1956-05-25 第24回国会 衆議院 農林水産委員会 第43号
しかしながらサラブレッドの実需者は、その場合一体だれであるかということをあなたは知っておったのですか。だれがこのサラブレッドの実需者なんですか。
しかしながらサラブレッドの実需者は、その場合一体だれであるかということをあなたは知っておったのですか。だれがこのサラブレッドの実需者なんですか。
○神田(大)委員 余ればサラブレッドを買ってもいいということを口頭で与えたが、トロッターを買う申請が十月十一日に出たときには、すでにサラブレッドは井上さんが渡米中に話をつけて買ったのです。トロッターはまだ買わない、余るか余らないかわかりもしない、しかし一方のサラブレッドは買っておるのです。そういうような事情をわかっておって、なぜ余れば買ってもいいということを言ったのです。
○神田(大)委員 そうすると永田さんがアメリカへた打ってサラブレッドを買ったのが九月十七日、トロッターの申請が十月十一日、サラブレッドの金を払ったのが十月十四日、サラブレッドはもう買ってきた、トロッターの申請はまだしていない、しかしトロッターが余ったらサラブレッドも買ってもいいだろうということを十月初旬に話したということになれば、これはトロッターを買わない前に、サラブレッドを買ってきたのもこの外貨の
十万ドルの中からサラブレッドの金を払っておることにつきましては、御承知のようにサラブレッドはすでに以前に話があったことと思います。そのことを、こうしてくれろと言われたので、そういうふうにしたのではないかと私は考えております。
○淡谷委員 あなたのさっきのお話で、十万ドルの外貨の割当、トロッター協会からのトロッター購入の資金であるということはわかりましたが、このトロッター輸入の金がサラブレッド三頭も含むということにおしまいにはなりましたね。
○稲富委員 そうするといま二つ念を押しておきたいと思いますが、私たちへの報告は、トロッターを買ったその外貨割当の余裕ができたからサラブレッドを買ってきた、こういうことになっておりますが、事実はこれに反しまして、トロッターを買いに行く前にすでにサラブレッドは入ってきていた。それでサラブレッドのワクをトロッターから浮かさなくてはいけない。
昨年の十月ごろ永田雅一氏がアメリカから帰られまして、そのあと同氏の秘書の木村武千代さんから競馬会の井上業務部長に対しまして、米国でサラブレッド三頭の購入予約をしてきましたので、輸入商を紹介してくれないかとの依頼がございました。そこで井上業務部長は、トロッター輸入の業務を取り扱っております藤井商店主の藤井治氏を木村武千代氏に紹介いたしました。
しかしサラブレッド——種馬とあなた方は言っておりますけれども、種馬としてのサラブレッドの申請書はないでしょう。その点をはっきりして下さい。
○神田(大)委員 プラス・アルフアーだかプラス何だか知りませんが、申請書というものは、サラブレッドはサラブレッド、トロッターはトロッターとちゃんと書くのが申請書です。それを申請書がないのに、途中でトロッターの申請書の中にサラブレッドを入れるということそれ自体が間違っていると思うのですが、この点どう思いますか。
○板垣政府委員 サラブレッドの分については出ていないわけです。
しかし私の考えとしましては、従来農馬にサラブレッドの血を入れていかなければいけないというのは、サラブレッドのかけるということではなしに、あの敏感で利口なところが必要じゃないかというような点から、サラブレッドを入れておると思うのであります。私はよくわかりませんが、従来馬の品種改良上サラブレッドの血液を入れておるのは、そういうわけではないかと思うのであります。
(笑声)何が教育の妨げになるかといえば、上に立つものが汚職、疑獄をやって——大蔵汚職の底をつけというような論文が出るようになり、そしてどんなに不人気でも小選区制を押し切ろうとする、こういう政治が行われ、一方農の仕事をつかさどっている河野農林大臣にサラブレッドの疑惑の雲がかかり……(「八つ当り質問だ」と呼ぶ者あり)いや、そうではないですよ。
○芳賀委員 では次にお尋ねしたい点は、税関において課税する場合には、関税定率法に基いた措置が講ぜられるわけでありますが、このサラブレッドの競走馬三頭に対しては、おそらく免税措置が講ぜられておったと思いますが、その点はいかがですか。
その三頭のサラブレッドは、輸入申請を行わない馬であったということがわかっても、これは適法であるということをあなたは頑強に主張するのですか。
○日比野説明員 何度も申しまして恐縮でございますが、十万ドルの外貨割当をいたしますと遂には、種馬としてのサラブレッドの輸入については私ども通産省としては承知しなかったわけであります。
ところが輸入量はどうかといいますれば、サンキストのことも、要るものやら要らざるものやらわからぬごときものにはたくさん外貨をお与えになったり、何も必要のないサラブレッドにはたくさんの外貨を与えておきながら、今や国民の必需品となっておりまするこの時計の外貨割当は年々歳々削られてきておる。一体何がゆえにこういうことをしなければならないのでありましょう。
十万ドルのトロッターを買えなくて、実際にはサラブレッドを三頭買っておる。ですからサラブレッドを三頭幾らで買ってきたのか。トロッターが幾らになるかわからないというのは、どうわけですか。
一つは馬を走らせる、走らせないということは、あなたが競馬の最高監督者であるという立場の問題、サラブレッドを輸入されたということはあなたは初めは知らなかった。外貨が余っているということを聞いたが、余っていなかったらこういう結果にならなかったとおっしゃいましたが、これは答弁にならない。
(「サラブレッドはだれが申請した」と呼ぶ者り)サラブレッドもあわせてその方あに使いたいという申し出であります。——ちょっと訂正いたします。今のは間違いであります。それは中央競馬会であります。
○説明員(黒河内修君) ただいまお尋ねの馬の状況につきましては、終戦後御存じのように大へん競走馬が少なかったのでございますが、その後漸次増加いたしまして、現在競馬会で一応出馬登録と申しますか、出走のために登録してある馬が、たとえば昨二十九年度末現在におきまして、サラブレッド、アラブ、トロッター、全部含めまして千三百頭程度で、二十八年度が千百頭程度でございますので、約二百頭程度ふえておる。
サラブレッドも、アラブにつきましても、馬の改良、増殖に役立つものと考えておりますから、ただいま福島県の生産者の皆さんの御心配になっているような点は、ただいまのところ私ども御心配なさらなくともいいように考えております。
この競走馬として入つておりますものは、御承知のようにサラブレッドとアングロ・アラブ。今はやめております速歩馬としてのアングロ・ノルマンのトロツテユールとかアメリカン・トロツターとかいつたようなものであつたのであります。ただいまやめておる速歩馬につきましては、國営競馬においてはやめておりますが、地方競馬におきましては、この速歩馬が相当出ております。
○小川原委員 サラブレッドを特にこしらえるものに対しては、何か國が助成金を出すお考えでありますか。また特定の施設をおつくりになるおつもりでありますか、かかがでしよう。
○井上説明員 サラブレッドの増産につきましては、從來種馬統制法のございました当時も、助成金というものは少しも出ておらぬのであります。今後におきましても特にサラブレッドを奬励するという態勢はとらぬでもよいと考えております。