1949-05-09 第5回国会 参議院 農林委員会 第14号
この農業手形が起つて参ります理由につきましては、私共が申上げなくても農林大臣自身がよく御存じのところであります。そうすればその以外に取られる方法というのは、貯金等の拂戻し等についての諸措置があるだけであつて、それ以外のものについては、食管法に決められておる必要な資金の融通の計画というものが、全くこの現われておる資金措置の中には何らもう無策である。
この農業手形が起つて参ります理由につきましては、私共が申上げなくても農林大臣自身がよく御存じのところであります。そうすればその以外に取られる方法というのは、貯金等の拂戻し等についての諸措置があるだけであつて、それ以外のものについては、食管法に決められておる必要な資金の融通の計画というものが、全くこの現われておる資金措置の中には何らもう無策である。
こう言うのならばまだ一歩讓つても話は分るのですけれども、ただパリテイ計算上、今まで挙がつて來ている指數だけをそれの中に含めるということであつたなら、今までの米價がもうすでに安いということは農林大臣自身が御承知だと思う。その点を、その安くてどうにもならないという部分、それをパリテイ計算の中に盛り込んで行つて改善される御意思があるかどうか。
米價問題は非常に微妙でありまして、殊に農林大臣自身に決定權がないのであります。これは安本その他の關係が非常に重大でありますので、今ここで私が米價の豫想をはつきり申し上げるということは差控えたいと思います。しかし概念的に申し上げてよろしいと思うことは、大體今囘決定をいたしました麥、馬鈴薯を基準として一應米價が考えられることは當然であります。