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91件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1952-05-26 第13回国会 参議院 法務委員会 第45号

然らばいわゆる破防法の主とする目的としておるところは、第三條に規定しておることなんですが、これはいわゆる内乱内乱予備陰謀内乱の幇助、それからその次には刑法の第百六條騒擾に関する規定、それから刑法の第百八條の現住建造物放火、非現住建造物放火激発物破裂汽車電車等往来危険に規定する行為汽車電車等顛覆等、殺人強盗、これは皆刑法において処罰しておる。

一松定吉

1952-05-24 第13回国会 参議院 法務委員会 第44号

な問題といたしましても、私が先ほど言うように安保條約の第三條に基いてのこの問題から、こういう破防法というもの、即ち国際的な関連性があるところのこういう問題を取上げて、そうしてこの極左主義というものが日本内地においてそういう事情を起してくるのだというようなことを、これを極度に取上げられるような考え方から、この法案というものが出てきたのではないかと私たちはこう思つておるわけですが、併し暴力でその政府顛覆

内村清次

1952-05-24 第13回国会 参議院 法務委員会 第44号

法務総裁提案理由におきましても今日各所において行われている暴力主義的な事件背後にこれを扇動したり或いはひいては武装暴動によりまして、日本政府顛覆させることの正当なことや、必要なことを主張宣伝するような文書、或いはかような武装行動の準備的な訓練として各種の暴力的な行動扇動するような文書が広汎且つ組織的に配付されている疑いがあるのであります。

吉河光貞

1952-05-23 第13回国会 参議院 法務委員会 第43号

そこで私は政府にお尋ねするのでありまするが、この日本破防法の狙うところは、左右両極端のいわゆる暴力主義的破壞団体を目標にしておられるのであるか、或いは参考資料により私どもに與えられた、共産主義的な、暴力主義的な破壞活動団体狙いとしておられるのであるか、総裁のお言葉によれば、両方を狙いとしておるというように仰せられるようでありまするが、私は政府顛覆或いは七十七條の内乱罪の問題とか、こういうところに

中山福藏

1952-05-23 第13回国会 参議院 法務委員会 第43号

集団暴力ゲリラ戰法テロ行為によつて警察税務署襲撃放火し或いは殺人行為による暴力主義的破壞活動がひんぴんと起つており、その背後憲法及びそのもとに成立した政府暴力主義的暴動によつて顛覆することの正当性を主張し、又はその準備的な訓練として暴力行使扇動する不穏文書が組織的に配付されておる、これらは広汎且つ秘密な団体組織によつて指導されておるから本法案が必要だということになると、こういうお言葉

中山福藏

1952-05-22 第13回国会 参議院 法務委員会 第42号

何も放火する、殺人する、あなたたちは口を開けば放火殺人強盗強盗は入つていませんけれども、(笑声顛覆だとか、そういうような兇悪な犯罪ぱつと表へ出して、そうして国民を眩惑してしまつて国民はそんな犯罪は恐ろしいのだからまさにそれは必要であろう……。豈図らんや刑法のほうでちやんと処罰しているのだ。

伊藤修

1952-05-22 第13回国会 参議院 法務委員会 第42号

それはあなたは、例を引いて悪いか知れませんけれども、飯田七三氏あたりに向つて、どうだ、今日の政府のやり方はよくないじやないか、一つ政府顛覆をやろうじやないか、よしやろう、それですぐ顛覆内乱を企図していると言つて引張つてしまうのです。その報告書に基いてすぐ引張つてしまう。又その人が証人に出て来て、これはいつ幾日どこどこにおいて私にそういうことを言いました。

伊藤修

1952-05-22 第13回国会 参議院 法務委員会 第42号

政府委員吉河光貞君) 今御設例が出ましたが、ここに政府顛覆をやろうじやないかというようなことを、まあ真剣な問題としてさようなことを公安調査官が申しまして、相手方がよし一緒にやろうじやないかというようなことを申しますと、これは刑法上の問題じやなかろうかと考えておるのでありまして、そういうことは絶対に公安調査官としても許される行為ではないと思います。

吉河光貞

1952-05-19 第13回国会 参議院 法務委員会 第39号

又恐らくあなたたちも実際の問題にぶつかつてすでに御経験になつておることと存じますが、恐らく団体汽車顛覆しようだとか殺人をしようだとか、放火をしようということを総会の決議に基いて決定する馬鹿がどこにあるのですか。そんなことはあり得ないのです。それは恐らくその団体の構成の一部の人々がそういうことを企図して祕密裡に決議することはあり得るでしよう。

