1949-08-11 第5回国会 衆議院 経済安定委員会 第20号
ただ税の問題等もありますが、そういうものを設けることになつて來れば、今のような惡い利回りの國債を持たないで、高利回りの社債を持つて貸し出すということになると、金融機関も、この貸し出しは好まないとか、これは危險だということでなく、ある程度行けるだろう。
ただ税の問題等もありますが、そういうものを設けることになつて來れば、今のような惡い利回りの國債を持たないで、高利回りの社債を持つて貸し出すということになると、金融機関も、この貸し出しは好まないとか、これは危險だということでなく、ある程度行けるだろう。
そのためにインフレーシヨンも起し、復金の貸し出しもどんどん多くなつて参つた。時には赤字融資さえせざるを得なかつたということで、需要をはかり、それに対して供給をつけておつた。その結果供給のつかぬものは通貨の増発になつた。ところがことしはその逆で、通貨は壇発しない、インフレもしない、デフレもしない、言いかえるとディスインフレの範囲内において、資金の供給のつく限りにおいて資金の需要面をやつて参りたい。
この方面につきまして、これまで十五億貸し出して來ているというお話でありますが、漁業法なんかも今度の國会に出ると思いますが、今度漁業権をこの水産協同組合で経営するという場合には、特に金融の裏づけがなかつたならばほとんど実際の経営はできないわけでありますから、その方面に対してひとつ積極的な金融の御措置を講じていただきたいということをこの際希望しておくわけであります。
○北代説明員 復金の貸し出し融通先が農業方面、あるいは中小工業方面に向いておるかというお話でございますが、詳しい数字は、先日提出いたしました書類にあると存ずるのでございますが、私たちのごく抽象的に考えております点を簡單に申し上げますならば、御承知のように復興金融金庫は、できました当時の事情から申しまして、主力を工業——工業も基礎産業に置くということになつております関係上、農業あるいは中小工業にまわします
○笹山證人 いや別にそういう意味でなく、当時私よく存じませんが、どのくらい出たか、最初の第一次融資の七億くらいとか、後で新聞で承知したのですが、そのうちの四億がいくらかそのころすでに貸し出し済みになつておつたのじやないかと思います。その残りの何億かが出たはずになつておる。そういうことを事実言つておつた。
時間もあまりありませんので、気のついたことをかけ足で申し上げましたが、この予算について一慶大きな問題ですから申し上げたいのですが、これをお取扱いになる國会の方々はよく御承知かもしれませんが、これは私たちの企業体において、こういう場合には國家の貸借対照表を添えていただく必要があるのではないか、たとえばどういうことかと言えば、大蔵省預金部の金を地方にお貸し出しになります。