1947-11-05 第1回国会 衆議院 予算委員会 第15号
なお今次補正豫算の編成に際しましては、財政法が公債財源で賄うことを認めておりますところの公共事業費及び政府出資金につきましても、その財源を普通歳入によつて確保し、さらに當初豫算についても再檢討の結果、人件費、物件費、補助費等の全般にわたり、眞にやむを得ぬものを除いて、おおむね豫算額の一割程度を豫算上減少するため、別途豫算補正第八號を提出することといたしたのでありまして、健全財政の確保に全力を傾けた次第
なお今次補正豫算の編成に際しましては、財政法が公債財源で賄うことを認めておりますところの公共事業費及び政府出資金につきましても、その財源を普通歳入によつて確保し、さらに當初豫算についても再檢討の結果、人件費、物件費、補助費等の全般にわたり、眞にやむを得ぬものを除いて、おおむね豫算額の一割程度を豫算上減少するため、別途豫算補正第八號を提出することといたしたのでありまして、健全財政の確保に全力を傾けた次第
しかも、本予算を拝見いたしますと、貿易資金並びに復興金庫等の生産的政府出資金までも税で賄おうとしておられるのでありますが、かくのごときは、國民経済の現実を無視するとともに、理論的にも現下の國情に適合せざる形式的な健全財政と申さねばならぬのでありまして、これらの貿易資金、復興資金並びにその他の厖大なる特別支出は、その年度の國民所得において賄うにはあまりにも厖大でありまして、負担過大でありますがゆえに、
なお今次補正予算の編成に際しましては、財政法が公債財源で賄うことを認めておりますところの公共事業費及び政府出資金につきましても、その財源を普通歳入によつて確保し、さらに当初予算についても再檢討の結果、人件費、物件費、補助費等の全般にわたり、眞にやむを得ぬものを除いて、おおむね予算額の一割程度を予算上減少するため、別途予算補正第八号を提出することといたしたのでありまして、健全財政の確保に全力を傾けた次第
第六が司法及び警察費、第七が教育文化費、第八が社會及び勞働施設費、第九が保健衞生費、第十が産業經濟費、第十一が公共事業費、第十二が價格調整費、第十三が物資及び物價調整事務取扱費、第十四が行政共通費、第十五が地方財政費、第十六が年金及び恩給、第十七が政府出資金、第十八が國債費、國債の利拂等に要する國債費、第十九が終戰処理費、進駐軍關係のものであります。
かくなりましては、今日貿易再開とか、又生産再開の面におきまして、殊に中小企業の問題等においては相當の産業資金の放出を豫想せられる今日、その三分の一が公團の政府出資に取られるようでありまして、産業資金の面におきまして相當壓迫を與えるのみならず、又その公團の政府出資金が民間に放出せられますことによつて、更に又今日のインフレを激化させるような懸念が非常にあるように私は思うのでありまするがゐ現政府におきましては
他面千五百萬圓の政府出資その他の出資になる資産というものは整理勘定に留保いたしまして、缺損を生せしめないように政府出資金はそのまま囘收し得る。それから損害保險中央會にありましては、これは五千萬圓の出資金になつておりまして、全額政府の出資金であります。これまた生命保險中央會の場合と同樣に整理勘定に殘るのであります。
次に政府出資金の豫算額についてでありますが、これは七十一億圓となつております。これは復興金融金庫に對する出資金が六十億圓、各種の公團に對する出資金が十一億圓見當であります。
尚お公團の会計につきましては、その基本金が政府出資金である建前から会計檢査院がその檢査に計ることにいたしておるのはこれ又他の公團の場合と同様であります。