1953-03-12 第15回国会 衆議院 通商産業委員会 第33号
しかるに戦後世界各国の輸出補助策といいますか、輸出に対するところの具体策の成果は顕著なものがあるのであります。たとえば独、仏のごとき、国際収支の逆調に悩み、輸出振興にありとあらゆる手段を尽して、優先外貨制や、また減税処置などの積極的輸出振興策に直進しておるのであります。そして海外諸国に負けないところの目ざましい回復を遂げておる。これは貿易指数によつても明らかになつておると思います。
しかるに戦後世界各国の輸出補助策といいますか、輸出に対するところの具体策の成果は顕著なものがあるのであります。たとえば独、仏のごとき、国際収支の逆調に悩み、輸出振興にありとあらゆる手段を尽して、優先外貨制や、また減税処置などの積極的輸出振興策に直進しておるのであります。そして海外諸国に負けないところの目ざましい回復を遂げておる。これは貿易指数によつても明らかになつておると思います。
そこでこれに対してすぐに国の補助策をとるかどうかという点につきましては、一番の難点は、御指摘の通り海上で運ぶ場合、全体としての輸送費が陸上に比べて非常に高い。従つて荷主としては多少の遅延があつても、陸の輸送を待つた方が得策ではないかというので、海に流すのを渋つておるわけです。従いましてこれを無理やりにでも海に流すという場合には、そこに国の補助ということが必要になつて来るのであります。
なおこれらの輸出船が先進国に相当輸出されておることから見ましても、わが国の造船技術がほかの一般の輸出品に比べて非常にすぐれておることを裏書きするものでありますが、しかしたとえば船の推進性能とか、あるいは船型については、少くとも世界の各国に比してひけをとらないのでありますが、戦時中あるいは戦後のいろいろな空白時代におきまして、その他の一般の技術とともに、造船に関する技術の助成及び補助策が全然講じてないために
そういう意味から申し上げまして、補助金あるいは研究費の補助というような、具体的な補助策を盛られていない。制度は遅れているというようなことは、日本の機械工業の現状をよく御存じになつておられる尾崎委員は、その点私と同感であろうと思います。 それから検査で行けるのではないかということですが、私は率直にこう思うのです。
もう今日ではすでにその時期であろうかと思うので、増反開拓農民に対するところのかような趣旨内容の補助策も一つ考えてもらいたいと思うのであります。
と申しますのは、実施上の隘路につきましてこれを解決するような権限なり、あるいは補助策なりを講ずべき必要がまだ考えられるのでありますが、それらの改正は後日に讓りまして、今日の段階におきましては、今申し上げましたように、完成されました計画をいかにして行政の上に反映せしめるかというような点に重点を置きまして、今次の改正案を作成した次第であります。 大体要点は以上の通りであります。