1947-08-13 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第11号
ただここに考えられますことは、現在の物價高におきまして、またこれ以上インフレが高進するようなことが萬々一ある場合におきまして、醫療品の値上り、その他によつて醫者が完全に醫療をし得るかどうかということに多少の疑いがあるのでございます。どうか當局におかれましては、そういう點を考慮に入れられまして、醫師に對しては、醫療品その他の配給等の面におきましても、御考慮を願いたいと私は存じます。
ただここに考えられますことは、現在の物價高におきまして、またこれ以上インフレが高進するようなことが萬々一ある場合におきまして、醫療品の値上り、その他によつて醫者が完全に醫療をし得るかどうかということに多少の疑いがあるのでございます。どうか當局におかれましては、そういう點を考慮に入れられまして、醫師に對しては、醫療品その他の配給等の面におきましても、御考慮を願いたいと私は存じます。
今のような店の問題は、第一親というものが死んだら、すぐ子供というものが、十分にそこを生かしていくだけの力はないものでありまして、まあたまにそういう者もありますけれども、大體子供というものは、親が辨護士をすれば子供ば醫者になり、親が醫者をやれば、子供は會社へ行つたり、官吏になつたりいろいろかわつてまいります。だから自然に相續というものは形がかわつてまいりますから、個々の場合においてうまくいかない。
眼醫者が眼が惡いと言つたり、腦神經の醫者が腦神經と判斷して見ても、それは駄目ですから、やはり綜合的に直して行くことより外にはないのであります。この前のヨーロツパのインフレから見まして、日本はこの程度に防ぎ得たということは、私は大體の成功と言うてもよかろうと思います。又失敗ということも言えるかも知らんが、大體私は成功と言つてよかろうと思います。
實地における末端の保健所の機能をいかに發揮するかどうかということは、實に保健所におりますところの保健に携わつております醫者と、そしてその大多數は保健婦である。その保健婦の旅費がたつた一圓しか給與されておらないという無惨な事實をごらんいただきたい。
私は醫者でございますけれども、こう言えば榊原君あたりからしかられるかもしれませんが、醫師會に牽制されておつてはできないと思います。醫師會は治療でありますから、保健衞生とか豫防衞生ということにはあまり大きな期待はかけられない。醫師會なんか氣にしないで、思い切つて大きな幅でやつてほしいという希望を述ベておきます。
これについては、醫者とか保健婦とかいうものばかりでなく藥品にも、力を入れなければなりませんから、そういうことにも、今よほど考えをもつて、著々その方に著手しつつあるのであります。
われわれが醫者に聽いてみますと、おこうこにあるカロリー、みそにあるところのカロリーは、日本人にとつては肉食と同然だと言う。そのみそ、醤油という大事なものを、まことに粗製品を濫造させまして、そうして腐るようなものをつくつて——過日ここに何とかおつしやる局長でありますが、みそは腐らぬと言つて、えらい理窟を言つておられました。私から見たら、あれはみそじやないのです。
特に醫務局長のお醫者さんでありますから、その點御痛感になつておられると思いますが、製藥課長が藥學士でありまするために、化學方面にもつと積極的に働きかけて醫藥品をつくるというような努力が足りないだけでなく、むしろ化學藥品工場の方から醫藥品をつくりたいというような話合いがあつても、極力これを阻止しておつたような事實があるのであります。
また看護婦のみでありませんで、お醫者さんの待遇も國立病院、療養所は低いので、そのためにお醫者さんが得られないとも言われておりますが、これはひとり國立病院、療養所のみならず、政府において醫療機關をもつております鐡道省、あるいは遞信省等、すべて多數の醫者を擁しております方面とも連繋をとりまして、この問題は一様に一般の常識にあてはまりますように待遇の改善に進みたいと存じております。
○山崎(道)委員 私は今看護婦のことだけ言つたのですが、たしかにお醫者さんもひどいのです。これは六月でございますから、その後待遇が變つたかもしれませんが、大學を出て七年くらい經つ方で手當を入れて千五百圓くらい、これは兵隊から歸つたばかりの方でございます。
これはちようど醫者が病人をみるのと同じことだ。一刻も早く病人を治してしまえば醫者の收入は少くなる。がしかしながらこの病氣は長續きがするのだから、安心して收入があるのだ、といつたような氣持と變らぬような感じがしました。そこに何らかの矛盾を覺えます。
