1969-06-19 第61回国会 参議院 農林水産委員会 第23号
要するに日本農業というものの位置づけがはっきりしない限り、現状を守っていくのか、あるいはこれをある程度切り捨てて後退をしていくのか、そして残ったものをよくしていこうとするのか、つまり日本の国民経済上における農村、農業、農民の位置づけというものが明確にならない限り私は絵にかいたもちに終わると思う。
要するに日本農業というものの位置づけがはっきりしない限り、現状を守っていくのか、あるいはこれをある程度切り捨てて後退をしていくのか、そして残ったものをよくしていこうとするのか、つまり日本の国民経済上における農村、農業、農民の位置づけというものが明確にならない限り私は絵にかいたもちに終わると思う。
以上のような点をあげてみますというと、本法が実施をされた暁において、市街地調整地域に指定された場合におきましても、先ほど来指摘した幾多の矛盾点を持ち、また、市街化地域に指定をされた場合におきまして、農業、農民のこうむる影響と問題点は数知れないものがありまして、問題は、私の強く要請したいことは、以上のような諸点を今後建設省等との折衝に基づいてどのようにこれを消化され、吸収されるか刮目したいと思います。
一体戦前、戦後を通じて日本の農村、農業、農民がどういう試練と苦難に耐えてきたのか、また戦後をとってみても、いかに苦労して——いかに苦労して、敗戦の廃墟の中から、今日自由主義国で世界で第二番目と政府・自民党が呼号するいわゆる経済の成長をもたらしたのか。こういうことに対しての国民全体としての認識というものが欠けているのじゃないか。しかも米の生産が過剰といって非難をする。
もしこれが事実であるとするならば、私はあなたに大きな期待をかけておる人々の期待を裏切ることがはなはだしいばかりではない、日本の農業、農民にとっても、また日本の多くの国民にとってもきわめて大きな不幸であるといわなければならぬと思うのであります。農政を財政の立場からだけものを見がちな大蔵大臣の福田さんにまかしておいたのでは、農業は財政硬直化是正の犠牲にされてしまいます。
ケネディラウンドにおける穀物協定にも見られるように、アメリカのごときは、国内の自国の農民を保護するためにきわめてきびしい独善的な態度をとってこれを日本をはじめ諸外国に押し付けている状態、それほど国内の農業、農民保護のためにはアメリカをはじめとして力を入れている。
そして農業、農民のまず安定をはからなければならない。農民の安定をはかるためと同時に、消費者に安定した価格を維持できるような方途をし、そして食糧が高級化していくに従った、それに対する要求に応ずるようなものの生産に当たってもらわなければならない。そういうような点に対しまして、決してただ作付転換をすればおあしをやる、ただ金の問題だけでものの解決がつける問題ではないだろう、私はそう考えます。
したがって、事が農業でありますから、非常な急転回をするということは、これは期待するのも無理でありますし、また、それはそうあってもならないことだと思いますので、今後の転回は、やはり農業、農民の実態を考えながらやっていかなければならないであろうと思います。
とするならば、米価の決定にあたっては、あくまでも零細農も一定の生活安定ができ得るという、時間労働農業が確立し得るというその立場においての労働賃金評価というものが、所得の補償、農業、農民生活の保障の立場で確立をされていくという米価の算定というものがなされていかなければならない、かように考えております。 さらに、米を安くするということをよくいわれます。
ただ、災害につきましては各般の政策を進めまして、たとえば、天災融資法等において特別な措置もとられるというふうに考えておりますし、農業、農民に対しては、政府としてもあらゆる手を尽くして、決して不親切なことはやっていないというふうに思っております。
したがって、われわれは時代の進展、特に日本の農政が、農業、農民のために、これは何といってもあるのでございますから、こういうことのたてまえから不断にやはり私は理解しやすいように、活用しやすいように、そうしてその意義が達成せられるようなたてまえから整理づけをやってまいりたい、体系づけをやってまいりたい、この努力はやっているつもりでございます。
農業農民こそ日本再建の大恩人だと私は信じております。のみならず、今日の物価高は歴代自民党政府の大資本、大企業本位の経済成長政策の当然の結果であり、農業農民こそはその最大の犠牲者でございます。 いまわれわれが当面している四十二年産米価にいたしましても、米価算定の技術的な論議よりも政治的な発言が特徴的であります。
○伊賀委員 御承知のように、今日の日本の農業、農民は、それは何だかんだ言いましても、米の価格支持というものが今日の日本の農民をささえておるいわばバックボーンになっておると思うのです。漁業の場合を考えてみましても、日本の魚に対する需要と供給のバランスから見ましても、まだまだ日本の漁業は日本の国内の需要を満たすまでにいっていない。
これは通産省の関係ではないから聞きませんでしたけれども、農業、農民の経営の問題ですね、これも非常に大きな圧迫をもたらしてくるというと、結局、これは自由化というものがほんの一部の大資本家にとっては有利になる、しかし日本の働いておる勤労者の大部分にとっては非常に大きな打撃をもたらすものになるのじゃないか。
これを指数化方式、積み上げ方式あるいは併用方式、いろいろ言われておるけれども、これらの問題が、一体農業農民団体が真剣に実態調査をして、そしてあの二万一千六十三円という計算をはじき出したのは、何も膨大な価格ではないのです。それをはるかに下回っておるから、安いんじゃありませんか、こう申し上げておるのです。
農業のおくれている生産性、深刻な労力不足、悲惨な出かせぎや兼業など、農業、農民が直面しておる重大な問題をほうっておいて米価だけを抑えるというやり方は、全く筋の通らぬことといわねばなりません。
○渡辺勘吉君 立場は運輸大臣ありますが、私の知る限りでは、農業、農民に愛情を持たれる点では、並みいる閣僚にもまさるとも劣らない中村運輸大臣であると理解をしております。ただいまの答弁はわかったようでわからぬのでありますが、尊重した、この際の改定にはそれらを存置したことが、財政的にも組み込まれているようでありますが、これは恒久的に存置したと理解をしていいのですか。そうだと言えばそれだけでけっこうです。
○佐藤(觀)委員 これが三ちゃん農業になる理由は、やはり農業、農民の収入が非常に低くなっているということが現実だと思うのです。私の選挙区は濃尾平野の中にあって、昔から農業の非常に発達したところでありますが、このごろ実際農村に行ってみると、農業に対して将来こうしようなんていう意欲はない。
そこで、大臣に申し上げるまでもなく、金融には金融の原理原則があるわけで、その原則を守らずに、本来あるべき政策のしわ寄せを金融政策に持ってくるということは、これはかえって農業、農民をスポイルをしてしまうというふうに考えるわけです。
○足鹿委員 私は、開放経済体制下における農業、農民保護政策を中心に、当面一しておる若干の問題についてこの機会に政府の所見を承りたいと思います。
○赤城国務大臣 いろいろ御注意もありましたが、私も農業生まれでございますし、責任のある農林大臣でございますので、日本の農業、農民を守るためには、こん身の努力をいたします。
しかも昭和三十六年には農業基本法が制定をされ、いわゆる農基法下の日本農業が、大きくしかも急激に変貌しつつあるこの日本農業情勢のもとにあって、その変化に即応した農村、農業、農民の実情と本改正案は全くかけ離れたものである。水稲中心といって差しつかえありません。