1952-11-26 第15回国会 参議院 本会議 第5号
併し、平和を欲しながら、国内的には、防衛生産、兵器生産で日本経済の発展をと考えておるとするならば、これは驚くべき二律背反であり、且つ又完全な精神分裂症であると言わなければなりません。このことは、外交と経済を切り離して考えておる人々にも一言つておくべき問題と存じます。大蔵大臣は今後の日本経済のあり方について、どのようにお考えになつておるのでありますか。
併し、平和を欲しながら、国内的には、防衛生産、兵器生産で日本経済の発展をと考えておるとするならば、これは驚くべき二律背反であり、且つ又完全な精神分裂症であると言わなければなりません。このことは、外交と経済を切り離して考えておる人々にも一言つておくべき問題と存じます。大蔵大臣は今後の日本経済のあり方について、どのようにお考えになつておるのでありますか。
こういう一つの何と言いましようか、二律背反の上に立つていると申しますか、ジレンマの上に立つている。だからむずかしい。それをどの程度にそこを調和して行くかというところに具体的な問題があるのだと思うのです。私はそう考えておつて、そうしてできるだけ女子の就学などに便利のように考えて行きたい。
それがマルクス主義が持つているところの二律背反であるということをマルクス主義を批判する学者がよく言うのでありますが、レーニン及びスターリン等によるマルクス・レーニン主義及びマルクス・レーニン・スターリン主義というものは、ロシア革命を契機としてそれが実現されたのでありますが、特にそれが二律背反と言われておるととろのマルクス主義の革命的な方面、進化論的なレヴオリユーシヨンではなくて、レヴオリユーシヨナル
それで検査手数料を下げようと思うと人員の整理をしなくちやならぬという、二律背反的な問題にぶつかつておる。そこでこの検査はあくまで国営でやるべきものであるから、しかも消費者と生産者の両面の意味を持つものであるから、これは国家的な事務である。従つて一般会計でもつて負担すべきである。あまり独立採算を強調すべきではないということを、はつきりこの決議にもうたつてあるわけであります。
ある意味から申しまするならば、二律背反という現実のもとにこれを解いて行かなければならない。そこでこの産金業の方に重点を置いて参りました場合には、これは片一方の通貨の面が非常にそこなわれるという問題、通貨の方に重点を置けば産金業がうまく行かない、こういう根本的な問題にどうして行くかという問題であろうかと思います。
一般的に論じますれば、およそ洋の東西を問わず、治安立法に基く言論の取締りと基本的人権として保障せられております言論の自由とは、二律背反的な傾向を持つておりまして、治安立法がよくもろ刃の劍とか、劍の上に彫刻せられた法律であるとか呼ばれるゆえんであります。治安維持の立場から、時の取締り官憲が国民の言論活動の内容に侵入して来れば来るほど、一般的な言論の自由はそれだけ脅威を受けるものであります。
他面消費者の立場からいたしまするならば、できるだけ米価を低くし、生活費を低減し、それに基き生産物一切の物価の低減を来せという要請、すなわち二律背反の要請がここに出て参ります。従いまして、この問題は一方的な立場においてのみ解決し得ないという要素を持つております。
又民主主義が強く要求される場合には能率というものは或る程度制約を受ける、いわば能率というものと民主主義というものは二律背反と申しますか、相剋的な関係にあると、こう申して差支えないと存ずるものであります。
この人たちの意見は、外資に入ることは結構なことだ、但し先ほど藤野委員から御指摘のありましたように、不当な安い株価のときに、これを入れてよいかどうかという問題が実はあるわけでありまして、外資は欲しい、併し今の株価の段階で株を取得することはつらい、この二律背反するその中間のところで折合うというのが、本提案の内容になつていると御承知願いたいと思います。
而もその上に資本蓄積の至上命令が、前に申しました国民生活水準の確保との二律背反の激化によりまして、後者を犠牲にする傾向が強く出そうであります。
こういうような二律背反的なものは、発送配電一貫ということが必ずしも律しがたいものがあるのではないかという感じがいたすのでございまするが、今私があげたような幾つかの矛盾が、発送配電一貫という方式によつて、はたして解決されるでありましようか、この点をひとつお聞かせ願いたい。
しかし最初に取結ぶ講和の内容が、後にわれわれが望んでおる、講和をしたいと思つておる相手方の国々と、とうてい氷炭相いれないような、二律背反的なものを内容とするものに調印するということになりますれば、今あなたの言われた願望は、まつたく問題にならぬということになるのでありますが、その点はどうお考えになりますか。
○草葉政府委員 おそらく講和の内容は、今後だんだんと具体的になつて参りましようが、二律背反的な、永久の世界の平和のために、日本が講和を結ぶことが阻害になるような講和では絶対にないと存じます。
この二律背反的な考え方を、現在の日本の財政事情を考えてみて、真劒にお互いに研究してみたい。それができるかできぬかということを、お互いに、まじめに考えてみたい。ほんとうに世間に向つて、消費者には安くする、農民からは高く買うということが、いたして現在の財政事情でできるかできないぬかということであります。
どうもこれは二律背反的な関係に立つというふうに思われるのでありますが、これはどういうふうに解釈したらよろしいですか、御意見を承りたいと思うのであります。
また現在これまでの施策との間における二律背反の点について、われわれの納得の行きかねる点について政府の御見解を伺いたいと思います。
その二律背反する二つの命題を、どの点からいつごろから調和させるかということを伺いたかつたのであります。これと関連いたしまして伺いたいのであります。それは先ほども金融の問題は安本の次官から御説明がありましたが、もちろん内容のいい会社に対しましては金融なんかそれほど問題でないのであります。
あるときにおいては消費者の立場に立つて、農民から一銭でも安く米をひつたくろうとする一つの人格と、今度は、都会の人に賣りつけようとする場合には、農民の氣持になつて一銭でも高く賣りつけようという、いわゆる二律背反をして一個の行政官廳がやつておるという矛盾を持つておるから、あなたはそういうことを言われるが、これは明白に國際物價格水準に比較して、日本の米價が安い。
(拍手) 第二には、経済九原則をいかに施政の上に具現し、かつ九原則と民主自由党のいわゆる自由主義政策との二律背反をいかに調整せんとするかということを説明すべきであります。(拍手)取引高税の廃止、所得税の軽減、供米完了後の米の自由販賣等々の公約は、いつどうやつて実現されるのか。
從いまして俗に、あまり自由人權を保護するというと、國家の治案が保てない、公共の福祉が維持できないというような、二律背反的なものの考え方をするものの中には、やはり私は民主主義的なものの考え方を徹底的に追究していないという不備が現れておるのじやないか、そういうふうに考えるのであります。