1951-08-10 第10回国会 衆議院 農林委員会 第51号
山口県佐波川沿岸のごときは特にその傾向が顕著で、すでに水不足となり、目下揚水機を動員して灌漑に努めるとともに、井堰、灌排水路の復旧に全力を尽しているのであります。同様の傾向は熊本、鹿児島、宮崎等の各県についても見られるのであります。
山口県佐波川沿岸のごときは特にその傾向が顕著で、すでに水不足となり、目下揚水機を動員して灌漑に努めるとともに、井堰、灌排水路の復旧に全力を尽しているのであります。同様の傾向は熊本、鹿児島、宮崎等の各県についても見られるのであります。
今般視察いたして参りました北陸四県(新潟、富山、石川、福井)は一般に河川に恵まれ、灌排水路は比較的よく整備されており、富山、福井の一部を除いては、水不足を訴えている所はありませんでしたが、新潟県を除いては、平野の中が狭く、河川は水源山岳部よりただちに奔流して参りますので、氾濫しやすく、水害を被る危險性が多いので、いずれも徹底した治水対策の樹立を要望しております。
かつて昭和十八年、東京の特に京浜工業地帶の水不足に対する方策として、神奈川県相模川河水統制事業に伴う川崎市水道拡張計画から東京への分水問題となり、これなどは内務省が努力してこそ協定が成立したものと考えますが、かくのごとき総合水道計画となると、広く総合的な利水の観点から検討しなければならないのでありまして、かかる問題の解決のためには、建設省において所管するのが妥当であることは何人といえども異議ないはずであります
なお山王海の農業水利のダムは、すでに昭和二十年度に着手をしてやつておるわけでありますが、これは有名な岩手縣における穀倉地帶とも言うべき紫波郡一帶の農業水利に対する、非常に大きな仕事なのでありますが、從來からこの地帶は水不足で、水げんかの非常に有名なところでありまして、昨年もこれが映画化されたような事情もありますが、この完成を非常に待つております。
非常に水不足で苦しんでいる。約九トン、十トン、九立米乃至十立米というものは灌漑用水としてどうしても必要であります。尚中枢部の大和高田市を中心といたしまして上水道、飲料水に非常に枯渇して困つております。これが僅かでありますが、水道用水も充当できる。尚この附近が軽工業地といたしまして、地理的に発展すべき要素を備えておる。
そこでかねがねこの三つの用水路を完全に整備いたしまして、そうして岩手縣としましてはきわめて重大な地帶に對しまして、この利水事業を完全に行い、耕地整理も行い、そうして從來非常に水不足に惱んでおりましたこの地帶一帶が、この水利によりまして非常な收穫をあげ得る。
このために、植付以前から水不足が懸念されまして、作付不能に陷つたところの面積も相当廣いのであります。
それで今この計畫の五つのダムを何とかしなければ洪水もあり、殊に干魃というものが必ずある、將來は直ぐ水不足を來たす、それでダムを造つて、それによつて用水の調和をしなければならないということは、理窟としてははつきりしているが、それが手遅れになつて、このような損害になつた、こういうことになる。