1952-03-18 第13回国会 衆議院 経済安定委員会 第10号
それは「世界」四月号に、清水さんという日本の良識者が書いている言葉があります。「そこで、私は国会の速記録を取寄せて読んでみました。簡單な新聞記事でも窺はれることですが、速記録を読んでみて、全く想像以上であることに呆れました。野党の議員の真面目な質問にも拘らず、政府の答弁は、申合せたように、冷淡なものであります。曖昧なものであります。不真面目なものであります。鼻の先であしらふやうなものであります。
それは「世界」四月号に、清水さんという日本の良識者が書いている言葉があります。「そこで、私は国会の速記録を取寄せて読んでみました。簡單な新聞記事でも窺はれることですが、速記録を読んでみて、全く想像以上であることに呆れました。野党の議員の真面目な質問にも拘らず、政府の答弁は、申合せたように、冷淡なものであります。曖昧なものであります。不真面目なものであります。鼻の先であしらふやうなものであります。
従いまして文部大臣に対しまして、専門的な立場、また広く良識者という面からの意見を、この委員会を通じて文部大臣が聞くというのに、最も適当なる構成をまず考えることから出発して来たものと考えます。そういうような立場からいたしまして、必ずしもこれを全国民から一般に公選によつてこうした諮問委員会をつくるというような考えは、委員会それ自身としては持たれなかつたのだと考えられます。
昨日の読売にも出ておりましたし、どの新聞を見ても、或いはニユース解説を聞いても、或いは社会の良識者の意見を聞いても、教育委員会の方、この監督者の意見を聞いても、第一線の教員は勿論のこと、殆ど国民的な輿論のように見受けられるわけなんですが、こういう法の内容の重点的な二三について率直にどういうふうに考えておられるか、それについて努力する意思があるかどうか、それをはつきりお答え願います。