1947-07-05 第1回国会 衆議院 水産委員会 第2号
もとより水産政策は目先の食料充足のみにあるのではなくて、勤勞漁民の漁村として、近代的漁業の基盤たらしめるという深い考慮の上に組立てられなければならないのであります。
もとより水産政策は目先の食料充足のみにあるのではなくて、勤勞漁民の漁村として、近代的漁業の基盤たらしめるという深い考慮の上に組立てられなければならないのであります。
それからこの議會に他の農業政策に關する法律案は相當出るようであるが、水産關係の法律案がまだ提出されていないので、漁業方面に大変な失望を與えるのではないか、こういう御質問であります。まことにごもつともであります。
勿論國会におきまする図書館が完備し、又政府の統計が廣く民間の手に入るようになりまして、國会自身として立派な政策的な調査が出來ますように一日も早くなりますることについては、私も心からそれを希望しておる次第であります。 それから用紙対策の点でございますが、用紙対策の点はお考えのように全く文化の面から見ては必要であります。
細川君が今日の時代を憂慮すべき時代であるけれども、又正しい政策が必要であるけれども、九五%の働く者の民主主義が実現されなければならんと言われたことは誠に御同感であります。ただこれに到る政策については、私共いろいろと見解を異にいたすのであります。私に当てられた質問の一つは、日本の民主主義文化促進のための出版及び通信の自由に関してであります。
今度の経済緊急対策は、私が屡々御説明いたしましたように、決して一部の独占資本家のためにあの政策をやるのではございませんで、今の日本をあなたのおつしやいますように、自力を以て立ち止りまするためには、皆國民が一つになつてこの危機を突破するために、あの政策をやろうというのでございまして、私共はやはりそれだけの氣魄を以てこの政策を実行に移したいと、かように考えております。
この際われわれは、この重ね重ねの御厚志に甘えることなく、あくまでも勤労を通じ、高度の技術を発揮いたしまして、食糧の增産に精進するとともに、残されてありますところの未利用のあらゆる資源を開発することはもとよりでありまするが、一面確固たる食料政策の改善と、公平なる配給計画等の問題を速やかに解決いたし、食糧の自給体制を樹立いたし、民生の安定をはかり、もつて平和國家建設に向つて、國民一致協力、邁進せねばならぬのであります
われわれ國民は、この連合國の好意に対しても、まず現在應急の問題といたしましては、何としても國内において相互扶助、同胞愛に徹して、生産者と消費者との相互間における深い理解に立つて、足らざるうちにもなお供給し、乏しきに耐えつつ、食糧問題につきまして、國内におけるあらゆる手段を講じ、でき得る限り速やかに根本の食糧対策について確固たる政策を立てつつ、この連合國の好意に報ゆることが、日本國民の義務でなければならぬと
しこうしてこれが原因は、あげて國民大衆が滿足に食えぬという現実に根ざすものであり、わが國における政府当局が、あらゆる政策に先んじて、鋭意これが解決をなさねばならぬことは、現下の食糧危機の克服であります。
なお、具体的な政策が欠けておるではないか、こういう意見が述べられておるのであります。これは一時に施政方針演説の中に全部を盛りこんで、全部の具体案を一時に出すということは、はなはだ困難であります。
つきましては、その当時まず挙國態勢をつくつて、四党連立政権の確立が必要であろうこういうことに、まず一段話が進みまして、そこでできましたのが、四党政策協定と言うものであつたのであります。大体の方向を定めたのであります。 但し社会党といたしましては、社会党のもつておる政策は政策として現存いたしておるのであります。
社会党といたしましては、新円問題に対しまして、独自の政策をもつておりまするが、先ほど申しましたような四党政策協定というものがありまして、その四党政策協定の範囲内において、現内閣は財政政策、金融政策をやつておるのであります。すべて四党協定政策の線に沿うて、新円問題なども扱つておるのでありますから、その点、御諒承願いたいと思います。
危機突破対策、経済政策を十分にやらなくてはならない。やるについての心構えは精神運動が必要である。その意味において二つは不可分であり、二つは並行して行かなければならない。斯樣に考えておるのであります。從つて精神運動は最も科学的でなければならないのであります。(拍手)又その國情に應じて、國民の考えておりまする心持を十分に忖度して、常識的でなければならないと思うのであります。
そうしてその政策の根柢をなしていたとみられるのであります。このために吉田前内閣は積極的に自力を以て過少生産とインフレを克服しようとせず、ひたすら外國援助を焦り、一部階級の利益を擁護するために、(拍手)敗戰後の日本経済再建に当り、採用すべからざる所の自由経済政策とインフレ政策とを行なつて、今日見るがごとく、危機を必要以上に深刻ならしめたのであると私は信ずるのであります。
併し各方面の意見をも十分に傾聽いたしまして、これを綜合対策として祖國再建の緊急経済突破政策にして行かなければならない情勢であるということを考えまして、各方面より民主的な方法によりまして意見を取つて、政策立案の根拠といたしておるような次第であります。
この矛盾が現下食糧政策の実相でありまして、政府は國民に対し、それでも政府の管理統制を遵奉し、政府米にすべてを依存せよといわれまするかどうか、遅配によつて食つて行けないという厳然たるこの事実に対し、我々消費者に必要な買出しの便法も與えないということは、これ亦どういう意味をなしておるのか、お伺いいたしたいのであります。
政府といたしましては今後あらゆる努力を傾倒いたしまして、少くとも主食は完全に政府ルートにこれを乗せ、而して遅配欠配をなくするということの方針については、極めて断乎たる決意と、これに対して如何なる困難があつても日本の食糧政策をこの線に持つて行くという努力は、決して惜しむものではないのであります。(「当り前だ」と呼ぶ者あり)唯この点に関しては、具体的には種々困難なる問題があるのであります。
