります。
思うに、わが国の財政はやがて来るべき講和会議終了後の対日援助資金打切の場合を考慮し、世界経済復帰への足固めをつくるために、内に産業の合理化を促進して、生産の拡大と有効需要の充足に努め、他面貿易を振興して国際収支の改善増大に最善を盡し、国際的信用を一層高からしむるかたわら、国民の生活水準を高度に引上げるよう、諸般の総合的対策を勇敢に実施することが現下の最大の命題であると信ずるのであります。
その点は考えられないのであつて、そういう点からして現地調査というよりも、むしろ当委員会としては、先ず書類によつてその当該村の農地委員会等に問合せをするということによつて、その足固めをして、それからどうしても行かなければ調査が不可能であるという段階に立ち至つたならば、出張するという要請を議院にすべきではなかろうかと私はこう思うのです。