1947-10-08 第1回国会 衆議院 商業委員会 第12号
それから理化学研究所の問題に対しましては、この設立趣意書の中にも言つておりますが、「この法律案の要旨は、財團法人理化學研究所の事業を承継する株式会社を新たに創立し、事業の内容の継続に必要な資金及び負債をこれに移す点に存するのでありますが」と書いてありますように、われわれがただこの趣意書だけ見たのでは納得しかねる点もありますし、殊に経理内容の点におきまして、資本金四千二百億円、現物出資五百萬円、現金出資三千七百萬円
それから理化学研究所の問題に対しましては、この設立趣意書の中にも言つておりますが、「この法律案の要旨は、財團法人理化學研究所の事業を承継する株式会社を新たに創立し、事業の内容の継続に必要な資金及び負債をこれに移す点に存するのでありますが」と書いてありますように、われわれがただこの趣意書だけ見たのでは納得しかねる点もありますし、殊に経理内容の点におきまして、資本金四千二百億円、現物出資五百萬円、現金出資三千七百萬円
(拍手) この指定基準の不明確のほかにも、政府案にはなお十数項にわたり、たとえば事業主と別個の存在を確認された現場管理者偏重の問題、事業計画における生産協議会の最優先性、これのもつ議決機関たる性格と、経理内容の報告要求権、目標を明示せざる臨檢制と、行政処分にあらざる刑罰の問題、商工大臣、石炭局長等の戰時の亞流にもひとしき官僚の命令権等、幾多私どもが指摘し得るところの欠陷条項を有しておるのでありまして
○國務大臣(水谷長三郎君) ただいま大神さんから、炭鉱資金の問題につきまして、私が昨日述べました点、すなわち、実際炭鉱に資金を貸出す場合において、最も困つているのは、炭鉱の経理内容がきわめて不明確なる点と、所要の資金を融資しても、はたしてそれがその目的に使用されるかどうか、その判定がきわめて困難なことであると言つたその言葉をもたれて、これは炭鉱経営者を侮辱するものであるというようなおしかりをこうむりましたが
現在炭鉱の資金はきわめて不円滑でございまするが、その原因は炭價のあとぎめのために生ずる赤字金融の不円滑な点に大半ございますが、実際炭鉱に資金を貸出す場合におきまして、最も困る点は何であるかと申し上げますると、それは炭鉱の経理内容がきわめて不明確な点と、所要の資金を融資いたしましても、はたしてそれがその目的に使われているかどうかという判定が、きわめて困難でございます。