伊藤修

1952-05-15 第13回国会 衆議院 本会議 第42号

(拍手)  また騒擾公務執行妨害についても、予備陰謀はもちろん、それの教唆、煽動も罰するのであつて、これまた縛ろうとすれば、いかなるものでも縛ることができるもので、刑法規定を見ても、政府顛覆し、邦土を潜窃し、さらに朝憲紊乱する行為をいうのでありますが、もちろん朝憲とは封建的な言葉で、現在に適切でないものでありますけれども、要するに歴代政府打倒意味すると判例において解釈されております。

熊本虎三

1952-05-12 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第30号

ところが顛覆して全部死んでしまつたと、そういう場合には特別平衡交付金で村の財政が立ち行くようにしてもらつた。そうして今度は警察の場合も同様であつて、そういう場合が起つたならば、特別平衡交付金でそういうふうにしてやらなければならんと思うのですが、それはどういうふうに考えておられるか。地財委のほうから……。

岡本愛祐

1952-05-10 第13回国会 参議院 法務・内閣・地方行政・労働連合委員会 第1号

而もこれらの破壊活動背後には、憲法及びその下に成立した政府武装暴動によつて顛覆することの正当性を主張し、又はその準備的訓練として暴力行使扇動動する不穏な文事が、組織的に配付されているのであります。かかる事実に徴するとき、これら一連の事犯は、広汎且つ秘密な団体組織によつて指導推進されている疑いを深めざるを得ないのであります。

木村篤太郎

1952-05-10 第13回国会 衆議院 法務委員会 第48号

吉河政府委員 お尋ねの第一問は、今日の民主主義社会において内乱罪成立余地があろうかという御質問でございますが、先般御審議の資料として提示しました文書等によりましても、明らかに武装反乱をもつて今日の憲法制度顛覆するというようなことの必要性を主張した文書があるわけでありまして、内乱罪成立の危険なしとは断じ得ないものと考えておるのであります。

吉河光貞

1952-05-10 第13回国会 衆議院 法務委員会 第48号

○田中(堯)委員 まず内乱という点からお尋ねしたいのですが、内乱というのは、これは一体何か、刑法規定には、政府顛覆、邦土僭竊朝憲紊乱目的として暴動を起すというふうになつておりますが、一体今日、あなた方の主張せられる民主主義社会であるならば、内乱罪成立余地があろうかということです、結論から申せば。

田中堯平

1952-05-09 第13回国会 衆議院 法務委員会 第47号

この朝憲というのは何だ、それを紊乱するとは何だということになれば、国家政治的基本組織不法に破壊することを言う、政府顛覆、邦土の僣竊のごときその例示規定なりと解すべく、政府顛覆とは行政組織の中枢たる内閣制度不法に破壊するを言う、こういうような説明がなされたばかりでなく、こういうような論理と文章によつて、幾多の人間が朝憲紊乱した、あるいは治安維持法違反というような罪名で、いろいろな残虐な取扱

加藤充

1952-05-02 第13回国会 衆議院 法務委員会公聴会 第2号

この法律の条文を見てみますと、「政府顛覆シ又ハ邦土僭竊シ云々という言葉があります。ここに使われておる政府という概念は、私どもが今日考えておる政府僭でではありません。これはその当時の明治天皇のもとにある特権政府であります。私どもの現在考える、またそうなくてはならないところの民主国家の民主的な政府ではありません。そのすぐあとに「其他朝憲紊乱スルコトヲ目的トシテ云々という言葉があります。

石川達三

1952-04-30 第13回国会 衆議院 法務委員会公聴会 第1号

○世耕委員 毎日の新聞記事、あるいはラジオ等に報道されているのだが、あちこちで税務署襲撃を受け、あるいは交番は火炎びんを投げ込まれ、汽車顛覆される、電車はひつくり返つて死傷者を出す、あるいは学校においては学生と警察力正面衝突をしている。これはただごとじやないと私は見ているのですが、あなたはこれをただ一時的な現象とごらんになりますか、それとも大したことはない、こう御判断になりますか、

世耕弘一

1952-04-26 第13回国会 衆議院 法務委員会 第43号

まずお尋ねしたいのは、刑法の言う内乱罪、これは、「政府顛覆シ又ハ邦土潜竊シ其他朝憲ヲ紊亂」ということでありますが、邦土を僣窃とか、朝憲紊乱というようなことは、これは今日あり得ない文句だと思います。これは天皇制の絶対権力下における明治四十年代の立法でありまして、邦土という観念からが、そもそもこれは封建的な観念、何か君主が国土の一部々々を臣下に封じてやるというような意味邦土でありましよう。

田中堯平

1952-04-26 第13回国会 衆議院 法務委員会 第43号

「強力及び暴力による政府顛覆は、政府にとつては確かに言論を制限するに足る重大関心事である。実際顛覆に対しての保障は如何なる社会においてもその窮極の価値なのである。何となれば、若し社会が内部からの武力攻撃に対してその機構を防護することが出来ないならば、あらゆる従属的価値もまた護ることが出来ないことになるからである。

