1984-05-15 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第16号
○竹内(猛)委員 この十カ年計画というものが土地改良にはつくられているわけですから、田畑輪換という形でぜひ土地改良は進めてもらいたいと思うし、そのためには、予算の確保ということについては努力をしてほしい、こういうふうに思います。
○竹内(猛)委員 この十カ年計画というものが土地改良にはつくられているわけですから、田畑輪換という形でぜひ土地改良は進めてもらいたいと思うし、そのためには、予算の確保ということについては努力をしてほしい、こういうふうに思います。
次に、土地改良の問題ですが、土地改良は、基盤整備をすることは必要でありますけれども、その基盤整備の方向は田畑輪換という方向に進めなければならない。そこで今日までもかなり進めてきたけれども、そのためには地下水位が七十センチ以下でなければなかなかやれない。その七十センチ以下の土地改良の水田の状況というものは今どうなっているのか、まずそこから質問をします。
○竹内(猛)委員 そこで、土地改良の十カ年計画を見ると、確かに田畑輪換の問題を含めてかなり前進的な方向が考えられているけれども、昭和五十年以降この土地改良の費用が農林水産省においても余り大幅に伸びていない。
○政府委員(小島和義君) 水田転作を行います場合に、水稲栽培と転作物栽培が年ごとに交代をするという一種の田畑輪換という形で行われますものにつきましては、それほど畑転換によるところの土壌問題というものは生じないわけでございますが、転作田の中で、転換畑と呼んでおりますが、恒久的に畑地として利用するという形態のものにつきましては、水田の時代と違った土壌問題が生ずる可能性があるわけでございます。
田畑輪換の重要も言われているところです。こうしたことを考えたときに、地力低下の原因の背景に政府がこれまで行ってこられた水田をなくしていく減反政策、転作政策、こういうことが挙げられると考えられるわけですけれども、この点はいかがでしょう。
両者を統合して、水田と畑との交互転換、うまく畑にしたり田んぼにしたりするというのは田畑輪換ということで、昔から日本だけではなくて外国などでもその技術があるわけでございますけれども、そういう技術の展開に行くのではなくして、水田単作が出ていく、裏作は放棄されていく。それからまた畑の方では、大型である一つの専業体系が、非常に大型専業が出てくる。
このためには日本の田畑輪換が非常に大きな役割を果たしておるし、先生は、やがてはそれを繰り返して水田と畑の区別がなくなる、みんないい農地になると言ってくれたので、私も非常にうれしくなっているわけなんです。そこで、この田畑輪換の役割をもう少しお話ししていただいて、日本の土壌を維持する上において水田が果たしておる役割、これをもう少し教えていただきたい。
○川田参考人 私は、日本の国が全部田畑輪換になるということは、今のところはどうなるかは考えておりませんが、一つの進んでいったらいいというふうに思う道でございます。これは、いろいろな意味で田畑輪換はすぐれていると思うのです。だが、それを実施するとなるとなかなか大変な問題です。
それから、この整備をする際に、私は今までの農業経験からも、やはり田畑輪換可能な汎用耕地に造成していただきますと、裏作で、米作に優位する生産作付が幾らでも開発できるのでございます。ですから、米の調整も、米以上にもうかるものを開発してやれば農民は何も米の問題で政府にとやかく要求してこないわけでございますので、そのためには、やはり完全な排水工法を施すことが必要でございます。
七、合理的な大家畜生産の基盤となる粗飼料の供給を確保するため、草地開発と田畑輪換使用のための土地改良の推進、裏作の利用促進、低未利用資源の活用、林間放牧の推進等、地域の実態に応じた施策を積極的に推進すること。 また、転作田による良質粗飼料の確保を図るとともに、飼料用稲に関する試験研究を推進すること。 右決議する。 以上でございます。
三十三兆円かけて田畑輪換の推進を図っていくための土地改良事業をやるんだ、新たに農地約五十万ヘクタールを造成していきます、こうなっていますが、しかし、この農地造成、新たな四十七万ヘクタールないし五十万ヘクタールというのは、実際には年々壊廃されている畑地がございますから、トータルで言えばこれは一つもふえないわけであります。
七 合理的な大家畜生産の基盤となる粗飼料の増産を図るため、草地開発と田畑輪換使用のための土地改良の推進、裏作の促進及び低未利用資源の活用等に必要な施策を積極的に推進すること。 また、転作田による良質粗飼料の確保を図るとともに、飼料用稲に関する試験研究を推進すること。 右決議する。
特に、これからの土地改良というのは、田畑の輪換をやっていけるような土地改良だとすれば、できるだけ地元の労働力を活用する、ひとつこういうふうに願いたい、こう思っていますけれども、これについてはどうですか。
