1978-06-06 第84回国会 参議院 内閣委員会 第16号
そういうことで、牛肉につきましても、総枠をストレートでこのためにふやすというのではなくして、アメリカの関心の深い良質といいますか、高級牛肉についてできるだけ努力しましょうという調整を行ったものでありまして、これまた畜産農家に影響を与えませんし、特に牛肉については、御承知のように価格安定法がありまして、卸売価格というものをきちっと決める、そして、畜産振興事業団が放出したり、あるいは輸入したり、放出を制限
そういうことで、牛肉につきましても、総枠をストレートでこのためにふやすというのではなくして、アメリカの関心の深い良質といいますか、高級牛肉についてできるだけ努力しましょうという調整を行ったものでありまして、これまた畜産農家に影響を与えませんし、特に牛肉については、御承知のように価格安定法がありまして、卸売価格というものをきちっと決める、そして、畜産振興事業団が放出したり、あるいは輸入したり、放出を制限
それぞれ立場が違いますので主張するところもありましょうが、私ども、先般の牛場・ストラウス共同声明におきまして高級牛肉を一万トン需要が増加するように相互の努力によって開発するということをうたったのは承知しておりますし、アメリカ側がこの点に期待をかけておるということもございます。それらの実行の過程を通じてアメリカ側ともいろいろ調整を図っていくという考えでおるわけでございます。
それから、特に高級牛肉については高級魚の消費と関連するのではないかということも考えられるわけでございます。この辺、常識論になって恐縮でございますが、計数的にはなかなか観測しがたい。しかし、牛肉に対する一般的な潜在的な需要はかなり強くて、価格が安くなれば相当程度ふえていくのではないかというふうに見ております。
牛肉についても、確かに高級品についてホテル枠を三千トン、そのほか一万トンの需要の開発を行うということをやりましたが、決してこれまた肉の枠を全体として一万トンふやす、三千トンふやすということじゃなくて、入れなければならない肉の範囲内において高級牛肉について関心を示したという程度でございますので、農村を犠牲にしての調整はしたくないということを貴いたつもりでございます。
たとえば牛肉にいたしましても総枠を特にふやすということではなくして、アメリカの関心の深い高級牛肉について配慮をするということであって、畜産振興事業団による買い入れによって価格の調整も行うということでございますので、むしろ私は、大変だ、大変だというムードそのものが農村に被害を与えるのではないか、農林省、われわれとしては、外圧によって実質被害のないように対処してまいらなければならない。
したがいまして、たとえばアメリカとの交渉におきまして、ホテル枠、高級牛肉三千トンというような枠を設定いたしましたが、これはまさに国際観光ホテルという特殊な分野だけの需要に限られるものでございまして、一般的な市場に流れてこの価格を乱すという性格のものではない、また、その程度の需要はホテルの中でこなしていけるというふうに考えているものでございます。
○杉山政府委員 アメリカとの交渉におきましては、先生いま言われましたように、ホテル枠は三千トンにする、それからホテル枠、一般枠を通じまして全体でもって一万トンの高級牛肉の消費拡大が実現するように相互に努力するということになっております。
すなわち、末端価格が異常に高くなっているとか、一部の業者が独占し、肉ころがしをして暴利をむさぼっている、こういったことなどでございますが、高級牛肉を扱うとした場合、さらにこれを助長することにならないかという懸念がございます。こうした点に関連して、事業団の売り渡し方式を改善すべきではないかという声があるのですが、こういったことは農林省としては検討しておられるのか、その点も明らかにしていただきたい。
○杉山政府委員 アメリカから高級牛肉が入ってくるだろうということは事実でございますが、その高級牛肉に限らず、事業団が売り渡す輸入牛肉、これ一般につきまして流通が明朗に、おかしなところに流れたり、おかしな形で超過利潤がたくらまれたりすることのないようにしてまいることは当然必要なことでございます。
それで、競合品目でありますミカンに影響を与えない範囲内で、しかも消費者にこたえるということで貫いたつもりであり、肉につきましても絶対量をふやしたわけではなくして、輸入しなければならない牛肉の中でアメリカの関心品目である高級牛肉について調整を図った。しかも、畜産物価格安定法によって、放出等の操作によって国内産牛肉の生産者価格を下げないという仕組みで対処した。
それから、高級牛肉の内容についてわからない、確かにそうかと存じますが、先ほど下田委員がお読みになったように、ホテル枠については三千トンとすると、そのほかに七千トンと、文書には書いてございませんが、それを含めまして、高級牛肉について二万トンになるように需要開発の努力を行うというのでございます。
で、最後になりますけれども、日米通商交渉の際に取り交わされた問題の中で、高級牛肉については一九七八年度以降にホテル枠及び一般枠の中でグローバルベース一万トンの輸入増がなされるよう相互に需要開発の努力を払うという、このくだりに対しての日米間の見解の相違があるんではないか。
