1953-10-27 第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第45号
やつておりまする投資の活動は、有価証券投資と不動産投資である。従つてわれわれが貸金業についているくな取締りを行つておりまするところの対象にも相ならない。これが第二点であります。 第三点は、これらの問題を金融機関として何か制度化をしてはどうかという御議論が当時非常に盛んに行われて参つた。
やつておりまする投資の活動は、有価証券投資と不動産投資である。従つてわれわれが貸金業についているくな取締りを行つておりまするところの対象にも相ならない。これが第二点であります。 第三点は、これらの問題を金融機関として何か制度化をしてはどうかという御議論が当時非常に盛んに行われて参つた。
匿名組合につきましてはいろいろなやり方がありますが、これは零細金融の融資をやつておるわけではないのでありまして、大体不動産を持つたり、株主を中心とした有価証券投資をやつておるわけであります。従いまして各出資者から集められた資金というものは零細なる企業者への貸出しということになつて実は現われていない、貸金業者におきましては、今お話の指摘された面が確かにあると思います。
いろいろうわさもありましたし、私ども普通の常識で考えれば、月に二分、三分の配当をして、しかもそれ以外の資産というものも持たないで、一方不動産投資あるいは有価証券投資をしておつて、うまくやれるかどうかにつきましては、非常に疑問を持ちましたけれども、さればといつて、これはどうしてもいけなくなるのだということを、私がはつきり確信を持つて考えたということもございませんし、またかりに考えたといたしましても、私
ところがその後議をいろいろ見て参りますと、いわゆる匿名組合方式による投資業、これは貸金をやらないものでありますが、例えば有価証券投資或いは不動産投資等を行なつておりまするもので、いわゆる投資業をやつている匿名組合におきまして金庫という名称を使つているものが三、四あるわけであります。
ただ問題は、ややともすればそれが投機的に流れるということがあつてはいけない、できるだけこれらの生命保険会社にしても、損害保険会社にしても、その有価証券投資というものは投資として飽くまでやるべきで、投機的な利潤を上げるといつたような考え方からはやるべきでないというふうに私ども考えております。これは保険会社の当事者としても恐らく基本的な考え方については変りはないと私は考えております。
○政府委員(河野通一君) 現在は運用資産の三〇%までが有価証券投資に充てることができるということにしております。三%以下ということになつております。私どもは全体の有価証券の形における資本というものが更に日本の経済の現状から見て払充されて行かなきやならんという必要性は非常に強いと考えております。
これは今の有価証券投資より、もつと心配だと思うのでありまして、そういうことが決して長続きのするものではございません。これは、戦争後みなまじめに働いてまじめな蓄積をするという風習よりも、何かちよつとしたことでうまいことをやろう、幾分賭博的な気持が一般に浸潤しておるからでありまして、これはただ道義の高揚とか一片の説教ではだめだと思うので、懲りなければだめだと思う。
第一問の有価証券投資等につきましてのことでございますが、放送法の制定に伴いまして、旧社団法人日本放送協会の財産は、昭和二十五年六月一日付で新しい現在の放送法上の法人に引継がれて来たわけであります。新しい協会は、この承継資産を基本財産としまして、業務を運営して今日に至つたものでありますが、この承継資産の中には、過度的に若干の株式、長期貸付金等が残つていたわけであります。
二十五年の十二月末におきまして、国債に投資いたしておりますものが約五千三百万円、地方債に投資いたしておりますものが六百八十万円、社債が一億八千八百万円、株式が四十七億七千六百万円、信託有価証券が約千六百万円、その他が三百五十万円、これが有価証券投資の内容であります。
我が国では昭和十六年、戰争の直前に初めて有価証券投資信託というものが行われたのでありますが、このときには投資信託法という有価証券投資信託という單独立法はなかつたのでありまして、信託法というものに準拠しまして足りないところは民法で補足して、この制度を実施したのであります。そしてこのときには、特定金銭信託の形をとりましたものでありますから、元本についても二割の保証が約款に謳われておつたわけであります。
この点どうも非常に公的な機関のようでもあり又銀行のようでもあり、そうかと思うと従来の貯蓄銀行みたいな有価証券投資に対する規定というものもここにない、何だか非常に性格があいまいなんです。銀行としたらもつと自己資本その他について貯蓄銀行みたいな非常にもつと預金者保護についての規定を徹底させなければいけないように思うし、そこのところが非常にあいまいなんです。
従つて銀行といたしましてはやはり資金の運用を、貸付と有価証券投資と申しますか、これに適当に配分しなければならぬ。そういう面からして、今後各金融機関がむしろ債券を希望されて、その面で消化が進むということがかなり期待できるのじやないかと思います。