1954-11-12 第19回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第15号
先ず調査の対象を地形的に見まして有利な福島下流地点に選定いたしましてボーリング及び試掘横坑の掘鑿を始めたのでありまするが、右岸におきまして表面近く或る程度良好な岩が出ましたが、掘鑿するに連れまして良好な岩を突き抜けて軟らかい岩と砕けたいわゆる破砕岩といいますか、そういうものが互いに層を成しているところに突き当りまして、この部分が深いので調査の対象は約四百メーター上流の第二候補地点、福島上流地点に切替
先ず調査の対象を地形的に見まして有利な福島下流地点に選定いたしましてボーリング及び試掘横坑の掘鑿を始めたのでありまするが、右岸におきまして表面近く或る程度良好な岩が出ましたが、掘鑿するに連れまして良好な岩を突き抜けて軟らかい岩と砕けたいわゆる破砕岩といいますか、そういうものが互いに層を成しているところに突き当りまして、この部分が深いので調査の対象は約四百メーター上流の第二候補地点、福島上流地点に切替
がありましたように、開発会社のほうでその分水案並びに本流案をいろいろ検討いたしました結果、勿論O・C・Iの案も中心になつて検討したわけですが、本流案のほうが、本流沿いで開発したほうがよろしいというので本流沿いの開発をいたしまして、ただその際どうしても新潟の農業用水の計画というものがありまして、O・C・Iの勧告の中にも、新潟県の農業用の灌漑水を確保するのであるならば、それが主たる目的であるならば、信濃川の上流地点
それからOCIには全然出て来なかつたのでありますが、先ほど申しましたように、黒又川のみを選びまして、そして新潟県で必要だと思われる農業用水は黒又川で大体まかないまして、そして一応ここで七万七十キロぐらいの発電を計画しておりますが、なお黒又第一、第二の貯水池で農業用水が非常に下足する場合には、田子倉の一部でこれを補給したいというので、田子倉から黒又川の上流地点に、約三キロばかりのトンネルを掘りまして、
○松平忠久君 もう一点国立公園部長にお尋ねしたいのですが、先ほどのお話によりますと、大明神沢の上流地点においてはPHが非常に低いというので人体に障害があるという御説明でありましたが、この付近は国立公園の中にありまして、キャンプ場をやつておりますが、このキャンプの人たちが飲んだら、当然障害がある。
○参考人(大竹作摩君) 只今のお尋ねでございますが、奥只見、田子倉そのほか上流地点の水利権に対しましては、先に国会で通過いたしました電源開発法によつて、最も只見川の使命に合致するところの開発がなさるべきものが適当です。
そこで通産省になつてから、只見川の開発をいかに考えるかというお話でございますが、只見川の中流、上流地点につきましては、先般国会を通りました電源開発促進法によりまして、電源開発株式会社が開発することになつておりますので、原則としては、開発会社にあの地点は今後政府として開発せしむべき地点だというふうに考えております。
そこで上流地点に対する開発申請が東北電力から出ているかと申しますると、東北電力からは出ておらないと先ほど来事務当局が申しております。従いまして今日お尋ねのような問題はただいまのところでは生じておらないということははつきり申し上げておきます。
従いましてただいま建設大臣からお話がありましたように、今後只見川の中、上流地点を総合的に全体的にどう開発するかという問題に関しましては、ただいままでの審議会の審議では、たしか第三回の審議会だと思いましたが、一応只見川の地点を電力開発株式会社の調査地点というふうにきめまして、そして調査費その他も予算として見込みまして、その上開発会社でも調査を進め、同時に政府側におきましてはもちろんのこと、その他各電力会社
従いまして、上流地点における発電所と、すぐそれに接続する地点の発電所、これは双方において相当の利害の食い違いも、ときによりましたらあるわけであります。そういう場合に、別個の経営をされることは、実は私ども河川行政の面から見ますると、必ずしも賛成をしかねるのであります。その意味がただいま申し上げているような運営の一元化ということを実は申しておるわけであります。
従来から資料も立案もたくさんございますので、先ほど申し上げましたように、審議会といたしましては、只見川を調査地点に指定いたしまして、そうして法案にも、おそらく電源開発会社が只見川の中上流地点を開発するのが至当ではなかろうかというような例示がございますので、審議会といたしましては、電源開発株式会社の方に調査地点として指定いたしまして、十分調査研究を進めてもらいたいというふうにきめたのでございます。
そこで狭窄部を切り開くということでありますが、たいへんな費用がかりますので、今の対策としましては北上川の上流地点で適当な地点を求めて貯水のダムをつくる。そうして岩手県下に雨が降りましても、降つた相当の部分が貯水池にたまつてしまう。そうすると、一度に水が出ないから、北上平野が水につかるということもなくなる、こういうような方針をとつて対処しております。
○目黒説明員 われわれといたしましては、できるだけ調整をとつてもらう意味におきまして、ダムの上流地点の砂防工事、植林と積極的にやつてもらいたいということを安本に申し入れております。安本もこの点を了とせられまして、その点の予算は相当出してもらうことになつております。
○国務大臣(野田卯一君) 今のは私たちのほうでやつていますことは、上流地点に水を溜めるということをいたすために洪水調節用の溜池、貯水池を作る、こういうことをやつているんですが、その水をコンスタントに流して発電をする、そうして又下のほうにダムを作りまして、それを溜めて又流すというようにして行く、こういうふうな形式をとつております。そういうことでございます。
從いまして、その應急措置としての蒿上工事を、さらに北の方にまで、上流地点に延長されんことをぜひひとつ本委員会で取上げて御実行くださるようお願い申し上げる次第であります。
第二には、私どものような上流地点におきましては、用水の取入口がほとんど破壊されておるのであります。下流の地点におきましては、排水口がことごとく破壊されておりまして、本年の植付は、このまま推移いたしまするならば、不可能であります。食糧増産と叫ばれておりまする今日、植付不能というようなことに相なりまするならば、それこそ、とんでもないことに相なるのであります。
特に利根川筋栗橋上流地点の堤防決壊による東京、埼玉の被害は極めて大きいものであります。その他群馬、岩手、栃木、茨城、宮城、山梨等の諸縣におきましても、土木災害のみにてもそれぞれ四五億円乃至十四五億円に及ぶ大災害でありまして、その被害は極めて深刻であります。
今次水害は関東を中心とし、東北・信越地区に及ぶ廣汎な地域にわたり、近年にない大規模なものでありまして、殊に北上川の堤防決壊による岩手、宮城兩縣下の被害及び利根川筋栗橋上流地点の堤防決壊による埼玉・東京の被害は、深刻を極めておるのであります。以下、特にはなはだしい埼玉・東京地区における水害の状況について申し上げたいと思います。
埼玉縣におきましては、十四日來の豪雨で水量は未曾有の激増を來し、遂に十六日午前零時三十分ごろ、利根川中流の栗橋上流地点において堤防が約四百メートルに及ぶ決壊をいたしたのであります。水位約八メートル九九に達しておりましたところの利根川の濁流は、一時にこの決壊箇所より流入いたしまして、栗橋より幸手に至る一帶は、たちまちにして泥海と化し去つたのであります。
埼玉縣におきましては十四日來の豪雨で水量は未曾有の激増を來し、遂に十六日午前零時三十分頃、利根川中流の栗橋上流地点におきまして堤防が約四百メートルに亘つて決壊いたしたために、水位約八メートル九十九に達していた利根川の濁流は、一時にこの決壊個所より流入いだしまして、栗橋より幸手に至る一帶は忽ち泥海となり果てたのでございます。