1951-03-27 第10回国会 参議院 電気通信委員会 第12号
御承知のように、英国におきましてはBBCの聽取料は、英国の郵政庁が一応自分で収めまして、そのうちの何%かをBBCに返してやる、そうして若干のものを政府として積立ということもやつておりまするので、これは絶対考えられないという問題ではないと思います。
御承知のように、英国におきましてはBBCの聽取料は、英国の郵政庁が一応自分で収めまして、そのうちの何%かをBBCに返してやる、そうして若干のものを政府として積立ということもやつておりまするので、これは絶対考えられないという問題ではないと思います。
殊に民間の一般の商業放送というものが出て参りますと、相当やはり報道面においては或る程度の混乱と申しまするか、今まで一つの放送局でやつて、おりましたものが数カ所から出て参りますると、いよいよ日本放送協会の報道というものが一つの中心になつて行くような気がいたすのでありまして、御承知のようにイギリスのBBCの放送というものは極めて正確で、敏速で、非常に穏健であるということは世界的にも知られておるというふうなことを
殊に形態の上において非常に似ておりますイギリスのBBCその他欧州各国における放送の実情は非常に参考になる点が多いと存じます。まだこれは十分な調査をしておりませんので、今後その方面に調査を進めますと共に、これが延いて日本の放送事業の発達に與える効果が非常に多いものだろうと期待して楽しみにしておる次第であります。
びに放送協会として諸般の事情から万事止むを得ないということは了承するのでありますが、ただこれをカバーする一つの方法として、私古垣会長に対する個人的な関係から曾て御意見を伺つたことがあるから、特にこの際に申すのでありますが、若し第二放送において韓国語放送のプログラムを設置される、而もこれが当分長期間続くという見通しの下において、これは曾て古垣会長が何かの本に書かれたと思いますが、イギリスのロンドンのBBC
主要なる外国の例に徹しましても、諸君の御承知の通り、英国は一九二二年に民間放送として開始されましたが、数年ならずして解体され、公共企業体であるBBCの手に移り、現在に至つております。イタリー又然りであります。フランス、インドはいずれも現在国営の形態を採つております。ひとり米国のみ最初より民営の形式を採り、現在に及んでおる次第であります。
しかしながら、日本の地理的な條件、あるいは経済的な現状、あるいは文化水準というものを考えますと、かのイギリスにおきましても、放送協会は、唯一の公共企業体であるBBC、すなわち英国放送協会がただ一つの存在いたしておる点も大きく参考にいたさなければならぬと思います。
ですからBBCが独占である。当時あれほど自由を追求することに熱烈なフランスが独占で、スカンジナビア諸国でも独占だと聞いておる。日本が文化国家を一つの目標として見られておる。そういう面から言つても、私は文化の全般なる向上のために、そういうことがなさるべきでないと思います。そしてNHKの第一放送、第二放送がどの国民でも、どんないなかの方でも、比較的安く手に入るような受信機でお聞きになる。
ただ内容につきましては、私は音楽のことしかわかりませんが、これもいい悪いは別といたしまして、あれだけの厖大なNHKシンフォニー、あれだけのものを放送して、しかも放送会社がそれを持つているというのは、アメリカのNBC、ロンドンのBBCのシンフォニーと、わが国のNHKのシンフォニー、これなどは三つに数えられる大きいものではないかと思います。
○飯塚委員 先生のおつしやつた英国のBBCを模範として、一本建でやつた方がよいという御意見のように伺つたのでありますが、BBCはお話によりますと、第一、第二、第三放送までやつておられる。現在の日本は、協会の放送は第一、第二でありますけれども、昔の戰争前の第二放送、これが進駐軍專用になつて、現在では実際は第三までやつておるような形になつております。
米国ではたくさんの商業形態が競い合つて存在しておるかと思えば、民主主義の制度においてきわめて堅実な発達を遂げでおりまする英国では、初め商業形態であつたのを数年後改めまして、二十数年この方、單一独占の公共事業体として、BBC一本で経営して、英国民全体にサービスしております。また民主主義の先進国フランスその他の欧州諸国では、官営の独占形態で放送が行われております。
第二の点は、将来かりに連合軍が撤退をして、わが国から国際放送の各種の電波が流れるということが許されるにいたしましても、従来国際放送はどこの国においても、たとえばイギリスはもちろんBBC一本でありますし、また濠州でメルボルンの放送があつてもシドニーの国際放送があつても、放送局の局数は二つであつても、実際においては国内の言論というものはそう分裂して出ておるという傾向に私はないと思う。
即ちカナダの公共放送は一本の放送によつて始められ、現在これでは公共放送の使命を果し得ないという現実に尻を叩かれまして、第二放送を持つようになつたのでありますし、又イギリスのBBCのごときは更に第三放送を行なつて非常に国民大衆に歓迎されているのであります。即ち第二放送網の完成こそ公共放送の最小限度の需用を充たすものであるということを特に私は強調して申上げたいのでございます。
あの世界の九〇%の富を集めているアメリカのみを御覧になつておるから、そういう議論が出るのでございますけれども、イギリスのあのデモクラシーの発祥地であるイギリスのBBCというものは独占放送でございます。自由を求めることにおいてあれだけ熱心な国であるフランスでも独占である。イタリアもそうであります。