1974-02-14 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
たとえば、さっき申しました電解ソーダの工場でも、水銀のたれ流しはおかしいじゃないかということによって通産省が号令をかけた結果、やはり、水銀法をやめて隔膜法に転換するというふうなこともやってきておりますし、出てくる煙突の煙から、亜硫酸ガスが出てくるやつから硫酸という役に立つものもつくっておる。
たとえば、さっき申しました電解ソーダの工場でも、水銀のたれ流しはおかしいじゃないかということによって通産省が号令をかけた結果、やはり、水銀法をやめて隔膜法に転換するというふうなこともやってきておりますし、出てくる煙突の煙から、亜硫酸ガスが出てくるやつから硫酸という役に立つものもつくっておる。
そういうことについて、その水銀を、そのまま使い古しのものを放出しないように、隔膜法に切りかえる操作をいまいたしておるとか、そういうことで力を入れておるわけでありますが、御指摘の問題はたいへん大事な問題であって、われわれも同じ考えでやっておるわけでありますが、農林省関係に関するいまお話しのような点につきましては、事務当局のほうから御報告いたします。
使った水銀全部を流してしまったとすればたいへんな量でありますが、いずれにしても、そういうことではないようでありますが、しかし、不安があるということで、通産省が水銀法を隔膜法に切りかえろという指令を出しまして、いまはそういうふうに各会社とも転換をいたしておるようであります。
次に、水銀汚染の対策でございますけれども、これは環境庁長官から御説明があると思いますが、この会議をやりまして、暫定基準の作成、あるいは有明海における住民の健康調査、あるいは中小企業に対するつなぎ融資の実施、あるいは水俣等環境調査の実施、それから特に通産省の関係しておりまする苛性ソーダについて隔膜法への転換とクローズドシステムへの急速な仕事の完了、こういうことをやっておりまして、クローズドシステム化については
水銀法から隔膜法への転換完了は五十一年三月になるとのことでありましたが、できるだけ早い時期に転換が完了することが望まれます。水銀を含む塩水マッドにつきましては、二次公害の起こらないよう万全の対策が必要です。 徳山湾の水銀問題の抜本的解決策は水銀ヘドロを除去することであります。山口県の報告によりますと、上から深さ二十ないし三十センチの上層部分のヘドロに水銀が一番多く蓄積されております。
、指導計画等が進められることを信頼するわけですが、ただ心配するのは、九つのうち七つまでシロ、クロからいえばシロだ、あとは半クロだと、こういうようなきょうの判断になるわけですが、もうすでに先ばしったものから言わせればシロだ、これでいいんだというようなことで、国民の側がそれにほっとすることばわかるけれども、企業の側がほっとしてしまって、長官みずからが閣議の中でがんばって、クローズドシステムの問題とか、隔膜法
○細谷委員 そこでお尋ねしたいのでありますけれども、五十年の九月までに約三分の二程度を隔膜法に変えていく、五十二年度末に全設備の隔膜法への転換を完了する、こういうことでありますが、その間は、水銀が逃げないように、具体的にクローズドシステムなどを推進なさるのですか。その点はいかがですか。
苛性ソーダ一トンつくるに必要な電力といたしましては、水銀法では三千二百キロワットアワーでございまして、他方隔膜法につきましては二千八百キロワットでございます。
○細谷委員 そういたしますと、電力そのものとしては、トン当たり隔膜法では二千八百キロワット時、水銀法では三千二百キロワット時、一方隔膜法では蒸気が必要でありますので四トン必要だ。そうしますと大体五百二十キロワット時くらいの電力換算になりますね。そういたしますと、隔膜法のほうが全体としては電力がよけい要る、こういうふうに理解してよろしいわけですね。
特にこの中で、紙・パルプ産業におけるすべての水銀化合物の使用の禁止という項目がありますが、この項目について、日本では水銀法を隔膜法にかえるということでございますが、私は特に岩国地域が汚染されているその原因の一つに、やはり紙・パルプ産業において水銀を使用してきたということが原因であると思うのです。あそこは山陽パルプですか、もうすでに隔膜法に切りかえたのか、まだ水銀法でやっているのか。
