1947-08-09 第1回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第10号
一面また名目賃金六千圓、實質賃金四千三百圓という要求をしようというような運動も現に起つておりますし、また新たなる勞働政勢の波も高まろうとしておりますので、特にこの際物價を六十五倍にして賃金をその物價に釣合わさないような形にした、言いかえれば一般勞働者は、勞働者の犠牲において物價の安定が行われておるのだというような不安にかられておりますので、昭和九年、十年を基準にして、物價を六十五倍にされたといいまするが
一面また名目賃金六千圓、實質賃金四千三百圓という要求をしようというような運動も現に起つておりますし、また新たなる勞働政勢の波も高まろうとしておりますので、特にこの際物價を六十五倍にして賃金をその物價に釣合わさないような形にした、言いかえれば一般勞働者は、勞働者の犠牲において物價の安定が行われておるのだというような不安にかられておりますので、昭和九年、十年を基準にして、物價を六十五倍にされたといいまするが
ただこの際物價廳の方がお見えでございますが、私はこの一・九という率は、小委員長の言われたる配給資材を政府が確保し得るその條件のものに、一・九は最低價格の率であるということを考慮に入れられて、二倍になりますか、二倍半になりますか、適正なる價格に近い公定を御發表あらんことを念願いたすのであります。あらゆる品物が今日非常なる混純たる状態におかれて、その價格は迷うております。