1947-11-12 第1回国会 参議院 本会議 第50号
こうしたあらゆるところの悪條件を打開しながらも、忍苦職務に無休の努力を続けて來た税務職員は、今や疲労困憊しております。ここで税務職員が新らしい勤労意欲を持つて國家財政の危機に挺身することのできるように、税務職員の徹底的た待遇の改善及び徴税費を大幅に引上げることに格段の措置を講ずる意思があるのか、用意があるのか、答弁を願います。口先ばかりでは駄目である。
こうしたあらゆるところの悪條件を打開しながらも、忍苦職務に無休の努力を続けて來た税務職員は、今や疲労困憊しております。ここで税務職員が新らしい勤労意欲を持つて國家財政の危機に挺身することのできるように、税務職員の徹底的た待遇の改善及び徴税費を大幅に引上げることに格段の措置を講ずる意思があるのか、用意があるのか、答弁を願います。口先ばかりでは駄目である。
また官公吏においては千八圓ベースということで、非常に忍苦な、つらい生活をしておるということについては、私も十分理解と同情とをもつておるのであります。
なぜ戰争を強制せられて而も第一線に立つた兵士たちとその家族のみが、無限の忍苦を甘んじて受けなければならないのか。無理な戰争を起したのは軍閥であるかも知れない。今日その責任は國民全体が負うべきでございます。然るにその贖罪の十字架を独り海外残留同胞が背負い、心を破り身を損い、黙々と炭鉱に、工場に、伐採に、強制労働に服していることは、全く断腸の思いがいたすのでございます。
この新日本經濟を再建することが、平和的な新日本を子孫に遺すために、われわれ國民がなし遂げなければならない忍苦に滿ちた、しかし光榮ある大事業であると申しておられますが、私はこの點はまつたく同感であります。
なおしかし、やはりこの財政を切り抜けるためには、またこの危機を切り抜けるためには、政府も國民も一体となつて、この危機を切り抜けなければならぬのでありまして、國民のみが犠牲だというような意味でなしに、すべてが総理の説明のごとく忍苦に耐えて、そうしてこの難関を切り抜けなければならぬと思う次第でございます。
現在の危局を突破いたしまするためには、もちろん國民全體が窮乏忍苦の生活を送らなければならないことは當然でありまして、私どもも常にそれを説いておるのであります。そのために努力しておるのであります。しかしこの現在の危局を克服しまするために、國民が耐乏生活を送るためには、あくまで民主的な方法によらなければならぬ。すなわち公正なる國民全體の耐乏によらなければならないはずであります。
勤労によつて國民所得を増大し、忍苦耐乏の生活によつて納税と貯蓄に邁進する以外には、この空前の危機を突破し、再建の礎石を確立することはできないのであります。現下の世界経済は挙げ一物資の欠乏と物價の昂騰に悩んでおるのであります。
この追加予算によりまして健全財政を維持し、そうして確立し、さらに健全金融をも維持確立いたしまして、この財政及び金融の面から通貨の増発を抑止することによりまして、大量なる資金が市場に流出することを抑えることができますならば——これは政府と國民のまつたく一体的な忍苦の努力によらざるを得ないわけでありますけれども、これによつてできますならば、この予算はこれが大きな予算としては止めと、こう解するのでありまして
もちろんこのためには、政府竝びに國民が最善の努力を拂うことを前提としているのでありまして、勤勞によつて國民所得を増大し、忍苦耐乏の生活によつて納税と貯蓄に邁進する以外には、この空前の危局を突破し、再建の礎石を確立することはできないのであります。
もちろん、このためには政府並びに國民が最善の努力を拂うことを前提としているのでありまして、勤労によつて國民所得を増大し、忍苦耐乏の生活によつて納税と貯蓄に邁進する以外には、この空前の危局を突破し、再建の礎石を確立することはできないのであります。
しかしそれまでには相當忍苦、艱難に堪えた生活に甘んじていかねばならぬと思います。ついでに申し上げたいと思いますけれどもロシヤにおきましては、すべての經濟再建にスターリングラード比率というものを基準にしております。このスターリングラード比率と申しますものは、スターリングラードは戰前五十萬の人口がありましたが、それが戰後人口が二萬五千人になつた。住宅は戰前の五パーセントになつた。
していわんや現在のような低い農業水準、又家庭における婦人の封建的な生活環境、又勤勞者大衆の低い生活水準、これらの下におきましてはどうしても封建主義セクシヨナリズム、非文化主義、バーバリズム等々の殘滓を拂い落すことは困難でありまして、日本を眞に民主化し、又文化性の高い國にしまするためには、婦人を家庭の勞苦から解放し、農村をして科學技術を理解せしめ、又工業をして封建的な低賃金制度その他能率に依存せずして忍苦
かくてわれわれは政府に對して健全財政健全金融の堅持を要望するとともに、他方國民に對してもわが國經濟の實状に深く思いをいたし、耐乏忍苦の精神をもつてこの危局を突破せられんことを要望する。 右決議する。 以上が決議案文でございます。