1947-11-20 第1回国会 衆議院 農林委員会 第49号
この合意ということを含ませます結果、そういうことになるわけでありまして、もとより公正なる當事者の合意でありますから、普通問題はないと思いますけれども、もしその開停途上において、耕作者の方で眞意によらざるところの合意であるというようなことでありますれば、これはまた農地委員會の方でそれを改めて處理をする。
この合意ということを含ませます結果、そういうことになるわけでありまして、もとより公正なる當事者の合意でありますから、普通問題はないと思いますけれども、もしその開停途上において、耕作者の方で眞意によらざるところの合意であるというようなことでありますれば、これはまた農地委員會の方でそれを改めて處理をする。
これは今までなかつたのでございますが、農地を買うということは、原則としてそのままその農地を現に使つている人に賣渡すということになるのでありまするから、耕作者に利害關係が非常に大きいわけであります。從つて農地買收計畫についての異議の申立權を認めた、從つて甲の土地でなく、乙の土地を買收してもらいたい、こういう請求ができるわけでありまして、耕作者の間における公平を期するという意味であります。
しかしお説のごとく、元來が農耕地本來のものではありませんから、そう耕作者に對して過重な料金をとるようなことがあつてはならぬと思います。よく調べまして適當な處置を講じます。
その一は、これらに關して耕作者の有している使用權の保護を圖つたことでありまして、貸主が使用權に關する契約を解除解約し、又は更新を拒絶する場合には、農地同樣市町村農地委員會の承認、これは當分の間都道府縣知事の許可でありますが、この農地委員會の承認を要することにいたしたのであります。
その一は、これらに關しまして耕作者の有している使用權の保護をはかつたことでありまして、貸主が使用權に關する契約を解除、解約するとか、または更新を拒絶する場合には、農地と同様に市町村農地委員會の承認を必要とすることにいたしたのであります。
尤も今回の土地制度の改革や、或いは先般本院を通過いたしました農業協同組合制度の制定等は、農民から長い間の封建的羈絆を除いてやりまして、農民が今後自主的に立ち得る態勢を與えたのでありまして、この点につきましては大いに期待すべき点があるのでありますけれども、何と言つても我が國の農業の状態は、一町五反未満の耕作者が全体の九割を占めておる。殊に僅に五反百姓と称せられる零細農民は全体の四割を占めておる。
さいぜんも説明をいたしました通り、連合國の科學者も加え、政府の方の農事試驗場の優秀なる職員も加え、かつ食糧同志會の指導者も加え、また實際これを生育いたしまする耕作者も参加いたしまして、現實に水稻に對する試驗を施しているのでありまして、從つてそれが確信をもつて科學的に明確な結論が出ぬ限りには、政府の責任において推奬するわけにはまいりません。
「本法ニ於テ薪炭林トハ耕作者ノ自家用ノ薪又ハ木炭ノ原料ニ用フル原木、枝條、落枝等ノ採取ノ目的ニ供セラルル土地(其ノ上ニアル立木ヲ含ム)ヲ謂フ」とあつて、又十四條ノ二、三、四、五、六、七、八で、これらの関係における一連のいろいろな規定があるのでありますが、これとここにおける農業と認めるということの関係がどうなつているかということであります。
今の公定價格は昭和二十年當時における農業経営の収益を基礎にしまして、耕作者の立場から見たところの適當なる價格で決めているのであります。而して小作料は七十五圓換算ということで決められてその後動かしておりません。又當面動かす意思もないのであります。然らばお話になりましたように、農業経営の収益が非常に殖えているかどうかということについても、又おのずからいろいろな見方があると思います。
があるのでありまして、速やかにそういうものを何らかの方針で入植者に拂下げるなら拂下げるとかしなければならぬと思うのでありますが、そういうことにつきまして、何らか御指示になつておりますか、どうか、お尋ねしたいのと、もう一つは今ほど庄司さんからの請願の中にもありましたようにその土地をもとの町村に拂下げてもらいたいということであつたのでありますが、田畑、つまり耕地は農地調整法によりまして政府のものは、ただちに耕作者
それから特別配給の問題でありますが、これの一番大きな部分を占めているのは葉タバコ耕作者であります。その數も相當大きくなつております。葉タバコは現在四十八萬の農家が耕作をしておる實情であります。これに對しましては、ただいま大した數量ではありませんが、特配をしておるわけであります。
