1948-11-12 第3回国会 衆議院 文部委員会 第2号
の点で文部省も一番苦しんでおるのでありますが、そういうことを考え合せますると、各府縣に一般教養の学部もしくは部を持つような学校を考えましたときには、一つ一つの学学校はとうてい持ち得ないのでありまして、その点で師範学校とか高等学校とか適当なものをそれの中心にいたしまして、一般教養及び基礎学科の学部あるいはカレッジというものをつくり上げる方針でおるのであります。
の点で文部省も一番苦しんでおるのでありますが、そういうことを考え合せますると、各府縣に一般教養の学部もしくは部を持つような学校を考えましたときには、一つ一つの学学校はとうてい持ち得ないのでありまして、その点で師範学校とか高等学校とか適当なものをそれの中心にいたしまして、一般教養及び基礎学科の学部あるいはカレッジというものをつくり上げる方針でおるのであります。
ただいまの御趣旨は私どもも考えておるのでありますけれども、六・三・三・四の制度が一應確立しておりまして、まだこれの実施に至らない前に初めからかえるというようなことについて相当強い反対もありますので、これらの点についてはジュニア・カレッジの問題とも併せて考えまして、十分研究もいたしますし、何らかの方法をとりたいと思つておりますが、急には間に合わないというふうに考えております。
それから次に、先に申されました高等學校三年の上にもう二ヶ年載せてやれば、丁度ジュニアー・カレッジに相當するじやないかというお話がありました。それは御尤もす。アメリカにおいてもそういうようなやり方をしまして、ジュニアー・ハイスクルの三年、即ち日本の今度できる高等學校の三年の上に、ジュニヤー・カレッジの二年を加えて、一つの學校でやつておる所も澤山あるのであります。それはいいことです。
○國務大臣(森戸辰男君) 服部委員の御質問のジュニアー・カレッジの問題でございますが、御承知のように、六・三・三・四ということが、新らしく刷新された學制でありまして、大學は四年になつておるのであります。併しこの問題につきましては、教育刷新委員會におきましても、大學基準協會におきましても、いろいろと研究されたのであります。
然るにアメリカにおいては、この制度と相竝んで六・三・三・二という制度がありまして、その最後の二はジュニアー、カレッジ、これを譯して見れば下級大學とか初等大學とかいうのに當りまして、日本の今度、改正になりました小學校六年、中學校三年、高等學校三年、その上に二ヶ年のジュニアー、カレッジというものがありまして、これは非常に發達して参りまして又將來もますます發達して澤山な數が殖えようとしておるのであります。
まあ最近は六・三・三の制度がないということで、非常にこの敷が殖えて來ましたけれども、今日といえどもまだ小學校八年中學校四年、その上にカレッジということになつておるのが澤山あるのです。日本は文部省がやつて、それによつてやる。又文部省がやらなければ地方でやれないということもあるのであります。一利一害です。