1970-05-07 第63回国会 参議院 文教委員会 第15号
の精神にのっとりましてその自主性というものを十分発揮していただく、そして特徴ある大学をつくっていただくということが私は非常に望ましいことであるというふうに思いまするので、やはり私学のサポート、ノーコントロール、サポートいたしましても、そのサポートいたしましたお金について、やはりこれは血税でございますから、国民のために明らかにする、適正に使われておるかということはやらなきゃならないけれども、しかし私学自身
の精神にのっとりましてその自主性というものを十分発揮していただく、そして特徴ある大学をつくっていただくということが私は非常に望ましいことであるというふうに思いまするので、やはり私学のサポート、ノーコントロール、サポートいたしましても、そのサポートいたしましたお金について、やはりこれは血税でございますから、国民のために明らかにする、適正に使われておるかということはやらなきゃならないけれども、しかし私学自身
しかし、従来は、ともいたしますとノー・サポート・ノー・コントロールであるからこそ、実を言いますといろいろの問題も指摘されたわけでございまして、しかし、いままでのような状況ではいけませんよ、いかに自主的に——また、私学というものは、教育の内容あるいはまた人事権というような基本的な問題についてはこれは私学自身が持つべきものでありますし、それに対しまして私たちはいたずらに干渉をしようという気持ちはございませんが
つまりなぜ上げられないかということは、私学自身も非常にばかであったのは、学問の美名に隠れて、金銭のことについてあまり考慮するということはいさぎよしとしないというような妙な気風をわれわれは持っておった。新聞代が千何百倍になっても、まだのほほんとしておって、しかも官学では、しゃれたライスカレーを一ぺん食えばなくなってしまうような月千円の授業料でもってゆうゆうと筆答試験の秀才がやっておる。
同時に、それほどのお金というものを、私学に助成をするからには、私学自身、やはりその教育の水準向上のためにこれが使われるということでなければならないのであって、その最小限度の規定というものは、これは守っていただくという前提に立って、そのことは決して私学の自主性というものを守ることではあれ、これをそこなうものではないというふうに思います。
同時にしかし、このようなお金が注ぎ込まれるわけでございますから、私学自身におかれましても、その使命の大きさ、社会的責任の大きさというものに留意されまして、みずからもこの私学振興のためにまたその使命を果たしていただきたい、こういう気持ちはあるわけでございますけれども、そのわれわれの意図いたしますところは、私学振興財団によって私学をコントロールするとかなんとかいうことは、毛頭考えておりません、むしろ私学
また、こういうような助成の道を開いたからといって、直ちに教育の内容とか、あるいは大学の自主性をおかすような、人事権にまで一々われわれがくちばしを入れるというようなことは、慎まなければならないことだというふうに考えるわけでございまして、むしろ私学自身がほんとうに建学の精神にのっとった特徴ある大学、国立大学に見られないような創意くふうをこらした大学としてよみがえるということを、私は期待をいたしておる次第
それから、経営経理の合理化については、調査会の答申でも言っておりますように、内部監査だけではなしに、外部監査的なことも考えていくというようなことが指摘されておりまして、その意味においては、私学自身も、私学団体においても、たとえば経理準則を定めて合理化するという動きが進められております。
こういうようなことでありますから、政府も積極的に私立学校振興方策調査会、かような調査会を設け、そうして基本的にいかにあるべきか、経営から同時にまた管理形態、また、その他の政府の助成、また、私学自身の経営の基礎的な考え方等々を検討いたしておる次第でございまして、政府は、いずれこの調査会が結論を出しました上に、これに対しましてその答申を待って善処していくつもりでございます。
ただ、しかしここで私に一言言わしていただきたいのは、私学の公共性ということは、国あるいは国民の側からの期待する公共性ということと、それから私学自身のあり方の中における公共性と、私学自体でもこの公共性ということの認識というか、ビヘイビアというものが絶対的に要請されると私は思うのです。
るということはおもしろくないという感情はわかりますけれども、私学側から言うならば、自分のところの学校を志望してきているのだから取るのはあたりまえじゃないかと、こういう議論も成り立つと思いますので、そこらの間は、理屈で話をするのではなくて、いま言った前段の措置等を講ずることによって、両者の間で話し合いを進めて、そういうようなことの、住民感情に反するようなことのないように、いつまでもこの大学急増でもない、いずれは私学自身
また私学自身は、官公立以上に大学においてもわれわれは国家社会のために尽くしているのだ、自信と誇りを持っている。また持っていいと思う。文部省においては黙ってそれを見て、学校教育法五条などを出して、やむを得ません、そういう無為無能の文教政策は私はないと思う。
それはやはり私学自身の努力ということもありますけれども、私学自身の努力だけで、必ずしもそのような事態が改号されるということも、期待しがたいように私は思います。私学経営に対するいろいろなとるべき保護ということが、やはり根本的に必要な問題であろうというふうに考えるのであります。そういう意味から、現在とられております各般の公的保護、たとえばその最も大きなものは私学振興会の融資でございます。
そういった際でございますので、私どもの考えとしては好ましいことではない、そういうことは私学の経営上の問題でございますけれども、当然ということでなくて、やはり私学自身もその点はひとつ考えていただきたいと思っておるのでございます。
は、国の力あるいは私学の力で教育を二分して国家の要望に沿うように教育をしているのでありますから、先ほど申し上げた感覚から、あるいは実際から申し上げて、一課長が、しかも専門にもおらない、そういうことから考えて、この際思い切って、ほかの局は廃止しても、私学局という一局ぐらいを創設して、そうして私学の指導助言、あるいはその他の要望を積極的に手助けしていく、そして両々相待って、国の費用、公共団体の費用、私学自身
さきに国会は、私学の振興助成につきまして、二回ほど御決議をいただき、その当時から、私学側としましては、戦後の戦災復旧、あるいは制度の改革による施設の完備等のために、国から補助をし得られるものというような期待をひそかに持つておつたのでございましたが、さようなことにも立ち至らずしまして、私学自身の手で新しい制度に対する施設の充実とか、あるいは戦災の復興とかいう問題に当面しておつたのでございます。
建前の上からそういうことを申し上げているわけで、実際には日本のように戰争の影響——私学自身の責任によらざる影響によりまして、校舎を失い、その他の損害を受けて、教育上非常な困難を来しておるという点については、国家は十分考慮すべき必要があると思つております。ですから、そういう点では援助しなければならない。
この際何とか別途金融の方途を講じまして、政府の出資、私学自身の出資、或いは父兄並びに一般よりの出資、並びに債券の引受等によりまして、確乎たる金融機関を設立し、これに基きまして、私学の戰災復興並びに新学制実施に伴う施設の拡張につきましてはその資金を長期貸付をし、私学の経営費資金に対しては短期貸付を行い、以て衆議院においてすでに満場一致決議をせられ、我が國現下の実情から最も急務といたします私学の振興に対