1959-03-04 第31回国会 参議院 予算委員会 第4号
しかしながらその罪質と申しますか、犯罪の様相が非常に凶悪化し、あるいは粗暴化しておる、特に性的犯罪が非常に多くなっておるということは、第二の国民についての問題でありますだけに、国家の将来のため非常に憂慮すべき問題と思うのであります警察といたしましては、これらの青少年の非行化防止につきまして、警察の立場において努力をいたしておるわけでございますが、やはり根本は社会全体の何と申しますか、風潮が善美な方向
しかしながらその罪質と申しますか、犯罪の様相が非常に凶悪化し、あるいは粗暴化しておる、特に性的犯罪が非常に多くなっておるということは、第二の国民についての問題でありますだけに、国家の将来のため非常に憂慮すべき問題と思うのであります警察といたしましては、これらの青少年の非行化防止につきまして、警察の立場において努力をいたしておるわけでございますが、やはり根本は社会全体の何と申しますか、風潮が善美な方向
現下、これらの暴力によって惹起される事犯の趨勢を見まするのに、もっぱらいわゆる粗暴事犯に限定しても、大は近時各地に続発しておる暴力団相互の殺傷事犯から、小は押し売り等に至るまで、その種類は種々雑多であり、また、最近における注目すべき現象としては、少年の犯罪の粗暴化の傾向、性的犯罪の増加、暴力的徒輩による被害者その他の者に対するお礼参りの事犯の発生等が指摘されておりますが、本法案は、これらの事態に対処
と同時に、その犯罪の発生の傾向を見まするに、凶悪粗暴化すると同時に、交通機関の発達等とも関連があろうかと思いますが、いわゆる犯罪が広域化する、広い地域にまたがっての犯罪が多くなってきている、また再犯者の数がふえている、いわゆる常習犯がふえている、こういったような量的に犯罪の発生件数がふえておるのみならず、質的に悪化する傾向にあるということはまことに憂うべき現象であると思うのであります。
それと関連して売春、性犯罪、暴力、この三題話ではありませんが、そういう関連において、最も社会経験の深い、そういった現象に映画そのものを通じて非常に鋭い観察力、洞察力をお持ちの方々の御見解と、それから、繰り返して申して参りましたように、映画と青少年犯罪との関係、特に性犯罪、青少年の粗暴化、暴力犯罪あるいはそういった問題についての皆さんのお考え、こういう点について一応御所見を伺いたいと思うのであります。
粗暴化した、非常に乱暴になっておるということであります。強盗犯の中で、特に強盗殺人とか強盗強姦、強盗傷人というような、凶悪強盗の占める割合が三十二年上半期では、三六・六%となっておるのであります。三十年、三十一年は、これが三五%であったのでございます。それから、粗暴犯といいますか、非常に乱暴な粗暴犯がふえておるということは、暴行、傷害、脅迫、脅喝などの犯罪の発生がふえておる。
昨年の一月から九月までの統計について見ましても、青少年犯罪全体の件数が増加しておるばかりでなく、粗暴化の程度が激しくなっており、性的関係の風俗犯が増加しておる。また性関係に原因する殺人事件が多くなつておることが特徴となっておるのであります。なお、このように犯罪を犯すまでには至っておらない不良化青少年の増加も、また想像にかたくないところであります。