1986-08-04 第106回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
「避難指示はなかった」、しかし実際は全域に避難指示はあったのです。なぜこういう認識になったかといいますと、「避難指示はなかった」「今回は大丈夫だと思った」、こう書いてあるのです。これは先ほど全域に避難勧告が出たのは午後四時十五分です。吉野町が発災を起こしたのは二十時二十三分です。避難勧告から四時間たってここでとうとい人命が失われたのです。
「避難指示はなかった」、しかし実際は全域に避難指示はあったのです。なぜこういう認識になったかといいますと、「避難指示はなかった」「今回は大丈夫だと思った」、こう書いてあるのです。これは先ほど全域に避難勧告が出たのは午後四時十五分です。吉野町が発災を起こしたのは二十時二十三分です。避難勧告から四時間たってここでとうとい人命が失われたのです。
発災当初六百五世帯、千九百三十二人が避難をいたしておりましたが、避難指示の解除が逐次行われまして、現在、避難指示の対象世帯は百二十三世帯となっております。なお、このうち、土砂流出防止用のH鋼の外側にございます四十八世帯につきましては、現在下水道の復旧工事が行われておりますが、それが済み次第、年内にも避難指示が解除されるというふうに県から報告を受けております。
○説明員(石橋忠雄君) 消防庁でございますが、松寿荘に対しましての避難指示の件について御説明申し上げます。 七月二十六日の発災に際しまして、湯谷団地につきましては避難の指示等をし勧告がなされまして、住民の避難がスムーズに行われたことは御承知のとおりでございまして、残念ながら松寿荘につきましては避難の指示がなされなかったということで犠牲者を出したということでございます。
○栗林卓司君 今のお話なんですけれども、避難指示が出た世帯というのは合計で六百五です。そこの中の三百九十四は指示が解除をされて現地に戻ると。二百十一はまだ避難指示が解除されてないんですね。いつになったら解除されますか、見通しはと言ったら、全然わからないと。それはそうだと思いますね。
○服部信吾君 松寿荘に関する避難指示がおくれた、このことについては県と市は改善策を話し合った。その中で、長野市地附山地すべり災害にかかわる避難命令の緊急通報システム、これを整備した、このように報告されておりますけれども、これによってどのような改善が行われるのか、この点について。
○説明員(杉岡浩君) きのうの衆議院で御答弁を申し上げましたのは、先ほど私、鶴岡先生に御報告申し上げましたように、県におきましては、その地区においてそれほどの大規模な地すべりはないと、こう知事が判断した、したがって市長からの避難指示はなかったというふうに申し上げたわけでございます。ミスがあった、なかったという判断はいたしておりません。
○説明員(杉岡浩君) 今回の事実につきまして、大規模な地すべりがないというような判断で避難指示が出なかったということを申し上げたわけでございます。事実関係のあれを言ったわけでございます。
○説明員(石橋忠雄君) 湯谷団地住民への避難指示は、七月二十六日午後二時ごろから団地内の集会所におきまして、県、市、さらに団地の自治会役員等約五十数名が集まりまして、県からの説明を受けた後に、県、専門家、さらに自治会役員から避難すべき区域の設定等についての意見を聞いた上であの時点での避難指示の発令になった、そういうふうに聞いております。
先ほど政府報告いたしましたように、当日、災害が発生するおそれがあるということで、その三十分前に一番危険と思われる湯谷団地に対しまして避難指示をいたしたわけでございます。
それぞれの災害部局におきまして、今回の地すべりの発生につきまして非常に危険になりました当日、まず危ないと思われる湯谷団地におきまして避難指示をいたしたわけでございます。それからさらに、予期しない大きな地すべりが松寿荘の方に起こってとうとい人命が失われたということについて遺憾でございます。
災害発生時における避難指示への住民の対応は、同報無線の有無でその差は大きく分かれます。王滝村と三宅島を比べた場合にそれがはっきりしていることは周知の事実であります。ただ、王滝村災害と三宅島災害とでは必ずしも状況が同じようなことではございません。三宅島は噴火をしてから溶岩が流れてくるまでに多少の時間がある、地震の場合は全く一瞬のうちに起こってくる、こういった違いはあると承知はいたしております。
何か、原因についてはつまびらかではありませんけれども、一説によりますると、ベルトコンベヤーの横ぶれ防止装置についての未設置であったことが原因ではないかとか、あるいはベルトコンベヤーの発火地点について保安監視員がいなかったのではないかとか、あるいはかって問題になったベルトコンベヤーが焼け焦げをしておったけれどもそれを放置したではないか、また、初期の消火と地上センターの避難指示を怠っておったのではないかということを
それで、先ほど御指摘いただきました、初期段階におきます避難指示、これとの関係でこの緊急センターがうまく使えなかったのか、あるいは一方が入気で一方が排気でございますから、若干の圧力の差だけで風門が完全に密閉機能を果たすことができなくなる場合もございます。そういったことによって、緊急センターとしての機能が十分果たせなかったのか、この辺につきましてはまだ全貌がわかってない段階でございます。
これまでも、警報の住民への伝達及び避難に関する事項は市町村の災害対策の中でも最も重要なものの一つであり、市町村地域防災計画に、避難の勧告、指示、その伝達方法、避難場所の開設等についてあらかじめ定めてありますが、具体的な避難指示の基準の定めがない、あるいはあっても生きたものとして住民にとらえられていないなど、不十分な点があることも事実でございます。
大雨が続いた後の集中豪雨だっただけに、大災害が十分予測されたことであり、住民への緊急避難指示を早期に出しておれば犠牲を最小限にできたのではないかと残念でなりません。こうした避難体制は、災害対策基本法に基づく防災基本計画や地域防災計画に定められていますが、これが真に実効あるものと言えるのでしょうか。 私は、防災対策の中に民主主義を貫く必要があると思います。
また、被災現場付近の住民に対しましては、同日、避難を指示し、避難所を開設、住民を二次災害から守る一方、災害相談所を設置し、不安の解消や相談に当たり、ようやく七月十四日、全住民に避難指示を解除するに至ったのであります。
と申しますのは、あの崩壊が起こった後、現地においては、その地域はもとよりその周辺地域におきましても、避難指示あるいは勧告が出ておりますね。したがって、現地ではその崩壊が起こった後、二次災害ということを考えて昼夜で監視体制を続けた、こう言っておりました。もっともなことだと思うわけであります。
火山灰が堆積しておりまして、急激に砂れきが流れてくるということでございまして、工事の施工にあたりましては十分注意するよう県が指導しておった工事でございますし、続いて八月九日の野尻川の事故におきましても、御承知のように、十六ミリの雨でこういう災害が起こるということで、非常に発見がおくれたということ、見張り人がちゃんとついておりまして避難指示を出したわけでございますけれども、残念ながらいま先生のおっしゃったような
そして、その後の避難指示あるいは避難の命令というものが出るまでは、自分の家の周辺でうろうろしている。ちょうど、アリの巣を急に石をまくったときに、アリがあわてふためいて巣の前でうろうろするというような行動が危急反応の傾向であります。