1947-08-12 第1回国会 衆議院 農林委員会 第11号
それで配給公團はさきに井上次官が言われたように、どうも明朗化された、明るい配給機構が確立されるなんといつているようでは、まことに時代に逆流する政府の施策と考えております。これらについて、主食の關係は減りますけれども、小麥とかだいずをどんなぐあいに政府はこの方向に使つているのだ。そうすれば遲配缺配はよけい殖えてくるが、一體そういう面についてはどんな考えをもたれているか。
それで配給公團はさきに井上次官が言われたように、どうも明朗化された、明るい配給機構が確立されるなんといつているようでは、まことに時代に逆流する政府の施策と考えております。これらについて、主食の關係は減りますけれども、小麥とかだいずをどんなぐあいに政府はこの方向に使つているのだ。そうすれば遲配缺配はよけい殖えてくるが、一體そういう面についてはどんな考えをもたれているか。
われわれは少くとも一方においては食糧不足を考えるならば、他面においては、法規の取締りのある程度の明朗化を考えなければならないのである。少くとも日々の生活に安心感をもたずして、われわれはその日その日の職域に奉公ができると考えるか。(「そんなことはわかつている」と呼ぶ者あり)できないがゆえに、わかつているならば、何がゆえに嚴罰の方針をとらなければならないのか。惡いということのみに沒頭している。
そうされることによつてすべてのものが明朗化されていくと私は考えるのであります。
これは民衆とともにやることで、そういう警察官の明朗化が考えられますが、この點につきまして相當御考慮を願いたいので、そのことを申し上げます。
しかしながら酒類は石炭その他重要産業勞務者に對する特配物資、食糧供出の給償物資といたしまして、また國民生活の明朗化のためにも缺くべからざるものでありまするから酒類の配給が適正に行われまするか否かということは、國民生活の安定、産業の復興、食糧の増産等にきわめて重大な關係を有するものと考えるのであります。
併しながら酒類は石炭その他重要産業労務者に対しましての特配物資、食糧供出用の報奬物資といたしまして、又國民生活の明朗化のためにも欠くべからざるものでありまするので、酒類の配給が適正に行われるかどうかということは國民生活の安定、産業復興、食糧増産等に極めて重大な関係を有するものであります。
もし食糧輸入の減少をはかることができましたならば、工業原料資材輸入の増加を見るに至りまして、よつてもつて産業復興を推進し、ひいては輸出増進、インフレ防止をすることができ、ここに初めて生活の安定、政治経済の明朗化を招來し得ると考えるものであります。 最後に、新憲法のもとにおける政党政治の形態について、首相に要望いたしたいものがあります。