1948-06-25 第2回国会 参議院 司法委員会 第47号
更に收容者の年齢の限度を一應二十歳と定め、原則として二十歳で退院させ、少年院の長が在院者の心身に著しい故障があり、又は犯罪的傾向がまだ矯正されていないため、退院させるに不適当であると認めるときは、少年を送致した裁判所に対して收容の継続を申請し、裁判所が收容継続の決定をした場合にのみ継続して收容することができるようにしたのであります。
更に收容者の年齢の限度を一應二十歳と定め、原則として二十歳で退院させ、少年院の長が在院者の心身に著しい故障があり、又は犯罪的傾向がまだ矯正されていないため、退院させるに不適当であると認めるときは、少年を送致した裁判所に対して收容の継続を申請し、裁判所が收容継続の決定をした場合にのみ継続して收容することができるようにしたのであります。
その使用いたしましたおもな事項は、第二復員局廃止による掃海管船事業移管運営に必要な経費、給與特別措置費の補足に必要な経費、刑務折の收容者に必要な経費、警察消防官の旅費補足に必要な経費、公定價格改訂等による燃料費その他の増加に必要な経費、航海、日当及び食卓料等増額に必要な経費であります。
決してそういうわけではないのでありまして、厚生省といたしましては、現在約二千三百の未收容者がありますが、これを全部收容いたすべく努力をいたしております。そのために療養所の病床も約一万の準備がありますので、現在は十分これらの人を收容し得ることと考えております。なおこのほかに、これは大よそでありますが、約千名の患者があると考えられますので、この発見にも大いに努力をいたしたいと存じておるのであります。
收容施設において被收容者用、事業專用の物資が從事者に横流しされておるという流言の起るのも、この辺に何かの消息が窺われるのであります。その五、授産事業用の原料物資の問題も又なかなか重要問題でありまして、作業品の選定が殆んど旧態そのままの選定方法であつて、殆んど今日の我が國の生産経済上の考慮が拂われていないというような例も少くありません。
次に年金及び恩給、これは格別のこともありません、刑務費においては、刑務收容者の増加等の関係を織こんで、その一箇月分を計上したわけであります。それから予算費は一億円計上いたしました。 それから雜件といたしましては、ただいま申し上げましたほかの経費を所管別に掲げたわけであります。
それでこの行刑における二つの面、つまり收容者を中心とした問題と、それから作業の問題と、この両面をこの委員会において諮問に應じて頂くということになつておるのでありますが、できるだけこの委員会が社会各層の方をお願いできたらと、かように思つておるのであります。ただ物の初めでありますので、余り多くちや駄目だというような見地から、どうやら地方管区にできまする委員会では九名というお示しのように承つております。
そうすると收容者の総人員が計二万二千八百七十八名であるます。收容定員の二万一千百五名を超過すること千七百七十三名であります。刑務所の施設から見まして実に飽和状態でありまして、種の刑務事故発生の一つの原因をなしておる現状であります。
それからその次は收容者の関係でありますが、いろいろございますが、その中特に被服関係が逼迫いたしております。大体刑務所管理におきまして、收容者管理におきまして、被服は二通り拵えるのがもう從來の鉄則とされておつたのでありますが、つまり外で着る着物と、それから舎房の中で着ます部屋着と、この一通り拵えなければならん。
それから今度は、もう一点申しますが、收容者の蒲團類と、看守の蒲團類でありますが、共に非常に不足いたしておりますが、これはやはり隱退藏物資になるかならないか分りませんが、繊維業者が相当に持つておりまして、これを政府が衣料切符の枠を廻して頂いて、入手するだけの十分用意は現在ございますからして、御盡力をぜひお願いしたいのであります。
実は先般來話がありますように、收容者が非常に殖えて來ると、一面においては戰爭中殆ど全面的に軍需産業に労力を供給しておりましたところの刑務所の労力というものがその提供先を失いまして、刑務所の中にも亦失業問題というものが生じておる、この刑務所の失業者というものを何とか有効に國家的な方向に使う方法はないものだろうか、こういうふうに考えておるのであります。
近く私共の機構が変りますと、行刑と保護が一体化されまして矯正総務局、少年矯正局、成人矯正局というふうな三局に分れまして、在來ともすれば行刑と保護とが分離され勝ちでございましたのが、更に行刑と保護を一体化いたしまして、そうして收容者の矯正、改過遷善を徹底させて行くということに相成りまして、行刑本來の仕事も收容者の改過遷善でありまして、いかに行刑で努力いたしましても出て参りました後の保護に欠くるところがありましたならば
それから函館の援護局から東北の各縣に收容者を運搬するに当りまして各縣との連絡が今まで予め十分でなくそのために、通知がなくして人を送つて來たり又通知がなくして人を送つて來たり、又通知と人員の到着との時間が非常に短か過ぎたりするために非常に受入地でまごつきまして、その結果、引揚者の最初の印象を悪くするというような場合が大部あつたようでございましたが、これは單に援護局の責任というよりも、東北地方の鉄道、通信