それからなお、水銀法の問題につきましては、先般衆参両院でお答え申し上げましたように、完全なクローズドシステムを導入いたしますし、四十九年の年央におきましては六割、六五%の隔膜法転換を行ないます。さらに五十二年末をもちまして、全量隔膜法に転換するという方針で臨んでおります。
隔膜法に転換をする。これは五十年の九月でございますけれども、極力転換を進めるというような作業も着々と進めておるわけでございます。 私どもは、ああいうようなショックが起きまして、漁業者のみならず関連業者につきまして非常な打撃を与えたことを遺憾に思っております。
○島本委員 しかし、その中で第三番目の水銀排出の規制、この項の中で、クローズドシステムに完了する時期を四十九年九月として、ソーダ工場は五十年九月を目途に極力隔膜法に切りかえる、このような一項があるわけであります。「極力」とつけたことは、これはもう五十年九月までにやれないのじゃないか、このことについてば論議のあったところです。これに対しては、いまどういうような進捗の状態でありますか。
○飯塚政府委員 ソーダ工業の隔膜法への転換につきましては、推進対策会議の結論といたしましては五十年九月までに極力転換をはかるということになっておりますが、その後通産省は、関係業界をできるだけ早く転換を促進するということでいろいろ指導いたしてまいりまして、現在業界におきましては五十年九月にほぼ三分の二が隔膜法へ転換できるという見通しがついた段階でございます。
あとは極力五十年の九月まで隔膜法を採用させる、こういうことでありますが、ただ、世論が非常にきびしいものですから、行政の指導より前に進んでいる向きがあるのではないか。たとえば県とその工場との公害防止協定、市と工場、企業との防止協定等々で、住民運動を背景にして詰めている段階があると思うんですね。
それから隔膜法への転換については、昭和五十年の九月までに極力転換をはかるということであったわけです。しかし、その「極力」というのが、連絡会議をいたしましたときには五〇%ぐらいということであった。
なお、隔膜法は現在約十七万トンほどでございますが、この約三百六十万トンございます水銀法の設備を逐次スクラップ化してまいりまして、他方、隔膜法につきましては昭和五十年九月末までに大体約三百万トンほど、正確に申しますと三百十二万一千トンでございますが、約三百十万トンを建設するという計画でございますが、この計画は、実は関係企業三十六社、四十九工場でございますが、これに逐次当たりまして、各社とそれぞれ協議と
○飯塚政府委員 それでは隔膜法以外の問題につきまして、私から御説明申し上げたいと思います。 屋外高圧線に対しては、塩ビ等が優先供給されておるけれども、これをあと回しにして屋内配線のほうに振り向けろということでございますが、先ほど申し上げましたように、第二次緊急出荷等につきましても、平形ケーブルをもっぱらつくるために供給するように塩ビメーカーに働きかけるつもりでおります。
隔膜法によるところの生産を五十一年ではなくて、早める。それに対する見通しはどうなのか。 それから電線の生産を、これは平形ケーブル生産を重点的に行なうというようなことについては先ほどお答えがありましたから、これはけっこうであります。 それから屋外高圧線の被覆化、これを優先的に行なっております。そのために平形電線の生産をストップしているというような面すらあります。
○中曽根国務大臣 隔膜法に対する転換の問題でございますが、当面はクローズドシステムを早く完了させる、それから隔膜法に対して転換を促進する、そういう二段がまえでいっておるわけでございます。隔膜法の転換は五十年をめどとして極力パーセンテージを大きくしていこうということでございますが、これは工業所有権、技術の問題がございまして、そういう点でなかなか困難も伴います。
○三木国務大臣 できれば五十年の九月までに全部隔膜法に切りかえられないか、これが推進会議における私の強い考え方であったわけであります。
そういった場合にはとりあえずたとえば半分をつぶしまして、その半分の水銀法をつぶしてそこに隔膜法を建てている。
そういう意味から、公害の問題についても、またそれと関連する製造の問題についても、たとえば苛性ソーダの製造を隔膜法に転換するということと関連いたしまして、今度は苛性ソーダを使う紙であるとかあるいは石けんであるとかあるいは塩化ビニールであるとか、そういうようなものについてもそれぞれの全体のバランスを考えた製造、しかもそれに見合った消費というものを考えながらやっていかないといけないというように思います。
