1949-04-07 第5回国会 参議院 本会議 第11号
即ち今後の我が國貿易のあり方として、從來のごとくバーター・システム即ち物々交換主義で行くか、即ち貿易の均衡を第一の主たる目的として行くべきであろうか、それとも通商の自由を理想として、一般最惠國條款主義を採つて行くべきであるか、この二つの大きな問題を今日決めてかかることが今後の我が日本に課せられたる大きな問題であるのであります。
即ち今後の我が國貿易のあり方として、從來のごとくバーター・システム即ち物々交換主義で行くか、即ち貿易の均衡を第一の主たる目的として行くべきであろうか、それとも通商の自由を理想として、一般最惠國條款主義を採つて行くべきであるか、この二つの大きな問題を今日決めてかかることが今後の我が日本に課せられたる大きな問題であるのであります。
いずれにしても今の世の中は眞正面の生活ができぬというところから、一應表面と裏面とにらみ合せて、一切の農村の経営なんかも、自主的というか、お互いが考えておるのであるから、同じ米をつくつても、供出米一本で行くということになれば、とうてい農村はやりきれぬけれども、そこのところのかいとして、余分に増産したものを幾分物々交換に使用しようというような、いろいろな点を含んで、農村は努力しておる点もあると私は思つておるのでありますが
要するに食糧に対しましても、多少供出の残りを、よくはないけれども、農村は物々交換をするか、あるいは多少横流しをして、そうして農村の必要なものを買い入れるというようなことで、食糧増産なんかも多少犠牲を拂つて、供出値段でやつておるが、タバコの栽培者に対して、自家用をどの程度に認められるのであるか、またどういうことをされておるかということがはつきりしないので、われわれもちよつと栽培者から聞いたのであるが、
でありますから、今日では生糸と小麦と仮に物々交換をしておる考えから見まして、昔とは余程違つておると思うのであります。殆んどこの計数で見ましても昔程有利ではない。從つて生糸を増産して、小麦に代えるのがいいのか。或いは生糸はこの程度にして置いて、むしろ値上り、生糸不足のために向うから値を上げて來るまで待つて、そうしてむしろ少しずつ輸出する。
況んやここ一、二年後に南方の米でも入るということになりとて、それをアメリカの陸軍豫算の中で拂つて貰える、或いは日本から物を出しまして南方の食糧品と物々交換いたしましたならば、その輸出品に對する支拂の金高だけをドルでアメリカで渡して貰つて他の工業品の輸入に充てるというような、陸軍豫算の支出を米國以外の生産物にも及ぼす、流用し得るということに大體なるらしいのでありまして、それとこのポンド匠域の綜合協定とが
○小野哲君 只今學校關係の、特に醫科大學その他の研究所の經費の經理に關して政府當局並びに會計檢査院からの御説明があつたのでありますが、勿論現行の法規によりましては、いわゆる世間に言つております物々交換というふうなものは認められないことは勿論であろうと思いますが、これらの學校なり研究所がこういうインフレーシヨンの非常に激しい時代において、それぞれの研究所を擁し、又は學校經營をいたして行きまするためには
そこで私は輸送のことも問題になると思うのでありますが、大肥料会社とあるいは農民との間に、最近直接交渉によつて肥料をもらうために米を出している、物々交換も行われているように考えます。しかもそれも公然と行われているように思うのでありますが、政府はそういうことを許しておるのかどうか。また肥料会社は金さえ出せば賣つてくれる現状であります。
從つて物々交換が行われ、その交換材料を持たない勤労階級が困ることになるのであります。これを防ぐにはあらゆる物資を配給制にすればよいのでありますが、これも戰爭中ならばとも角、今日の状態では誠に期待すべきことは困難であります。 偖、それではどうして新円階級に課税するか、その方法であります。併し工夫次第では新円階級も相当捕捉することができると思います。
しかし新圓の再封鎖は、通貨に對する信用がなくなる結果が物々交換が行われ、結局はその物々交換の材料をもたない勤勞者階級が最も困るという結果になるのではないかと思います。しかしてこれを防止するには、あらゆる物資を配給制にせなければならぬので、ちようど戰爭中にやつたようにせなければなりません。しかし戰爭中と今とは大分事情が異なりましてはなはだこれはむずかしいのではないかと存じます。
また物々交換的な物資もきわめて少い。從つて家計取引にさらされる面が非常に多いわけでありますから、インフレーシヨンの影響は、よきにつけ悪しきにつけ非常に直接的であり、先ほど申し上げましたインフレーシヨンの農村に及ぼす影響は、農業が小さくなればなるほど露骨に出るものと見なければならないのであります。
今日我が國の経済が世界経済の一環としてこれを取扱うのでなければ到底再建は困難であるということは、一致した意見であるのでありまして、先般八月十五日以來、我が國の外國貿易がここに許されまして以來、我が國はここに再生の思いをしてこの貿易の振興を冀つておるのでありますが、この外國貿易の在り方につきまして、これを從來のごとくバーター・システム、物々交換主義で行くべきであるか。
このマル公があるために、常に中古品が価格違反で取扱われ、あるいは消費者にいたしましても、またたけのこ生活者の売る者にいたしましても、たとえばやみ取引でいくとか、あるいは物々交換でいくとか、個人的な間において適當な値段で取引されるとか、すべてが政府の意図される方向に行つていないのであります。
そこで私どもの研究によりますと、現在の米價の上において流れてくるところの米というものは、大体七〇%——七割で、あと三割の農家の保有米というものを何というても物交でいこう、物々交換でいこう、おそらくこの態勢は、あるいは私がここでこういう演説をやれば、農民を煽動するとか、あるいは先ほど御答弁があつたように、だれかそういうことを言つて、農村の方の供出を阻害するというような御趣意に解釈せられる閣僚もあるかもしれませんが
しからばわれわれは、その努力に対しまして、百万トンを超える二十万トンというものは、その経営技能者なり、あるいはまたそれに從事する從業員なりの福利施設あるいは食糧その他のために、何らかの意味でこれを自由処分するなり、あるいはまたマル炭という制度を創設いたしまして、資材とこれを物々交換するような、何かこれは官僚惡統制に陷らないところの障壁を考えるということが必要ではないか。
バーター制、物々交換ということがきわめて顯著なる經濟現象の一つになつておる。その一つの現われといたしまして、縣自體においても食糧なりあるいは燃料なりその他縣民の生活上必要なる物資を確保するためのいわゆる報奬物資、あるいは見返り物資と申しまするか、さような點においてある程度の物資を縣自體が貯えておく必要がある。
ただ消費者に参りまして、一旦消費者の手に渡りましたものが、再びそれが物々交換なり、その他の方法によりまして料理屋等に流れておりますことは、これは否定できない事実だと私は考えるのでございます。この消費者に一遍渡りましたものが、それがいかに処分されるかという点までこれを適正にやる方法は、現在我々としても適当な方法がないと申し上げるよりいたし方ないのでございます。
今回の配給公團が出來ることによりまして、一層その点は消費者まで参りますことについては、殊に切符制度の活用等によりまして、十分適正に参るものと考えておりまするが、その後の消費者から或いは物々交換等によりまして行きますものは、嚴重にこれを取締るということは、現在不可能でないかというふうに考えておる次第であります。