社会党が根本政策として発表いたしましたる事項は、これを実現するに努力しておるのであります。この政策は一般政策のから農業政策、労働政策、救済政策、各般に亘りまして、主として原則的な総括的な事項を明らかにいたしまして、その進むべき方向を示しておるのであります。この方向に向つて常に努力して、その実現に邁進したいと考えまして、党を挙げて、その党員に対しましてもこれを守るべく明示いたしておるのであります。
その意味において、四党政策協定というものができたのであります。われわれは、この四党政策協定に敬意を拂つておるのであります。その点、十分に御考慮願いたいと思うのであります。しかし今日自由党の諸君が野にあつて、閣外にあるけれども、経済危機突破のためには協力を惜しまないと言われておるのでありまするから、その点に対しまして、われわれは多大の期待を拂つており、この状態に滿足をいたしておるわけであります。
政策協定を重んぜられて、國有國営は、この際增産のためには相ならぬという意味において、これを放棄されたることを認めて、滿足する次第であります。(拍手)
(拍手) 次に星島さんは、私どもが今日考えておりますところの食糧政策に関して御所見がありましたが、われわれは、かつて衆議院食糧対策委員会におきまして、野党にありまする当時におきましても、きわめて建設的なるところの意見をもつて今日までまいつたのであります。ただ食糧問題は、御承知の通り、たとえば十一月というような月と今日の七月というような月とは、その対策が違うのであります。
併しながら我が國の産業を果たして國営の方針に導く必要があるか、又適当であるかという点については、寧ろ否定的な考えを持つておるのでありまして、現内閣組織以前に行われたる四党の幹事長協議による政策協定、及び最近政府から発表いたしました経済危機突破のためにする八項目の政策は、いずれも只今私が申し上げたような線に沿つておるものと了解いたしております。左様御承知を願います。(拍手)
精神運動を十分に加味して社会主義運動をなし得るのである、社会主義政策をなし得るのであると、こういう考えをもつておるのであります。並べて行い得ると、こういう考えの下に精神運動を唱え、且つ社会主義政策を漸次行なつて行きたい、さういうふうに考えておるのであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今板谷さんから、私が恐らく九十二議会であろうと存じますが、社会党を代表しての質問におきまして、石橋大蔵大臣に対する論議におきまして、悪性インフレ対策の金融面の一方途として、戦時公債の利子の切り捨てを主張したことを取り上げられまして、何故これは今度の連立内閣で行わないか、政党は政策を放棄すれば政党の使命がなくなるのじやないか、という御質問であつたように聴きました。
御案内の通り、今回の緊急経済政策にも明らかに政府はうたつておりますように、石炭を中心とした基礎産業に重点施策を講じますとともに、輸出産業の振興に力を注ぎ、食糧その他重要物資の輸入力を涵養しなければならぬと考えております。
ただ單に精神運動を高調いたしまして、その他の経済政策、その他の生活安定問題について策を施さないというのではないのであります。経済運動と精神運動と相並べて、不可分の関係で進みたいということは、昨日申し上げた通りであります。この意味におきまして、インフレ問題、あるいはやみの撲滅、生活安定問題も、日本民主化の上において最も必要なる対策であると考えておる次第であります。
政府におきましては、この危機突破対策の線に沿いまして、具体的政策を著々立て、そして極力強くこれが実行に邁進する所存であります。 そういたしまして、その中でも最も大事な財政の健全化という点について、一言申します。この現下の情勢におきまして、諸般の事情に顧みますと、本予算千百四十五億というような予算でもつて賄いきれるかどうかということは、これは賄いきれないことは明らかであります。
第五に、緊急経済対策のみならず、一般政策をも必ず實践にうつして、一つ一つを生ける実効策としなければならないと考えているのであります。而してその第一段の実行者は政府と役人であるということを考えておるのであります。第二段におきましては、國民大衆諸君も強く立ち上がつて、その実行に当られんことを希望いたすものであります。
同時に、いわゆる新円所得者の浮動購買力に対しても、租税あるいは貯蓄を通じてこれを吸收する方針でありまして、特に租税政策におきましては、負担の公平を期する建前のもとに、大口の新円所得者に高率の課税を行わんとするものであります。
というのは今も副議長からお話を聽くと、政策的に轉々と籍を変えて歩いて、一つの宣傳を狙いにおく人もあるかも分らんということを考えたときに、一囘以上変わることができないということを我々は考えておかなければいけない。
よろしく道路、河川公有水面、砂防その他諸般の農地造成用の施設、あるいは人口配分、産業立地等の見地から、いわゆる國土計画乃至地方計画の一環として、総合的な見地に立つて審査せらるべきではなかろうかということ、及び從來の開拓事業を見ますと、今申し上げたような総合的な考慮が不足したために、政策乃至は制度を立てる場合に、結果的に思うようにいつていないという事例が乏しくないということ、あるいはまた行政府におきまする
○荒木國土計画委員長 御丁寧な御説明で、大体了承いたしますが、第一点につきましては、これは理論的に究明すれば、なお政策的な見地から議論は殘ると思います。從いましてこの際いろいろと申し上げることによりまして、ただ時日を遷延するのが能でもありませず、かつまた、今後行政機構の改革その他適当の機会に、要すれば再檢討されることあるべしということを考え合わせまして、十分に了承する次第であります。