この省令によりますと、大體連合軍の要務に從事する者とかあるは補導所、養成所の入所者とか、あるいは入院患者とか、養老院の被收容者、こういう四つのものを具體的に示しておりますけれども、實情をいろいろお聽きしますと、將來日本を背負つて立つような學生の住居を安全にするとか、あるいはほんとに日本再建のために從事する銀行會社の人の住居の安全をはかるというような意味から、この法令が出ましたあと、主務大臣の定める省令
厚生省としてはその問題になつた職員二名、園長と合計三名を休職にいたしまして、それからその收容者から出ておりました要求の中、生活保護法による生活補助金一人一ケ月二百円を支給しろというのは七十円まで認めた、それから作業賃金の倍額値上げ、これは全部認めた、半強制労働の廃止、これも認めた、会計の公開、これは認めなかつた、患者、職員各半数を以て組織する運営協議会の設置、これも認めなかつた、衣食住の最低限の保障
ところが昭和二十一年の五月ごろから、犯罪の激増に從いまして、月を逐つて收容者が殖えて、二十一年の七月二十五日現在では一萬三千六百十八人という大きな數字が現われておるのであります。
それから矯正院の收容者に必要な経費といたしまして三百三十三万余円を計上いたしました、これは新物價体系に伴う收容者の食糧費の増加であります。その他に土地建物の買收、修繕に必要な経費といたしまして二百九十一万余円を計上いたしました。この主なるものは刑務所、拘置所の設置に必要な経費であります。これは過剩拘禁が非常に激しくなつて参りましたので、各地にこれに対應するための設備をする必要があるのであります。
なお補正第八號昭和二十二年度司法省所管の豫定經費要求額について御説明を申し上げますると、米、麥、石炭等の値上りによりまして、刑務所收容者に必要な食糧費、作業費その他の經費の不足を補うために二億四千五百餘萬圓を刑務所に追加計上いたしました。なお二十二年十月十四日の閣議決定に基きまして、即定豫算の人件費と物件費を節約するために、五千八百餘萬圓を司法大臣官房、司法省民事局その他から修正減額いたしました。
一、調査の目的 刑務所作業の合理化收容者に対する戒護の実情、監房施設の整備状況、刑務職員殊に看守の待遇問題、行刑に関する行政機構の問題等を調査研究する。 一、利 益 現下の行刑上の緊急問題に解決に資する。 一、方 法 関係者から意見を聽取し、必要に應じ刑務所施設及び構外作業に適する産業施設を実地調査する。 一、期 間 今期國会開会中。
○委員長(山下義信君) この際司法省の方々に資料の提出をお願いいたしておきますから、本日説明に相成りました各種の資料、それから矯正院における被收容者の處遇費、一日一人當り幾ら、或いは物を支給しておりますれば、それを加算計上して、處遇状況の分りまするように資料を整えて頂くこと、第三は保護團體におけるやはり同樣の處遇費、今一日一人當り幾らやつておるかという數字です。
拘禁過剰の問題を全國的に檢討するに、收容者一人當り〇・九坪を本則とする収容定員を、過剰拘禁の實情に鑑み、一人當り〇・五坪に引直したる全國刑務所收容定員五六、五二五人に對し、本年八月末日現在において八〇、七三三人を收容しおり、實に四三%の過剩拘禁となつており、又職員一人當りの負擔能力は、收容者四人を最高限度と考えられて來たのに、現在職員定員約一萬人弱で、右八萬餘人の行刑を擔當し、その勤務時間は概ね十數時間
私共の狙いは、是非強力にコミュニチィ・チェストの運動を展開いたしまして、この方面から相当の資金が得られて、入つている收容者の援護の問題もそこで解決して頂きまして、從事者の待遇も労働基準法の要求するところまで改善していきたいと思つております。
今後実地いたしまする收容者に対しましては、健康診断を嚴重にいたしまして健康者と下痢患者とを区分いたして取扱うことにいたしました。防疫資材に関しましては、数百トンのクロール石灰、クレゾール、D・D・T等をただいま手配中でございます。腸チフスその他の流行病を防ぎまするために、全水害地に健康診断及び予防注射を実施中でございます。
そこへもつてきまして、御承知のように收容者もまた非常に増加しておるのであります。靜岡の刑務所は戰災に遭いまして大半焼けてしまつた。
我々は理想といたしましては、〇・九坪前後、非常にいろいろの面で窮屈になりました関係上〇・五坪一疊を標準に定員を仮りに考えて参つたのでありまするが、靜岡の実情は二疊に三人の割で收容者を收容いたしております。これがために、收容者の氣分をいらだて、或いは嚴正な刑の執行につきまして少なからん支障を來たしていたことは事実であります。
今日の日本の情勢として、果して刑務所の建築のためにそれだけ予算が出し得るかどうかということは、相当問題だろうと思うのでありますが、いずれにいたしましても本当に治安を確保し、收容者と雖も、基本的な人権を尊重してやり、普通の行刑をやつて行くためには、それだけの施設はどうしても建てて貰わなくちやならんし、又それに要する職員或いは食糧、燃料というようなものも確保して貰わなければいけないのじやないかとこういうふうに
○政府委員(岡本善一君) 過剰拘禁の問題でありまするが、昨年四月以來、收容者の数が次第に上昇して参りました。それがために逃走その他の事故を惹起せしめたのでありまするが、收容者の数は年末ぐらいを契機といたしまして多少下つて参りました。