1954-03-22 第19回国会 衆議院 外務委員会 第22号
その内容がはつきりいたしますれば、現地の人たち、特に福竜丸関係、並びにこれを管理しております県、警察の関係の人たちと十分に協議いたしまして、その受諾し得る条件で場合によつてはアメリカとの共同調査ということもできるかもしれません。
その内容がはつきりいたしますれば、現地の人たち、特に福竜丸関係、並びにこれを管理しております県、警察の関係の人たちと十分に協議いたしまして、その受諾し得る条件で場合によつてはアメリカとの共同調査ということもできるかもしれません。
○加藤(勘)委員 先般ビキニ島環礁において、原爆か水爆かわりませんが、実験をせられて、その原子放射能の被害が日本の漁民諸君に及び、さらに第五福竜丸その他の物質に大きな被害を与えたことはすでに明らかにされておるのであります。
○並木委員 第五福竜丸の処理については外務省はどうお考えですか。アメリカの方の横須賀海軍基地へこれをまわして保護してもらうということをやらないならば、第五福竜丸は現状通りですか。現状通りではあぶなくてしようがないということであるならば、どういう処置をとつてこれを保護しますか。
○小滝政府委員 福竜丸は今まで私どもの承知いたしますところでは、日本側で保存しておいた方が都合がいいということ、でありますから、それが政府の考えであるならば、外務省としては当然日本側で保存するものであります。
第五福竜丸並びに原子灰によつて被害をこうむつた船員たちに対して、アメリカ側において治療をする。あるいはまた第五福竜丸の放射能の研究のためにアメリカ側にこれを引渡せ。このような交渉があつた場合において、政府はどのような考えをとるかを伺いたい。
○松前重義君 福竜丸はどうなりますか。
このたびの第五福竜丸の遭難事件につきまして、事件発生日は三月一日でございますが、当該船が現場を離れまして焼津へ帰つて参りましたのが十四日の朝六時でございます。
次に被災船の第五福竜丸の船長は船の位置を、いわゆる禁止区域の東方四十マイルと明言したはずであります。しかるにその後清水海上保安部からの海上保安庁への報告によりますと、報告は禁止区域の東北東わずか十四マイルしか離れていなかつたと書かれているようでありますが、これはどれが正しいのか、明らかにする義務があろうと考えるのです。
ことにわが国における第五福竜丸の乗組員二十三名の単なる生命の問題ではなくして、これは実に平和時における世界人類の脅威の問題でもなかろうかと私は痛切に感じたものでございます。
私が非常に心配しますのは、第五福竜丸よりも、もつとビキニ環礁に近接しておつた漁船はないか。あるいはSOSを発するいとまもなく爆発と同時に沈没したような犠牲船舶はないか、この点について明確にいたされたいと思います。
ビキニ環礁で漁船第五福竜丸が被害を受けたということは御承知の通りでありますが、外務大臣並びに海上保安庁当局にお尋ねいたしたいことは、漁船第五福竜丸の避難した海上の位置が確認されたかどうか、確認されたとしたら、どういう地点におつたかということを明確にしていただきたいと思います。