○中川国務大臣 このたびの調整は、牛肉について約一万トンの高級牛肉の需要開発を行って輸入に協力します。こういうことでございますし、オレンジについては四万五千トン、そのうちの半分二万二千五百トンは六、七、八月、それから果汁についてはブレンド用として三千トン、ほかに二千トンのグレープフルーツジュース、これでもって、わが国の農政に大きく悪影響を与えることは時期的にもない。
そのほかに、高級牛肉について三千トンプラスアルファ、需要開発があってできれば一万トンにしたい。その努力分はまたプラスアルファで、二千トンにつき約千万ドルずつふえる、こういうことになります。したがって、三千万ドルから最高五、六千万ドル、農業だけはそういう数字の約束ができておりますから、はっきりいたしておるわけでございます。
○中川国務大臣 まず肉について申し上げますと、いつも申し上げていますように、五十三年以降であれ、五十二年分であれ、日本の肉の必要な量にプラスしてしゃにむに入れて日本の国内の牛肉を圧迫しようという考え方から発想しておりませんで、日本の国内の肉と輸入の肉とによって需給のバランスがとれる範囲内での高級牛肉のグローバルの枠の設定ということでございますから、肉の総量について国内に影響を与えるようなことはまずまずないだろう
黒字があったことに端を発して、農産物についても保護貿易という姿勢はいかぬのではないか、こういう議論が出てまいりまして、もう少し高級牛肉について買えるところがあるのではないか、あるいはまた、季節自由化をやっても日本の農村に異常を与えないのではないか、この辺のところは国内のことを考えてみてもできるのではないかという要請がございましたので、それは理解できるが自由化はできない、数量ならこのぐらいでという調整
ホテル用の高級牛肉、いままで一千トン、ところがもっと食べておった。それは日本の牛肉で入っているわけです。今度それがいかなくなれば、これで影響のないはずがない。ここいらの認識を農林大臣はもう一回認識し直さなければならないんじゃないかなという気もします。これが一つ。 オレンジ、いままで一万五千トン、これからは四万五千トン。この輸入は晩柑類、それからハウスミカンを直撃してくるんじゃないでしょうか。
もう一つは「高級牛肉については、一九七八年度以降にホテル枠及び一般枠の中でグローバルベース一万トンの輸入増がなされるよう、相互に需要開発の努力を払う。」それから四つ目「オレンジの輸入を三倍の四万五千トンに拡大する。」五つ目「かんきつ類の果汁の輸入枠を四倍の四千トンに拡大する。」こう書かれてあります。 この関税の前倒し引き下げの期日は四月一日、一九七八年。
肉については、決して増枠をして買い入れるということではなくして、日本で必要な肉の範囲内において、アメリカの関心である高級牛肉をふやせるものがあったらふやしましょう、こういうことでございます。
また、肉につきましても特に枠をふやしたわけではなくて、いわゆる高級牛肉というものをもう少し買ってもらいたいというので、日本全体の肉の必要な中において高級牛肉が買える者があるだろうかということで、ホテルについては三千トン、そのほか、そういう需要があるならば御期待にこたえますということであって、国内生産農家を、過剰な肉を入れて圧迫するようなことはいたしておらないということでございます。
これもこの際申し上げておきますが、アメリカから言われたから牛肉の輸入枠を必要でないものを一万トンふやしたということではなくして、総枠はこれは国内の需要、供給との関係を見て決めるものであって、来年度以降そういったことで買って努力をしてみましょう、三千トンプラス高級牛肉七千というようなものがあるかないか努力してみましょう。
それで、いま大臣が申されました高級牛肉の問題でございますが、共同声明には、「貿易上の措置」といたしまして、「相互に需要開発の努力を払う」、このようにうたわれておりますけれども、わが国のホテル牛肉の年間需要量は大体四千トンとみなされておりまして、今回ホテル用牛肉を三千トン輸入するとなりましたならば国産の高級牛肉二千トンを国内消費しなくちゃならない問題点が起きてまいります。
牛肉につきましては、いわゆる一般的なものではなくて、ホテル用の高級牛肉のみだと言われておりますが、それもストラウス氏等は一万トンを要求する。千トンを二千トンにしたのにさらに追加要求をしてきそうだ、あるいはオレンジの季節外自由化とか、あるいは枠の拡大ということも当然要求してきそうでございますが、そういった点について農林大臣としてはアメリカと合意する見通しがあると、そのように決意しておりますか。
ただ、ヒレとかロースとか、そういった高級牛肉が決まった規格で、まとまった形で入るという点では、非常に輸入肉というものが重宝がられているということは事実であります。
それを見ると、生きた子牛の輸入は関税割り当て制にする、ホテル用の高級牛肉は特別に輸入ワクを広げる、オレンジ、果汁の輸入ワクも広げる、その他関税を引き下げる、こういうようなことが報道されておるわけであります。これは自由化するということではないですけれども、輸入のワクをふやすという形で臨む、こういう報道がなされております。
でございますので、今回の差益の積み立ては八十円ということで、業界内部でも了承して、自主的に積み立てることになったのでございますが、今後国内の需給の調整をいたしますという見地から申しますと、ブリスケットのみではなくて、さらに、いわゆる外国産の牛肉の中でも比較的高級牛肉を輸入する必要があろうかと思うのでございますが、それらの取り扱いは原則的には畜産振興事業団にやらせたいというふうに思っておりまして、その