1969-06-24 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第40号
昭和三十年以降、高度経済成長を推進する独占資本主義体制に奉仕する政府は、土地、気候等自然条件に左右され、かつ零細農耕制による農業、農民に対し、弱肉強食の猛威をふるい、わが党反対の農業基本法の制定をはじめとして、機会あるごとに選別政策を強行し、農業労働力を企業に吸収して、農業の老齢化、婦女子化を招き、農業生産の基盤である土地に対しては、資本にものをいわせて蚕食し、農民と土地とを資本に従属せしめる政策をとってきたのであります
昭和三十年以降、高度経済成長を推進する独占資本主義体制に奉仕する政府は、土地、気候等自然条件に左右され、かつ零細農耕制による農業、農民に対し、弱肉強食の猛威をふるい、わが党反対の農業基本法の制定をはじめとして、機会あるごとに選別政策を強行し、農業労働力を企業に吸収して、農業の老齢化、婦女子化を招き、農業生産の基盤である土地に対しては、資本にものをいわせて蚕食し、農民と土地とを資本に従属せしめる政策をとってきたのであります
○足鹿覺君 農林大臣に伺いますが、総合農政のしょせん最終的なねらいとしているところは、農村人口を少なくとも現在の半分程度にとどめていく、あとは離農政策を推進をしていくと、つまり選別政策をいかに合理的につつがなく進めるかということに一読して私どもは見受けたわけであります。
これは農民同士の競争に勝った者だけの所得を補償する選別政策でありまして、独占資本はふところ手のまま、低廉な労働力を入手できるという基本法農政の本質をいままでいろいろカムフラージュされてまいりましたが、この米価据え置きによりまして、いよいよ赤裸々にむき出しにされたことを物語っているのであります。