1953-07-29 第16回国会 参議院 農林委員会 第25号
冗長になるかも知れませんが、結局すれば先般足立さんが言われたのでありますが、この法案を提出して参りますることは結局権兵衛が種播いて、そうして本当の意味合で農民の納得し得る、農政上これでよろしいという完全な農産物価格安定法を作る基礎として一石を投じたのである、こうおつしやつているのでありますが、従つてこれを発足して将来に持つて参りまするとき、私はたまたま足立さんから、この次に仕上げまする法案が自由経済
冗長になるかも知れませんが、結局すれば先般足立さんが言われたのでありますが、この法案を提出して参りますることは結局権兵衛が種播いて、そうして本当の意味合で農民の納得し得る、農政上これでよろしいという完全な農産物価格安定法を作る基礎として一石を投じたのである、こうおつしやつているのでありますが、従つてこれを発足して将来に持つて参りまするとき、私はたまたま足立さんから、この次に仕上げまする法案が自由経済
大体悪い法案ではないから、悪い考え方ではないから、まあこれが一つの何と言いましようか、布石になれば幸いであるというような、要するに権兵衛の種蒔きという御意らしいのでございます。私はそのお気持は結構でございますし、確かに農産物価格安定法案でございますから、その名前に反対する者は恐らくないと思います。又その性格にも反対する者はないと思います。
○戸叶武君 種蒔きだと言いますけれども、こういう不完全な法案を出すと、権兵衛が種蒔いて烏がほじくるようなもので、実際上これは私はあとで却つて癌になると思うのです。
それから震災後のいわゆる震災内閣で山本権兵衛内閣、これは強力な内閣でありました。そのときに虎の門事件が起きた、警保局長の岡田忠彦君がただちに辞職をし、内閣もあの地震後の大切なときであつても、当時は今より皇室というものが比重が非常に高かつた。あの内閣はりつぱな内閣だ。私は、私の一生のうちでもあのくらいいい内閣はなかつたと思つておる。それが辞職しておる。
たとえば、権兵衛が種まきやからすがほじくる、三度に一度は追わずばなるまい。これを、権兵衛種をまけば、からすたちまち来りついばむ。三回にして一回、いずくんぞ追わざるを得べけんや、というように、たしか和田垣謙三博士の文に書いてありま。そういうふうにわざわざむずかしく言うのであります。平易にわかるものを、わざわざむずかしくして研究する必要はない。日本文に直して高等学校の生徒に教えればいいと考える。
卑近な言葉で言うと、権兵衛もだれでも行くところだ。胸を張つて教育を受ける選ばれたチャンピオン、これは高等学校から上であるのですから、これをまつたく一緒くたに考える思想から、今の高校の問題が出て来たのじやないか。これはきわめて重大だと思う。高等学校の程度が非常に低いことを、われわれは嘆いております。実力がいかに低下したかということも、私はやつぱりここに根本があるのじやないかと思う。
だからちようど権兵衛が種まきやからすがほじくると同じようなことをそこに言うことができる。この思想対策ということに対して、純正な考えをお持ちくださることが警察に必要である。思想に対する研究、対策等について、彈圧するという意味ではありませんです、正しい判断が必要じやないか。私はあえて言う。共産主義の思想そのものに対して、私は反対いたしません。私は公然とよそでも言つておる。
かような見地から、権兵衛が種まきやからすがほじくるというが、これは少くとも農民の増産意欲で増産するものであつて、おそらく大豆協会の力によつて増産したものじやない。農民が実際において時局を考え、しかも大豆の必要性を考えて、みずからの犠牲において、みずからの力において増産しておる。
たとえば選挙人の猫八さんは、数ある候補者の中で花ちやんと権兵衛が代議士として非常にりつぱな候補であると思いまして、二人ぜひ当選させてやりたいと思いましても、單記制では一人しか書けない。こうなりますと、猫八のりつぱな判断も半分は死んでしまうということになりまして、まことに残念であります。もし二人連記ということになりますれば、この猫八の考えはりつぱに投票に現れるということに相なるのであります。