1947-07-09 第1回国会 参議院 本会議 第14号
將來への希望を與える問題でありますが、食糧を中心としまする只今の苦痛は、これはしばしば農林大臣がお答えいたしておりまするように、新らしい米穀年度十一月までどうしてこれを食い繋いで行くかということにかかつておるのであります。この点につきましては農林大臣がしばしばお答えいたしたことで御答弁に代えたいと思います。
將來への希望を與える問題でありますが、食糧を中心としまする只今の苦痛は、これはしばしば農林大臣がお答えいたしておりまするように、新らしい米穀年度十一月までどうしてこれを食い繋いで行くかということにかかつておるのであります。この点につきましては農林大臣がしばしばお答えいたしたことで御答弁に代えたいと思います。
私といたしましては、飽くまで今米穀年度内におきまして、この遅配を必ず補う。こういう決心の下に盡力をいたしております。 〔國務大臣栗栖赳夫君登壇〕
それから來米穀年度でありまするところの十一月の一日からは、私の現在の信念といたしましては絶対に遅配欠配を行わないように、來米穀年度からはこの点において絶対一つやりたいということ、このことは、かように申します理由というのは、今年の稲作というものはもとより昨年ほど天候は良くないかと思いまするが、現在配給いたしておりまするところの肥料の面から申しますると、昨年よりは相当良いのであります。
しかるに、連合國では二十一米穀年度においても、輸入食糧を二十四万六千トン、約百五十七万石も放出を許可されておつたのでございます。世界各國、その食糧事情の窮迫を告げておる際、連合國のわが國にとられたる理解ある措置は、偉大なる精神の現われとして、われわれは感謝感銘している次第でございます。
加里の方面におきましては、殆んど絶望状態にありました加里が段々輸入されまして、約十一万トンの輸入を得ておるのでありまして、この議会以來、今期米穀年度におけるところの誠に暗いことばかりの説明を申上げておるのでありますが、この肥料面の方から申しますると、硫酸アンモニアの生産もこの六月におきましては月産七万トンを突破するというような状況でありまして、順次その増産方面に関しましてはいわゆる上昇の面に向つておるという
従つて第一次において不十分なる点においては、第二次、第三次と順を追うて、この米穀年度内におきましては必ず何時かの方法によつて、この遅配というものを飽くまで無くして行きたいという全努力を傾倒するものであるということを申上げておきたいと思います。
我々といたしましては、この米穀年度内において何らかの方法によつて打てるだけの手はあらゆる手段を盡して、この遅配欠配をなくするということについては、閣僚全部この点に関しましては、あらゆるその省の立場において全力を傾倒するものであると考えて戴きたいと思うのであります。
世界の食糧事情その他諸般の関係から、到底この二百万トンの輸入食糧を現米穀年度内において得るということは困難になつたのであります。第二は二十一年産米の一一〇%の農家供出というものが、大体において一〇四%程度におきまして完全なる頭打ちとなりまして、約六%、石数からいたしますと百六十余万石というものが供出不可能という立場に立至つておる点であります。
これを要するに、現在の食糧事情をこのままに放任をいたしまするならば、ここに十六日間の遅配を予想せられ、前内閣時代からの遅配八日間、六月中におきまするところの遅配四日間、合計十二日と、この十六日の遅配を合計いたしますると、ここに二十八日間の食糧不足という問題が、この米穀年度において現われてくるのであります。