1947-08-29 第1回国会 衆議院 本会議 第31号
第二点として、今日なお戦災地について優先賃借権のあることを知らない居住者や借地人が相当に多く、しかも最近の轉入難、資金資材難及び建築制限等諸種の事情から、居住者や借家人が一年以内に優先賃借権の実現をはかることは実際上困難であるから、さらに向う一箇年間申込機関を延長しようとするものであります。
第二点として、今日なお戦災地について優先賃借権のあることを知らない居住者や借地人が相当に多く、しかも最近の轉入難、資金資材難及び建築制限等諸種の事情から、居住者や借家人が一年以内に優先賃借権の実現をはかることは実際上困難であるから、さらに向う一箇年間申込機関を延長しようとするものであります。
實は實施いたしまする際に戦災地を中心に學校給食を進めたらどうかと思つたのでございまするが、いろいろの事情でとりあえず都市ということだけにいたしておりまするけれども、事柄といたしましては、お説の通りであると思います。また學校給食を適當な時に、いろいろ計畫を變えなければならぬときも來ると思います。そういう際には、ぜひまた私どもとしても、またそういう點についても努力をしてまいりたいと思います。
次にやはり内閣総理大臣の下に建設院をつくりまして、ここにおきまして従来内務省の国土局の所管しておりました国土計画、地方計画、都市計画、あるいは砂防、道路、河川、こういうような土木事業と、現在内閣にありまする戦災復興院において所管しておりまする戦災地の都市計画、その他の復興計画、それから住宅の問題、なほ連合軍より命ぜられておりまする庁舎の建築の問題、そういうものを新しい建設院において所管することにいたします
またすべての國民に對して必要最小限度の醫療を与えるために、殊に戦災地または無醫地等に對しては、なるべく速やかに公的醫療機關を整備する。かような公的醫療機關を整備に對しては、國庫において相當額の負担をなすこと。かような方針要領等を一応御承認を得ております。