1948-06-03 第2回国会 参議院 電気委員会 第5号
過去の事例に徴しましても、地方の実情に即した、地方の事情を反映した、企業責任を持つた、企業意欲に燃えた人間が責任を持つてやるというところに、むしろ電力開発の積極性が期待し得られるというのが、これが我々の確信なのであります。併しこれは議論の問題でありますから、我我はその点において確信を持つておるということを申上げるに止めます。
過去の事例に徴しましても、地方の実情に即した、地方の事情を反映した、企業責任を持つた、企業意欲に燃えた人間が責任を持つてやるというところに、むしろ電力開発の積極性が期待し得られるというのが、これが我々の確信なのであります。併しこれは議論の問題でありますから、我我はその点において確信を持つておるということを申上げるに止めます。
だから非常に大きなスケールでいいますと、企業責任というものが非常に曖昧なものになつて來る、これが原則をなしておるのじやないか、こういうふうに思うのであります。アメリカで御承知のように経済力集中排除というようなものが問題になつた場合に、これは戰爭を基準にしたアメリカの経済を再編成するという眞摯な声から起つて來たのであります。
ブロックに分けた方が企業責任なんかもはつきりしておる。企業全体としての能率もよくなるんだ、こういう精神もそこに入れたならば、これは明らかに一社でないという結論が出る。集中排除法の精神から……。私はそういうふうに御説明申上げて置きます。