1969-02-27 第61回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号
それから企業者の責任は仰せのとおりでございますが、企業者も経済人でございますから、これはコストになるわけでございますから、できるだけそういうことについて、たとえばローサルファの原油を入れるとか、あるいは原子力発電をやるとか、いろいろなことをあわせて考えて、それで企業者の負担も軽くしてやらなければいかぬ。
それから企業者の責任は仰せのとおりでございますが、企業者も経済人でございますから、これはコストになるわけでございますから、できるだけそういうことについて、たとえばローサルファの原油を入れるとか、あるいは原子力発電をやるとか、いろいろなことをあわせて考えて、それで企業者の負担も軽くしてやらなければいかぬ。
○中川(理)政府委員 最近のところでは、ハイサルファ重油とローサルファ重油というものの価格差は、的確などの辺が適正であるかということはまだなかなかきめがたい状態になっておりますけれども、大さっぱに申しまして一%——ちょっと大事な数字でございますので、いま双方で相当高い数字と低い数字を申しておるような状況がございますので、上限、下限でひとつお答えできますようにちょっと連絡をとってみます。
したがいまして、五年後に中間目標を達成し、そしてそれ以降においてさらに第二次の改善計画その他を遂行するとともに、全般的な低硫黄化計画に基づくローサルファー重油の供給その他の施策を勘案いたしますと、最終的なスケジュールどおりの十年後の環境基準の達成も十分期待できるものと思っております。
第二の需要者までローサルファーの重油を供給するという観点の設備投資を入れますと、はるかに高い額になりまして、会社によりましては二割近くになるところもあるわけでございます。石油化学につきましては二%ないし五・六%、非常にばらつきがございます。大体平均よりやや下回る点ではないかと思います。 以上、業種別に、ただいまの投資額の点を御説明いたしました。
通産省としては省内にいろいろむずかしい問題がありまして、たとえばローサルファー計画、あるいは関係業界の公害防止計画、いろいろあるのですが、そういうものを引っぱっていくためには、やっぱりそういうような答申の線を出してやっていかなければならないわけです。確かにそういう事実はあるわけですね。
そういうのを両方かみ合わせまして、できるだけ早くやっていって、そしてとにかく環境基準の問題についてはやはりローサルファー、硫黄分の少ない重油の供給計画をがっちり固めなければならない。この実用化をてこにして、そういう計画を確定、促進してまいりたいと思います。
ただ、実情を申しますと、ローサルファーの原重油の確保についても、当面なかなか容易でないものがございます。これはもし物理的にそういったローサルファー重油が確保できる道がありますれば、電力会社はそれを率先入手するにやぶさかでないと私は考えております。
それから同時に、公害防除の施設のできる、できないという物理的な事情もありますから、それに応じてまた、ローサルファー重油を使う問題とか、あるいはローサルファー重油がどうしても物理的に入手不可能な場合には、煙突を高くするとか、あるいは集じん装置をさらに強化するとかいうような措置を講じなければいかぬ地域もありましょう。地域によっていろいろな対策の措置が違ってまいると思います。
いずれにせよ、公害を防止するために必要な程度の原重油でなければなりませんので、そういう意味では、先生のおっしゃいました直接ないし間接の脱硫方式、それからあるいはそれに匹敵する、あるいはそれ以上のローサルファーの原重油というようなことを、いずれにいたしましても、おことばのように、一つの要件にいたしたいというふうに考えております。
ただ、装置と言いました意味は、特に脱硫装置をしなくても、それ自体ローサルファーの原重油もございますから、それは特別な脱硫装置というものは要らぬかと思います。しかし、そういうものはやはり加熱装置というものが逆に必要になってまいります。
○井上(亮)政府委員 おことばにありましたような直接脱硫したものも、いわゆるローサルファー化すわけでございますから、それでもけっこうでございますし、あるいは間接脱硫と先生もおっしゃいましたような脱硫装置をつけるということによって、サルファー分を少なくするということも必要でございましょう。
それから現在使っております重油は、ローサルファと申しましてもかなり硫黄分が高いものでございますから、硫黄分の点はお話しのようなメリットの点は確かにあるわけでございます。
それは大気汚染の最も尤たるものでありますが、そこで私は、今後の石油政策を考えるのにあたって、ローサルファの石油をいかに確保していくか、ここに問題があると思うのであります。一例をとりますと、アラビアのカフジ石油につきましては、一二%近くのサルファが含まれておる。所によりましては一・五あるいは一コンマ以下のサルファがある。
なぜかならば、よく問題にされております重油の脱硫でございますが、直接脱硫をしてサルファ分の少ないものをつくろう、こういうときにはそれだけの施設が要るわけでございますが、頭から高いことをあらかじめ覚悟してローサルファの重油を買って、それによって公害を未然に防いでおる、こういう面もございますので、ただいまといたしましては、通産省はいま申し上げました二つの面において行政指導をしておることは事実でございます
これは発電所のほうは、報ずるところによりますと、一・何%以下のローサルファの重油を用意して、いつでも切りかえるというように、好意をもってやっておられますが、大部分のところはスモッグの中において従来どおり操業をやっておるわけであります。
これに従わない場合には罰金刑をもかけるようになっておるわけでございますが、いまだかつて、罰金刑をかけたという話を聞いたことはございませんが、また、そういうことを奨励するわけでもありませんけれども、どうしてもローサルファじゃなくて、いまのように高い硫黄分の石油を使わなければならない宿命を持っておるわが国の大企業、中小企業を対象として、考える場合に、脱硫装置がうまくいかなければ、煙突の高さと、そのスピード
現在ローサルファの重油といたしまして、米国あるいは南方地域から、年間で約三百万キロリットル程度の重油を輸入しておりまして、これを特定用途の、ローサルファを必要とする鉄鋼その他の用途に供給したり、あるいはハイサルファのブレンド用といたしまして重油のサルファ・コンテントを低くするために、それをまぜて供給していると、こういう状況にございます。
なおつけ加えさしていただきますが、現在石油各社はサルファの低い原油の獲得にあちらこちらで非常に努力をしておりまして、輸入原油にローサルファ原油の比重は非常にふえてきております。そういうように、低い硫黄分の石油の獲得というのは今後ますます非常に重要になろうかと思います。