1949-12-17 第7回国会 衆議院 人事委員会公聴会 第1号
従つてこのためには最低賃金制を確立するか、あるいは職階給與制度とともに最低生活保障給制度を併設して、職階給與制度においては給與を決定しても、その額が生活保障の額に満たない場合においては、生活保障の額を支給されるというような制度が別につくられるということか、考えられなければならないのではなかろうかと思うのであります。
従つてこのためには最低賃金制を確立するか、あるいは職階給與制度とともに最低生活保障給制度を併設して、職階給與制度においては給與を決定しても、その額が生活保障の額に満たない場合においては、生活保障の額を支給されるというような制度が別につくられるということか、考えられなければならないのではなかろうかと思うのであります。
○曽田説明員 組合側の要求はベースとして出されておるのではないのでありまして年齢別最低保障給ということになつておるのであります。従いましてベースは幾らの要求かということにつきましては、明瞭にお答えすることはできません。
それで現在調停にかかつております問題の対立点は、組合から年齢別の最低保障給を支給してもらいたいという問題と、越年資金の問題がございました。年齢別最低保障給の問題は、この組合の要求では十八歳で六千円、四十一歳で一万七千九百五十円、平均いたしますと大体一万三千円から一万四千円くらいのところになるのじやないかと思うのであります。
○冠木政府委員 公社側として組合側の要求の理論生計費に基きました最低保障給につきましては、計算上いろいろおかしな点があるということで一応計算いたしまして、七千六百円という組合に示した数字はございます。
具体的に申し上げますと、十八才から二十二才までの最低保障給が千九百円になつております。これを東京に直しますと二千四百七十円になります。税を引きますと二千二百五十円になります。バス代が東京ですと大体二百円いるのが常識でありますから、二千円ということになります。今主食を配給だけ買つたとしても四百五十円かかります。
なお、現行の年齢による最低保障給も、臨時給與委員会の第一報告書の定めるところにまつて、これを改訂することにいたしてあります。 なお扶養手当は、扶養親族一人について二百五十円、その支給方法は從前の通りであります。勤務地手当の地区区分、支給割合は、地域給審議会の議を経て大藏大臣がこれを定めることにいたしております。
尚、現行の年齢による最低保障給も、第二十七條の規定により臨時給與委員會の第一報告書の定めるところによつてこれを改訂することにいたしてあります。扶養手當は、暫定給與の場合における暫定扶養手常と同様、扶養親族一人につき二百二十五圓でありまして、その支給方法はすべて從前通りであります。
一時この點妥協ができまして、本年四月の十五日には組合側と一つの協定を結びまして、職種そのものに應じて、職務の内容に應じて、一應給與は定めるが、別に最低生活保障給というような観念を年齡別に、いわゆる年齡給的に考えまして、各年齡に應じて、たとえて申せば十八歳は五百六十圓。