1947-07-04 第1回国会 参議院 本会議 第11号
その他食糧問題、價格問題、賃金問題等につきましても、それぞれ前から計画はされておりましたが、その完遂をはかるべく努力したようでございますが、遺憾ながら資材の中、鋼材、坑木等を除いては尚必ずしも十分な実績を示すことができなかつたのでございます。
その他食糧問題、價格問題、賃金問題等につきましても、それぞれ前から計画はされておりましたが、その完遂をはかるべく努力したようでございますが、遺憾ながら資材の中、鋼材、坑木等を除いては尚必ずしも十分な実績を示すことができなかつたのでございます。
然るが故に私はこの際政府におきまして公定價格制度を改善するということでありましたならば、その手続、方法、具体的方策をもう少し明瞭に示して戴きたいのであります。私共が考えまするのに、主要食糧、基礎資材、又は輸入原料等、四、五十のものにつきましては確かに公定價格が必要であります。併しそれ以外の凡百の商品につきまして公定價格の設定は殆んど不可能に近いことであろうと思います。
これは今後この企業整備が行なわれ、そうして職業の能力がありながらどうしても職業の得られないという人に対しては、もつと多くのこの保護法による救済ができ得る余地が、この数字によつても示されておると考えておるのでございます。 次にお尋ねのカテゴリーへ入つて行くところの國の費用としましては、失業保險と失業救済ということが考えられるのでございます。
政府は組閣後、いわゆる経済緊急対策八項目なるものを発表され、又一昨日来本議場において、総理大臣並びに和田、平野両大臣によりまして、その施政方針を明らかにされ、且つ又現下最も重要なる食糧緊急対策を発表いたされまして、政府の向うところ、又民衆の赴くところを示されましたることは、國民総力結集の上にこの上もないことと存ずるのであります。
又昨年公共職業安定所で以て取り扱つた成績によりまするというと、求職者が二百二十万人に対しまして、求人者はあべこべに三百万人という数字を示しております。これは勿論非常にアブノーマルな現象でございまするが、又これを以て一般を推知することはできませんが、そこには私は職を求める人のために、尚若干のそこに余裕があると私は考えておるのでございます。
この政策は一般政策のから農業政策、労働政策、救済政策、各般に亘りまして、主として原則的な総括的な事項を明らかにいたしまして、その進むべき方向を示しておるのであります。この方向に向つて常に努力して、その実現に邁進したいと考えまして、党を挙げて、その党員に対しましてもこれを守るべく明示いたしておるのであります。
いうまでもなく現内閣に対するわが党の態度は、一般的には、この内閣成立のためにわが党のとつた立場によつて示されているのでありまして、また現内閣が組閣の後に発表した経済対策、精神的な方面に対する対策、さらに今回の片山内閣総理大臣の演説等は、いずれもいわゆる政策協定を尊重しているものとして、大体においてわれわれはこれに賛意を表し得るものと考えるのであります。
そのスローガンの示すところの意味を選挙民が信頼し、賛成いたしまして、私は議員として当選し(「そうだ」と呼ぶ者あり)今日この壇上にあるわけであります。又片山首相は、正直者が馬鹿を見るような政治を排斥する。正直者が馬鹿を見ないところの政治を実現しなければならんということをば、國民に約束せられておるのであります。
これらの氣の毒な同情すべきところの人々、これに対するところのなにやら具体的な援護対策なるものが示されておらない。(拍手)のみならずインフレの克服、現在ご承知の通り日増しに上りつつある、「うなぎ」上りのように増進しつつあるところのインフレ対策、これについても昨日施政方針の演説において屡々述べられましたけれども、これに対するところの具体的のなにやら案が示してない。
しかも日本が、この多くの困難を排して、この学校制度をとつたということは、日本が中外に対して、ほんとうに誠意をもつて、平和的文化國家になろうとする決意を示したものと、私は存じておるのであります。 しかもこの実行には、先ほども申しましたように、現実に幾多の困難があるのであります。一つは、戰時中人口増加があつたにもかかわらず、学校の増築は行われず、さらに戰災によつて多くの学校は焼失いたしました。
私は、政府が大胆率直に危機の実相を明らかにし、いかにしてこの危機を克服すべきかの方途を示し、同時にこの危機の克服を通じて新日本建設への熱意を表明され、國民に対し全幅の協力を求められた、眞摯にして謙虚なる態度に対しては、心から同感を表するものであります。
今新憲法が制定せられまして、民主主義が至上命令としわれわれの方向を示しているこの絶好の機会に、新しき文化運動、新しき精神運動、すなわち心の入れかえを國民全体がいたしまして、新しき日本を建設するということが、最も必要なことと信じているのであります。
我が國の性格がもはや武力國、好戰國、警察國、官僚國ではなくなり、封建的な一切の機構は、制度上漸次拂拭せられまして、民主的議会政治が確立せられんとしているのでありますから、これらを事実以て立証し、世界に向かつて、日本國民の努力と眞実さとを示さなければならんと考えているのであります。
事実をもつてこれを立証し、世界に向つて、日本國民の努力と眞実さを示さなければならぬと考えておる次第であります。 政府の考えておりまする、われらの建設せんといたしまする平和國家は、次の要素をもつものであると考えるのであります。第一は、國民に、憲法に基く各種の自由を保障するところの國家であります。第二は、國民に、健康にしてかつ文化的なる生活を保障するの國家でなければならないのであります。