吉河光貞

1952-04-22 第13回国会 参議院 外務・法務連合委員会 第4号

それから(6)として鉄道乃至電車顛覆するような団体、そういうふうに並べて行かなければならない。ところが、このワの(3)に争議に関係する項目を挙げているのは、これは我々民衆の側のほうから見ますと、問うに落ちず、語るに落ちている。こういう條項をどういうふうに適用するつもりであるかということが非常にはつきりしている。で、そういうふうに濫用される虞れがあるだけではない。濫用を防ぐ保障がない條項です。

羽仁五郎

1952-04-17 第13回国会 参議院 本会議 第31号

汽車顛覆がいいのですか。かようなものを放置したならばどうでしようか。暴力的に団体行動としてかようなことを行うものは、いかんというのであります。それで、(「刑法があるよ」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)かようなことを目的とする団体規制するのが、この法の目的であります。そこで、そういうことを目的とする、或いはこれを行い、行わんとする団体を規制して行くのが本法案趣旨であります。

木村篤太郎

1952-04-17 第13回国会 参議院 本会議 第31号

このたびの法律労働組合の正当なる活動を制限又は介入しないと言うけれども、例えば政府打倒攻撃等煽動がやはりこれに引つかかるようになりはしないかという意味の御質問のようでございますが、この中にありまする煽動とは、明らかに、内乱騒擾殺人放火汽車顛覆等の重大なる暴力が列挙されまして、その煽動がかかるのであります。

吉武恵市

1952-04-17 第13回国会 参議院 本会議 第31号

この法案趣旨とするところは、要するに、内乱とか或いは騒擾とか、或いは放火とか殺人だとか汽車顛覆とかいうような、そういう危険中の危險な行為を行なつた、或いは将来行わんとするところの団体を規制せんとするのであります。従つて、今労働大臣言つたように、我々は労働組合がかような行為をするということは、いささかも思わない。決して思わない。

木村篤太郎

1952-04-14 第13回国会 参議院 本会議 第29号

私は組合の幹部には、今回の暴力主義的破壊活動防止法案は、今木村法務総裁がお答えになりましたごとく、内乱騒擾殺人放火汽車顛覆かくのごとき明らかなる暴力を防止しようとする法律である。現在の労働組合がかくのごとき暴力をあえてしようとは私どもは  少しも考えておりません。(「戰争はどうだ」と呼ぶ者あり)従つてこれは誤解に基くものである。

吉武恵市

1952-03-06 第13回国会 参議院 法務委員会 第11号

一松定吉君 こういうことじや、一体これは汽車顛覆できないのだと、それを顛覆したなんということで検事が起訴したということは、でつち上げた事件だということを役者が言うのか。芝居の筋を聞いておるのだよ。そういうことをしておつたのですか。松川事件を筋にとつて芝居をしたのだろう、あなたが観たときはどういうことをやつてつたか。

一松定吉

1952-03-06 第13回国会 参議院 法務委員会 第11号

一松定吉君 そうして共産党の人々吉田内閣行政整理に対する反対、それから報復、それから警察官の労働運動取締の緩和、そういうようなことをさせるために汽車顛覆せしめる、こういう計画で線路の釘を抜き取つておいて、線路が動くようにしておいて、そうしてそれがために汽車顛覆せしめて機関士が一人と助手が二名死んだという事件だね。

一松定吉

1952-03-04 第13回国会 参議院 法務・文部連合委員会 第1号

証人矢内原忠雄君) 繰返して申しますように「それによつて人を殺すことを奨励するとか、或いは国家顛覆することを煽動するとか、それはよくありませんが、たびたび申しますように、例えば結核菌研究をすれば、対象結核菌でございます。結核菌は非常に有害なものであります。けれどもこれを研究することによつて(「常識がない」と呼ぶ者あり、笑声学問は進歩するのです。研究対象犯罪事実であろうとも……。

矢内原忠雄

1952-03-04 第13回国会 参議院 法務・文部連合委員会 第1号

殊に先刻これは警察がでつち上げたのだというような演説をしているときに、こういうものを許しておいて、顛覆相談をするようなことが芝居一つに取込まれているかどうかは知らんが、相談をして、而も顛覆したことについて、アリバイをこしらえて、そして我々はそういうことをしなかつたのだという打合せをしておいて法廷に臨んだ事件です。

一松定吉

1952-02-15 第13回国会 参議院 地方行政委員会 第5号

現下の我が国内における治安の状況は皆様御承知の通り全体としては一応平静に維持されておると存ずるのでありまするが、その裏面におきまして一部国民の間にはいろいろな不安、動揺が見受けられると共に、最近極く少数の破壊分子の間におきまして日本国憲法並びにその下に成立した政府を、武装反乱或いは武力鬪争によつて破壊顛覆するということを主張したような印刷物を広汎に発行、配布しておるというような事実があつたのであります

吉河光貞