あるいは耕作者その他にまわす本數等に動きがないとみてよいのか。その邊はどういう變化になりましようか。もし計數をお持ち合わせであつたらば……。
○島田委員 少し數字はこまかくなるのですが、ただいまおつしやつた葉タバコ耕作者四十八萬という農家に對する配給は、どの程度ですか。それからその他とありますけれども、たとえば先ほどちよつと御説明がありました專賣局關係に對する配給は、わずかと思いますけれども、數字の上でわかれば伺いたい。それから官廳關係のタバコというのはどのくらいになつておるのですか。お伺いいたします。
そこで特別に事情が變つて水利費とか或いは土地改良費等が掛かり、又現實に掛かるのでありますが、その時は又現に耕作する人の方に適当に移して行くと、こういう方法を採つておる即ち小作料そのものは變えないけれども、從来地主の負擔であつたものについて、その負擔が非常に殖える場合には、殖える部分については、これを現實の耕作者が支払う。こういう形において調整をして行くという方針を取つておるのであります。
もとよりこれは生れかわりであり、革命でありますから、新しい耕作者が中心となつて、農民の眞に自主的なる立場から指導者が變る。これを欲する。欲するけれども、あなたのように舊農業會の役員たるものは農業協同組合の役員たることを得ずというようなことを法律に明記する必要はない。
そうしてこの素人は、一坪菜園の耕作者は、種の良い惡いということは何ら知らないために、折角買つても發芽しないというような種が非常に横行しておるという現状である。こうした最近の事情を考えての取締規則と私共は考えておるのでおります。
むやみに均分いたしますと、耕作者などの場合は、たとえば子供が三人づつできますと、三分の一の所有權者になります。孫の代には九分の一、曽曽の代には二十七分の一の所有權者になる。つまり小作人の地位に転落して二十七分の二十六は他に地主があるということになりまして、むやみに世の中は複雜になるばかりで、これらが共産主義、社會主義がきらわれるゆえんじやないかと思います。
特に耕作權擁護の方に重點をおいている關係上、多くの耕作者の方に有利な解釋をされている。そうしてそれが縣の農地委員會に訴願された場合でも、ほとんど例外なしに耕作者の方に有利に取計らわれている。この點は衆目の見るところで、小作人がその土地の返還を申し出た場合でも、なおかつ小作人にもう一度返せというような委員會の解釋で、それを返還するというような行き方をとつているようです。
(拍手)民主化されたところの町村の食糧委員会は、一筆調査を行いまして、耕作者と協議の上責任基準量を決定し、その年の收穫高が基準量に達しないときは、耕作者の申出により実態調査を行い、その結果責任額の引下げを行うものとするのであります。 農家の保有量は、再生産の必要な量とし、責任基準量の総計より保有量を差引いたものが供出となるのであります。買上代金は即時拂いにすることは先ほど申した通りであります。
私は農地調整法などという、ばかばかしい法律をどうしてつくつたかと思つたが、はたせるかな、これは數十年經ちますと、今の耕作者は小作人の地位に轉落する。共有者の持分のみいたずらに殖えてきて、それに對する小作人の地位に轉落するのです。二十七分の一くらいの地主になりまして、二十七分の二十六の地主が後に控えておるというようなことは、わかり切つたことです。
(拍手) ここにおいて私は、耕作者側から考えておるところの一千万石増收対策を開陳いたしたいと存ずるのでございます。その第一は、節米によつて三百六十万石浮び出すことであります。農民が一年間一人当り一斗二升の保有米を浮び出すことは容易でございます。
違いまする點は、現在の耕地整理法につきましては、土地の所有者が主體になつておりますけれども、農地改革の今日におきましては、土地の耕作者が當然主體になるものと考えておりますので、その點を變えましてここに耕地整理法をもつてまいつたわけであります。耕地整理組合という名前は十分に意を盡くしておらぬと思いますので、土地開發組合という名前に新しくいたしたわけであります。
しかしながら農地の所有者というものは農地改革の點から考えましても將來はどうしても農業に密接な關係をもつておりますところの耕地整理關係等につきましては、耕作者を中心として事業をしたい考え、またそれによつて運營されなければならぬというな考えのもとに、從來の農地整理法を廢止いたしまして、土地開拓法案のうちにその關係を規定いたしたのでございます。