1950-04-13 第7回国会 参議院 農林委員会 第24号
それによりますると、牧野か林野かという線をどこへ引くかという問題が論義の中心になるのでありまするが、その場の私共の考え方としては、従来牧野の指導方針、或いは又家畜のための草生というものは、裸地におけるよりも少し日蔭があつた方がむしろいいのだというようないろいろな実験結果から、〇・三という、これはテクニカル・タームで鬱閉度という言葉を使つておりますが、丁度太陽の光線が七〇%その草に当るように、三〇%程度
それによりますると、牧野か林野かという線をどこへ引くかという問題が論義の中心になるのでありまするが、その場の私共の考え方としては、従来牧野の指導方針、或いは又家畜のための草生というものは、裸地におけるよりも少し日蔭があつた方がむしろいいのだというようないろいろな実験結果から、〇・三という、これはテクニカル・タームで鬱閉度という言葉を使つておりますが、丁度太陽の光線が七〇%その草に当るように、三〇%程度
正確なものではございませんが、そういう裸地になつておつて、或いは草が非常に悪くなつておる、水源寺においても寒心すべき状態であるというようなところを考えておるのであります。その一部につきましては、従来の特定牧野というものと重なり合うところも、これは当然生じて来るわけであります。
水源山地の地質は花崗岩の風化せる眞砂岩にして、山腹は荒廃し禿裸地多く、一朝降雨時における洪水は多量の土砂を含み、急速に西條盆地の折曲流路を通過するため、護岸堤防等の決潰流失数々にして、被害は年々甚大なり。以上のごとき犠牲を拂いつつある現状なるを以て、当局に要望し、早急改修工事に着手せられたい。 これに対する政府のお考えを伺いたいと思います。