1963-02-20 第43回国会 衆議院 社会労働委員会 第11号
そこで今回、やはり児童館というような名目で、そういうような地域で基準に達しないような場合、あるいは無認可保育所というようなものをこれによって解決して参ろうというので、百四十カ所初めて予算措置が認められたのであります。今後はこういうことを大いに奨励して参りたい。
そこで今回、やはり児童館というような名目で、そういうような地域で基準に達しないような場合、あるいは無認可保育所というようなものをこれによって解決して参ろうというので、百四十カ所初めて予算措置が認められたのであります。今後はこういうことを大いに奨励して参りたい。
ただ現実の問題として、東北等で基準に合わないための無認可保育所というものがございます。またスラム地帯におきましても、土地が狭いとかいうような関係で基準に達しない、これも無認可保育所というものがあるのでありますが、これを何とか解決しなくちゃならない、国がこれに対して助成もし、また監督もするということの必要もあります。
ところが、保育所に預けております者は、認可保育所では全体の五・一%であります。でありますから、預けたいけれども預けられないという人々が、預けたい人のうちの約九〇%あるわけであります。その内容を見て参りますと、費用がかかるから預けられないという人が約六分の一、それから乳児なので預ってくれないというのが約三分の一、遠過ぎるから預けられないというのが約六分の一という状況、であります。
○政府委員(大山正君) 無認可保育所につきましては、昭和三十三年に調べました資料がございますが、それによりますと、施設の数といたしましては、千三百三十八の無認可保育所がございます。
○政府委員(太宰博邦君) 便宜私から先に申しますが、無認可保育所につきましては、認可されていないというところに、私どもとしてはやはり一応の線を引かなければならぬと思います。
来年度におきましては、特に僻地等におきまして、必ずしも現在のいわゆる認可保育所と同等程度のものを要求はできませんが、しかし、実際問題としてそういう僻地に人数は少ないけれども、保育の必要があるという場所がございますので、そのような場所に対しての特別な僻地保育所というような制度を考えることにいたしまして、目下、予算を要求中でございます。
ただ一般的に無認可保育所といわれるもののうちには、保育所的というよりもむしろ幼稚園的のものも中にはあるように思いますので、これらについてはさらに実情を調べまして、今後制度上考慮すべき点がございますれば、善処いたしたいと思います。