1951-08-15 第10回国会 衆議院 建設委員会 第31号
本地方の災害復旧に当つては、原形復旧にとらわれることなく、助成費を加えて一定計画に基く改良計画を実施し、さらに河状不良で、災害の誘因となる局部の改良を事前に施行して、積極的に災害の防止軽減に努める必要があります。
本地方の災害復旧に当つては、原形復旧にとらわれることなく、助成費を加えて一定計画に基く改良計画を実施し、さらに河状不良で、災害の誘因となる局部の改良を事前に施行して、積極的に災害の防止軽減に努める必要があります。
その次が河川調査費二千六百万円、これは現在施行しております直轄河川の調査の問題でございまして、或いは河状の調査、或いは測量費等、いろいろそういうような面につきまして、各河川に若干ずつ計上いたしておるわけでございます。 次が補助関係に入るのでございますが、補助関係の第一は中小河川の改修費の負担でございます。これは二十二億八千六百万円、事業にいたしまして大体これが倍額になるのでございます。
これが対策といたしましては、河床堀撃をして断面の増大をはかるとともに、上流部に土砂礫の流出を防ぐ施設をなして、河状に悪影響を及ぼす根源を絶つ一必要が痛感されるのであります。
また建設上、地元において隘路もなく、中流まで鉄道あり、しかも田子倉まで道路があり、また只見川の河状により、発電に弾力性のあるものができる。これら計画に関する調査は終了しており、電気事業全体よりながめた場合、この本流案が最善のものと信ずる。しかし実施にあたつては、なだれ、地質等さらに調査する必要があり、現在調査中である。
一方各河川とも戦時中よりの維持工事の不備及び復旧工事のこうやく張り的施工のため、河状悪化し、各所に溢水、決壊等を見たのであります。
また鬼怒川、大谷川のごときも、きわめて河状が悪化しているところへ、その上流が年々の災害に荒廃の度を増し、今回の降雨とともに莫大な砂礫を流下し、氏家町附近を初め各所に甚大なる被害を與えております。 次に福島県におきましては、前二縣と同様、平地である福島市附近においては七十ミリ程度の雨量でありましたが、会津地方山地及び白河附近におきましては、二百五十ミリ程度の降雨があつたのであります。
とにかく信濃川の河状が段々に変つて行きつつある。特に著るしい変化は河床の低下であります。それは信濃川へ行つて御覽になつて頂けば直ぐ分ると思うのでありますが、あそこに福島江という非常に大きな灌漑用水の取入口がございます。これが現在河床が下つたために水が入つて來ないということで、堰を作つたり、何んか掘つたりして、一生懸命水の取入に努力しておりますけれども、尚且つ不自由を感じておる状態であります。
今後は護岸拡幅、水制等に力を注ぐとともに、河状の変化により計画洪水量が毎秒五千立米まで増加する場合をも考慮して、堤防の増補工事を行いたいということであります。竹田川、荒川、吉野瀬川等は、いずれも関係の中小河川でありますが、低濕地帶を貫流しており、わずかの出水でも附近一帶に溢流するので、改修の必要があるものと認められます。 この際、福井縣の震災復興工事全般について、一言申し上げます。
しかるに河状は惡化の一途をたどりつつあるにかかわらず、ほとんど休工状態にひとしいものでありまして、われら沿岸民の期待を裏切ることはなはだしきものがあるばかりでなく、このままに推移ぜんか、一朝大洪水に際会するならば、濁流は怒濤のごとく奔逸してたちまちにして沿岸九千一口余町歩の美田をのみ、水魔の跳梁にまかすのほかなく、損害優に五十億円を突破するの惨状を想起するものでありまして、まことに粟に泡するの感があるのであります
併しながら御承知のように、只今もお話のありましたように、五ケ瀬は非常に大きい川でありまして、而もその河状が非常に複雜を極めておるのであります。特に河口のごときその錯綜しておる状況は他に比例を見ない程度に輻湊をいたしておる非常に困難なる川であります。
なおまた新北上川の飯野川下流を直轄維持区域に編入してもらいたいという御説明でありましたが、これは最近の北上川の河状の変化に鑑みまして、私どもにおきましてもその必要を實は認めておるのでありまして、近くその手続をいたしたいと思つておる次第であります。
與保呂川は舞鶴市東地區の南東方にありまして、養老の山嶺に源を發して、菅坂、池邊兩川を集めて北流し、舞鶴東灣に流入するものにして、各川はいずれも上流、流路、勾配灯急にして、降雨量後出水早く、古來しばしば洪水氾濫し、漸次河床に起状を生じ、不良な河状になりましたので、昭和六年及び十二年に砂防設備地の指定を得まして以來、國庫補助のもとに京都府において砂防工事を實施せられたのであります。
併しながらその後におきまする本川竝びに支川の河状は、相當惡化して參りまして、現在放置し得ない實情にありますることは、私共も認めておるのでありまして、御意見の通りであります。政府といたしましても、財政の許します範圍内におきまして、近い機會に、極力御期待に副いたいと、かように考えておる次第であります。
從いまして來年度におきましてはやはり堤防工事と申しますか、低水工事と申しますか、河状を整理いたしまして、同時に北上川を通じまして、また下流におきましては貞山運河と北上運河と連絡いたして船運の便も兼ねるという意味で十分脆弱點の穿鑿をやりまして、いろいろ低水工事をいたしまして、河状で整理するというようなことにも十分力をいたしたい、かように思つております。