1948-06-07 第2回国会 参議院 決算委員会 第20号
會計檢査院の批難の要旨は、東京鐵道局で管内職員講買會が、昭和二十年十二月から二十二年三月に至る間に運用資金として鐵道共濟組合から總額二百六十七萬五千二百二十五圓の借入をしたのに對する利息金を、事業費で二十一年度に二萬五千八百二十圓、二十二年度に二萬六千二百三十三圓支拂つているが、本利息金は會員が自ら負擔すべきで國費を以て豫算を目的外に使用したのは違法であるというのであります。
會計檢査院の批難の要旨は、東京鐵道局で管内職員講買會が、昭和二十年十二月から二十二年三月に至る間に運用資金として鐵道共濟組合から總額二百六十七萬五千二百二十五圓の借入をしたのに對する利息金を、事業費で二十一年度に二萬五千八百二十圓、二十二年度に二萬六千二百三十三圓支拂つているが、本利息金は會員が自ら負擔すべきで國費を以て豫算を目的外に使用したのは違法であるというのであります。
それから運用資金に不足を生じます場合には借入金をなすこともできる。それから地方公共團体等において、いろいろな事情からやむを得ず責任拂込額を拂込みできないというような実情にあります場合には、その拂込責任額を軽減したり、あるいは免除する場合もあり得る。
それから地方團体も出資をいたしまして、資本金を作つて、毎年度の運用資金は簡易保險、郵便貯金、或いは一般の金融界からそこに集中して、プールして、地方團体に流してやるという思想でございます。唯我々といたしましては、現在地方の起債が非常に國に比べて多いのであります。と申しますのは、國は赤字公債を大体発行しないという建前になつております。
それから運用資金におきましては當初ゼロと豫定いたしたものが、八十億の追加借入れを要するということに相なるのであります。次に國有鐵道におきましては、當初百三十六億六千六百萬圓、これに對しまして追加の赤字が十一億一千九百萬圓、合計百四十七億八千六百萬圓となるのであります。これは一般會計より五十億の繰入れを行つても、これだけの赤字の増加に相なるのであります。
○成瀬委員 この際簡單に一言お尋ねしたいのは、昨日の御答辯におきまして、大體八月を中心とするところの資金關係のお話がありましたが、過去五箇年におけるところの實際上、各月において、あるいは各年において必要としたところの運用資金はいくらあつたか。またそれによつてどれほどの薪炭が確保されたかというような、詳細な資料か御答辯かを與えられたならば、たいへん結構だと考えております。
又事業資金につきましては通貨の増発を抑制しつつ、尚重要産業には極力資金を供給する趣旨から、融資規制の実施によりまして、金融機関の運用資金は原則として市中より吸收した蓄積資金の範囲に限定し、日本銀行よりの借入依存の傾向を排すると共に、不急産業に対する資金の貸付けは極力これを抑制し、重要産業資金の供給を重点的に行なつているのであります。
また事業資金につきましては、通貨の増發を抑制しつつ、なお重要産業には極力資金を供給する趣旨から、融資規則の實施によりまして、金融機關の運用資金は、原則として市中より吸收した蓄積資金の範圍内に限定いたし、日本銀行からの借入依存の傾向を排しまするとともに、不急産業に對する資金の貸付は極力これを抑制し、重要産業資金の供給を重點的に行つているのでございます。