たとえば、そういった水銀を使わないで塩素をつくる方法、苛性ソーダの隔膜法というようなことについての技術的な開発というものが一体間に合うものであろうかどうか。そういう見通しについて通産当局はどうされるか。そしてまた、そういうものに対して強力に工業技術院とか、そういうところで技術指導、開発という問題について力を入れていかなければならぬと思いますが、そういうことについてのお考えをお伺いしたいと思います。
したがいまして、水銀を全然使わない隔膜法によりますものはわずか五%でございますが、水銀汚染の抜本的な解消策といたしましては、水銀を使わない製法であります隔膜法にできる限りすみやかに転換するという必要があるわけでございまして、私どものほうは先般来、水銀対策会議の結論等に基づきまして、関係業界を指導しながら現在検討を進めているわけでございます。
これは通産省、環境庁の方にお伺いをしたいと思いますけれども、政府は三井東圧だとか、大牟田工場、ここなど九工場に対して今年の末までにいわゆるクローズドシステムを採用させて、一九七五年の九月末までに水銀を使わないいわゆる隔膜法への転換をはかっていく、そしてそれを五〇%にしていく、こういうことがいわれているようでございますけれども、私は、この水銀の排出というものをほんとうに押えていく、こういう立場から、そうであるならば
○小林(政)委員 電解ソーダの生産能力というのは、七二年の五月現在で、政府の統計で見ましても年産三百七十五万二千トン、しかも隔膜法というのは十六・四万トンで、水銀法というのが九五%を占めているというのが現状だということが報告されていますけれども、これを早急に隔膜法に切りかえていく、そして水銀法の使用設備をスクラップ化していくということを述べているわけです。
といわれておりますが、この隔膜法に切りかえることが抜本策でございます。
しかし、根本は、水銀を使わないということが一番の徹底した対策でありますから、中曾根通産大臣も言われたように、主要水域では、本年度末までに水銀を外に出さないクローズドシステムに切りかえる、また、触媒としての水銀を使わないような隔膜法に全面的な転換を極力進めるということで、水銀問題に対する根本的対策をとりたいと考えております。(拍手)
水銀及びPCBの問題につきましては、まず通産省といたしましては、使用の規制を行なう、それからクローズドシステムに転換させる、それから隔膜法に転換させて水銀の使用を禁止させる、こういう三段階の方法を講じて、できるだけ早期に隔膜法に転換をやらしております。
○三木国務大臣 隔膜法に対しての転換、これは極力ということばがついておりますが、一日も早くやろうということですから、その前にクローズドシステムにする、循環方式で外へ出さぬようにするということは、これは来年のどんなにおそくても九月でありますけれども、主要な工場は今年中にやるということになっておりますから、まず第一の関所はそこでつくる、それがクローズドシステムができないものは操業を中止するということになります
それと同時に、鋭意隔膜法に切りかえる、この作業をやりたいと言っておりました。五十年の九月をめどにしてやってもそれまでにできない場合には、隔膜法に切りかえたほうの操業はする、ただし水銀を媒体に使う場合の工場の操業を中止するか、こういうふうに言ったらしないと言うのであります。どうしてもしないのか、こういうふうに言ったら、国がやめろといえばやめます、国の指導に従います、こういうような言であります。
○説明員(高橋清君) 御指摘のように、基本的には水銀を使わない隔膜法に転換するのが最善でございますが、先生御案内のように、隔膜法につきましては残念ながら現在までのところ、わが国には技術がございません。実はこれもやはり必要かと思いまして、通産省におきましても国産の技術に対しまして開発の補助金を出しておりますが、現段階ではまだ間に合わないような実情でございます。
基本的には水銀を出さないことが全く必要でございますので、むしろそういった点からは隔膜法と申しますか、水銀を使用しない製造方法を当該工場に導入させるべきだというふうに考えまして、当面はクローズドシステムを一日も早く仕上げると、御指摘のように一応九月末と言っておりますが、これもどうしても若干は物理的にも時間がかかりますので、きょう、あすというわけにもいかぬと思いますが、いずれにしましても、当面の問題といたしましては
