1950-12-08 第9回国会 参議院 予算委員会 第10号
○佐多忠隆君 その点は、物価高の原因が外国にある限りは、それは止むを得ないのだというお話だと思つていいと思うのでありますが、そうだとするならばああいうインベントリー・ファイナンスみたような非常な無理な御計画をなさる必要は毛頭ないのじやないか。
○佐多忠隆君 その点は、物価高の原因が外国にある限りは、それは止むを得ないのだというお話だと思つていいと思うのでありますが、そうだとするならばああいうインベントリー・ファイナンスみたような非常な無理な御計画をなさる必要は毛頭ないのじやないか。
これを外国の値上り以上にやつては困りますので、それを抑え、又輸出超過によつて通貨の殖えるということも又インフレの原因でありますので、インベントリー・ファイナンス、その他の施策を講じておるのであります。
○佐多忠隆君 それならばインフレの危險も強調して、あのインベントリー・ファイナンス等々の無理なことをやる必要は毛頭ないと思うのでありますか、その点は……。
○佐多忠隆君 そういう断片的なものは結構ですが、そうでなくて、私が特にそれを非常に重要に考えておるのは、大蔵大臣とドツジ氏との間で、恐らくインベントリー・ファイナンスをやるかどうかという問題をめぐつて、今後の日本のインフレ傾向といいますか、インフレ要因というものを、交渉するときにどういうふうにきめるか、今後の日本経済をどういうふうに判断するかというような問題について相当いろいろ話合いがあつたことと思
○山本米治君 今回の補正予算における問題点の一つは、いわゆるインベントリー・ファイナンスの問題であります。折角一般会計からする債務償還をやめたけれども、又々同じようなことをやるのじやないか。新聞等で伝えるところによれば来年も五百億、今度の補正予算で百億でありますが、そういうことが言われております。
先ほどの説明の中で、来年度のインベントリー・ファイナンスがどのくらいになりそうか、お答を願いたいと思います。
これ売程からいろいろお話があるようでありますが、大体政府の財政がインベントリー・ファイナンスとか、或いは債務償還とか、非常にぎしぎしした財政政策をとつておりまするがために、このしわを金融の面で以て今まで補つて来たのが現実であります。
それがインベントリー・ファイナンスという形、或いは又年末手当を與えようとしたけれども、それを創る、或いは税金をもつと政府は減らそうとしたけれども、その減税をもつと少しにして、そうしてここでいわばこの補正予算にちよつびり現われた。そしてこれが二十六年度の予算の本格的な性格となると思いますが、まあ國防財政ですか、國防財政というのは変ですけれども、そういうような形にはつきり変つて来た。
さつきに私が感心しないと申上げたのは、全体の方針でなくて、インベントリー・ファイナンスというものは金融技術的に考えてそういう税金でする必要はない。こういう段階においてはそういうことをする必要はないと思う、そのポイントでありますから、もう一遍はつきりしておきます。
先ず、減税の程度に関連した問題でございますが、これは勿論歳出の要求と、それから歳入の全体としての状況から割出される問題でございますので、現在與えられております結論に対して特に強くどうということはございませすが、ただ、今伝えられておりますところで、二十六年度には、二十五年度の補正予算もそうでございますが、二十六年度にも引続きまして一般会計からの外為特別会計に対するインベントリー・ファイナンスの繰入等の
これは見返資金にも関連した問題でございますので、先ほど木村委員からもちよつとお話がございましたが、インベントリー・ファイナンスは一体どの程度にお考えになつておるか。やはり見返資金の問題、輸入の手続の簡素化の問題等に対しまして通産省にお聞きするほうが適当かと思いまするが、大蔵省側といたしましてどういうふうに御構想を練つておられるか。これを一つ概略承わりたいと思います。
そうしてその主なアイデアである終戰処理費と、それからインベントリー・ファイナンス、それと予備隊の費用、それと減税の……、これは予算上の減税、税法でなく予算上の減税がどうなるか。この四点について大体わかつていればお伺いして置きます。そうしませんと、この補正予算を審議するのに中途半端なことだけでぽつんと審議してもわからない、審議しにくい。一つわかる範囲で……。
○佐多忠隆君 インベントリー・ファイナンス、外為会計の赤字百億というのは、これは百億出ることは当初からちやんと予定されていたのですか、最近の事情の変更によつてこういう赤字が出るというふうな計算なのですか。
これを活用することなく一般会計からするインベントリー・ファイナンスを行いまして、而も市中銀行のオーバー・ローンを解消しようというのでありますから、このしわは当然中小企業に寄せられることになりまして、金詰りを通じて、いわゆる生産の発展は期し得られないのであります。補正予算の中に若干の中小企業関係費目が計上されておりますけれども、この程度では絶対問題の解決にはなりません。
そうしてインベントリー・ファイナンス、ああいうふうなところに融通をして頂くのが有利だと思います。そうして来れば金が自然流れに従つて行くのであつて、ああいう一時的のことをやると金が詰つて来る。
○説明員(河野一之君) 只今書類を持つて参りませんが、本年度の外為特別会計はユーザンスの問題に絡みますが、インベントリー・ファイナンスがなくて済むということになると思います。見返資金の方から百九十億円ぐらい入れまして、大体そういう事態が起らないで済むというふうに私は考えております。
あれは本当は見返りから廻さなければ……、インベントリー・ファイナンスの赤字として税から賄うべきであつたのを見返りの方から廻したという、こういうことなんですか。
特別会計の方ですが、外為特別会計の方のインベントリー・ファイナンスの問題ですが、あれはどういうふうにやりましたか、お伺いしたい。
又今までの食管会計で、インベントリー・ファイナンスと申しますか、運転資金の増加を或る程度消費者価格に入れておる。これもあるのであります。而して又御質問のありました経費の点もあると点と思います。で、大蔵省は従来からこの経費の節約につきましては、どこよりも強い孝でやつておりますから、今後におきましても、その消費者価格を少くする、成るべく低くすることにつきましては努力いたします。
而して又最近御審議願いたいと思うのでありまするが、来年度は実際的に債務償還は三百五十億円程度、予算には例えば債務償還費として五百億円上つておりますが、復金から二百億足らずの收入がありますので、又インベントリー・ファイナンスをやりますと、来年度は三百数十億で、今年度はどうかと申しますと六百数十億の債務償還になります。