先ほど三木局長もおつしやいましたように、とかく醫者というものは豫防ということよりも治療をやりたがる、今もし保健所において治療のようなことをする場合には、治療にだけ専念するような結果になつて、豫防衞生の方面は等閑になるのでないか。
むしろ私どもの危惧いたしますことは、榊原議員のよく御承知になつているところでありますが、指導と治療と両方を比較いたしますならば、醫者の立場からいたしますと指導の方が非常にむつかしい。治療は非常に簡單であります。かつ従来の醫師機關におきましては主として治療を教えていたのでありますから醫師はやすきにつきやすいのであります。
なお保健所において治療をなさんといたしましても、治療をする醫者と、豫防に専念する醫者とは畫然と御區別を願いたいのであります。治療に専念している醫者が豫防醫學の方にどうしても手が伸びぬと同様に、豫防醫學に専念している醫者はどうしても治療に手が伸びぬ。御研究になつたお醫者さんが、治療の方に手を出した完全な治療ができないのは當然であります。
醫者の数がどうも足りないように存じます。例えて申しますと、三菱美唄のごときは、一人の醫者で毎日六十五人から八十二人の人を診ているという状態でありまして、全國平均で申しますと、一人の醫者で二十七八名だそうであります。こういうような有樣で、病院のごときは廊下に患者を收容しているような状態であります。
お醫者さんもいないので困難しております。 それからこの一番おしまいの繪のあるところを開いていただきまして、圖表の第一番目をちよいとごらん願います。これは中央氣象臺に向つて、たとえば十分以内、遲くとも十五分以内には日本全國の百五十箇所の觀測所から資料を送りこむ、その送りこむ仕組が書いてあるわけであります。
醫者が頼んでもその救急車がまつたく救急の用をなしておらないということで、私どもたまたまそういう面にぶつかるのであります。この救急車として指定されておる車に對するガソリンの配給量でありますが、おそらくこれはその府縣によつて配給の量が違うのではないかと考えるのであります。
なるほど會社は警察や縣廳に對しては非常にサービスをよくしているが、醫者が電話をかけて救急車として自動車を貸してくれと頼んでも貸してくれたことがない。非常に非民主的非文化的で困つておる。警察や県廳の役人に對しては非常に便宜を與えているから、警察や縣廳の役人は非常にいいものだと思つているが、一般の醫者に言わせると困つておる。だから新規のものに對しても許可を與えるようにしていただきたい。
○東政府委員 現在お説のごとくに醫薬品、醫療品ともに量において非常に缺乏いたしております際でありますが、特に國民健康保險の立場からのお話合もございまして、醫薬品、醫療品等を扱つております醫務局におきま、ても、現状において許される範囲と申しますか、一般の日本全部の醫療關係者に封する配給の不十分なのを一層不十分にして、それを非常に混乱に陷れるごとなく、しかもなお國民健康保険に協力される醫者の方々にできるだけの
○福田(昌)委員 醫者がこの事業に積極的に協力いたします場合には、醫は仁術の立場から精神的に協力いたしますのは當然でありますが、それにいたしましても、この物價高の、しかもやみでなければ醫薬品、醫療器具というものも十分に入手できないこの時代におきまして、この健康保険を扱います醫者に射しまして、特に醫療品とか、あるいは醫薬品の配給につきましては、いかなるお考えでいらつしやいますか、承わりたいと思います。
○福田(昌)委員 國民健康保険事業の實施にあたりまして、醫者が積極的に協力いたしますのはもちろんでありますが、醫者がその協力におきましても、精神的な協力面と物質的な協力面とがあるわけでありますが、その醫者の協力いたします場合におきましても、経済的な面、殊にその醫薬品とか醫療機械の面に對しまする特別のお取計らいについては政府の方ではいかなるお考えでいらつしやいますか。
○宮崎政府委員 ただいまの醫者の未収でございますが、昨年度一億五千万圓の豫算を配付いたしたときに、この未収を解消するように、地方聽へ指示しておきまして、この問題は相當解決しておるではないかと存じます。なおこの点につきましては、十分注意いたしまして、御趣旨に副うようにいたしたいと存じます。
殊に醫者の不協力と醫薬品の缺乏とか、あるいは諸物価の騰貴というようなことをおあげになつておられますが、一體今までに國民健康保險組合が醫者に拂わなければならない診療費の未収を私どもの方で考えますと、一億三千万圓ほどあると思われるのでありますが、この未収の醫療費というものは、決して醫者がほんとうに望んだ診療費ではなしに、社會保險の性質上最低の堪え得るだけの診療費としてきめられたその診療費、殊に先ほどもお