いわゆる隔膜法に全部移すと、そういうようなことをおっしゃっているわけですけどね。それは隔膜法になれば非常にいいわけですけれども、隔膜法になった場合はやっぱり苛性ソーダの品質の問題とか、いろいろそういう財界もかなり反対をしている意見もある。そういうことで、ただ、水銀問題になったからといって、おざなりの対策を立てたんではこれは何にもならぬと思うんですね。
もう一つは、水銀について、隔膜法の問題についても、時期を明示する。いままで一つの方法は出ておりますが、もうそのままではだめなんだから、ではこれはいつまでにするかということについての方針は固まっておると思いますが、それらの点はいかがでしょうか。
隔膜法への転換でございますが、その前にやはり水銀に対しますこうした国民的な不安というものが大きく広がっておる状況にかんがみまして、来年四十九年の九月までにこれら苛性ソーダ等の工場につきましてはクローズド化を完了することとしております。 なお、疑わしいと申しますか、問題とされております九水域につきましては、本年度中にこれを完了するように会社に指示をいたしておるところでございます。
それから、時期を明示してまずクローズドシステムにし、それから隔膜法に転換するということはこの間指示しておるところでございまして、具体的には政府委員より御答弁申し上げます。
○中川(利)委員 あなたの筆法によれば、それで十分満足すべき状態で、そういうものが出ていないということになれば、なぜクローズドシステムだとか、隔膜法だとか、そんなことを言うのですか。あなたの筆法によれば十分じゃないですか。あなたの言うことそのものが矛盾じゃないですか。
○松村説明員 お話のように、隔膜法への転換ということについては、これを早急に行なうように指導をいたしておるところでございますけれども、これも先生御承知のように、水銀法から隔膜法にかえます場合には隔膜法の技術というものが必要でございますし、現在それらの技術をアメリカ等から導入する計画を各社で検討してもらっているところでございますけれども、やはりこれらの転換についてはどうしても物理的なある限界があるということでございます
○中川(利)委員 企業にはあくまでも甘く、国民にはあくまでも冷たい、こういうやり方だというふうに私思いましたけれども、そういう態度の中で、たとえばこの推進会議の要項の中にもありますが、隔膜法への転換というのは、「五十年九月を目途に極力、隔膜法への転換を図る。」こういう言い方をしているわけですね。「五十年九月を目途に極力、隔膜法への転換を図る。」というのはどういうことですか。
水銀の排出は、水質汚濁防止法によりまして、すでに厳重に取り締まられておるのでありますが、水銀を排出するおそれのあるソーダ工場等につきましては、その工程をクローズドシステム化する、あるいは隔膜法へ転換するということを、それぞれ目標年限を定めて、きめたのであります。
○小宮委員 それから、隔膜法に切りかえるまでの一つの段階として、これは長官も言っておりましたが、クローズドシステムですね。このクローズドシステム化の対象は、汚染地域の企業だけを対象にしておるのか、全国のこういった水銀を使用しておる企業を対象にしておるのか。おそらく今回の場合は汚染地区のそのような企業だけを対象にしておると私は理解するのですが、どうですか。
これに対しまして隔膜法の場合は、大型化されたものが一つの単位になっておりまして、大体月産で一万トンが標準規模というふうに、外国で動いております工場は、いわれております。それの建設費は大体一工場五十億円でございます。
○小宮委員 通産省にお尋ねしますが、水銀法から隔膜法に転換するということが決定をされておるわけですが、この隔膜法に転換するためには、どれくらいの費用が要りますか。
○中曽根国務大臣 とりあえずはクローズドシステムにいたしまして排水を外へ出さない、内部循環系に切りかえる、そういうことを急いでやらせますが、隔膜法に対する転換は日本に技術がありませんものですから、外国技術を導入するということが一つでございます。それから、それに要する資材の入手その他で若干因難が伴うようでございます。
ここでいろいろ問題があるわけでありますけれども、五十年の九月までに水銀を大量に使用する水銀触媒法を全く水銀を使わない隔膜法へ転換させる、このような指導がなされるわけでありますけれど、いつの間にやら五十年九月をめどに隔膜法への転換を極力行なうということになっておりまして、これはまた残るわけであります。