しかし、いずれにしても、農林水産省が指示をする転作目標、品種、麦とか大豆とか、こういうものを減反してつくるということになりますと、これは輪換作できる土地整備でないといけないのですね。これはだめです。そういうことになりますと、宮城県ではいまわずかに一八%です、灌漑排水その他やって、基盤整備ができて輪換作できるのが。だから、大多数はだめだということになっているのですね。
財政情勢で、ゼロシーリングの中で予算編成をやらなければならぬというときに、とにもかくにも七カ年計画でこの一兆円の古米処理をしていこう、こういうこともあるわけでありまして、それらの財源をどうするかというようなこと、さらには第二臨調から指摘されましたような問題等々を考えますと、これらのことは後ろ向き政策、こういうことでありまして、やはり前に基盤整備でありますとか、あるいは特に基盤整備の中の用排水の整備、田畑輪換
むずかしいというか、むしろそういうことで価格政策も抑えられる、あるいは田畑輪換等の構造政策も抑えられる、それから流通等の問題についてもいろいろ出てきている、そういう問題がある中で、どうしてこの奨励金を肩がわりをする形でそこから脱却することができるのか、これは私は本当の答えになっていないと思うのです。
○榊委員 筑波に農林研究団地ができていまして、この場合もよい研究結果が生まれることを期待するわけでありますけれども、よい研究結果が生まれながらそれが生かされないということにならないように、いまの田畑輪換方式については、基盤ができたので推進するという話でございますけれども、必ずしもこれは理想的に進んでいるように思えません。この点では、ひとつもうちょっと力を入れてほしいと思うのです。
たとえば、直接筑波とは関係ありませんけれども、農水省の方で推進されてきました田畑輪換方式、これもその一つだと思うのです。水稲と他の作物を組み合わせてローテーションを組んでいく。これでいきますと、稲の作付面積のコントロールが自由にできるし、それから稲や畑作物が二〇%から五〇%増収になる、そういう研究実験例が出ております。畑の地力の消耗も防ぐし、連作障害も避けられる。
○渡邊(五)政府委員 田畑輪換の問題は、御指摘のように、水田の非常に有効な利用といたしましては、私どもも従来からもこの普及に努めていた点はございます。
それからもう一つ大事なことは、土地改良事業を大いにやっておるわけでございますが、私は農林大臣当時から、田畑輪換ができるような土地改良事業を進めにゃいかぬと、こういうことに力を入れてきたのでありますが、いまお米が余る。
○竹内(猛)委員 今日までの十カ年計画というものの目的は、水田の経営の近代化、機械化、省力化あるいは田畑輪換という方向できたと思うのです。ところが途中で水田の減反問題が入ってくるということになるといろいろ差しさわりも出てきていることはよくわかるけれども、これは農民の責任によって問題が出てきたわけじゃない。
その御趣旨に従いまして、畑作転換等にできるような、あるいはまた水田にという時代が来れば水田にと、こういくような田畑輪換といったような配慮を今後十分土地改良の面において実施をしていかなければならないという御指摘につきましては、十分その意を体して今後進めてまいりたいと考えております。
したがいまして、この土地条件を完全に整備をして、そうしてそのときどきの食糧需給の動向に応じて田畑輪換といったような土地利用を高めていくような農地に全国の農地をしなければならないという、これはもう農業政策の基本中の基本と、こう考えておるわけでございます。
二番目は、その価格制度が確立するまでの間は、そのための準備期間としまして、われわれ再三いろいろなところで主張してまいりました田畑輪換可能な基盤整備、さらに技術指導、そしてまた地域ぐるみの生産販売体制の整備というものに万全を期すような、そういう条件整備に力を入れなければならないと思うのですが、いかがでございますか。
さらには、田畑輪換可能の土地改良の計画は特別にこれをつくるのかどうか、持つのかどうか、こういうようなことにつきましてひとつ御答弁をいただきたいと思うのであります。 同時に、基盤整備のための投資計画、六十五年を目標とする国の年次別計画というふうな形でこれらを明らかにできるのかどうか、その点を簡潔で結構でございますから御答弁いただきます。
○串原委員 つまり常識的に湿田であるというのがおよそ百万ヘクタールぐらい、こういう理解でいいと思うのですけれども、そこで私は将来の日本の農地を守るという立場、水田の利用という立場を考えた場合に、湿田の田畑輪換が可能になるための土地基盤整備、これを積極的に取り上げることも、先ほど来から議論されてきました水田利用再編対策の大きな材料、柱になり得るであろうと思っておる。
○杉山(克)政府委員 田畑輪換できる水田、これはどのぐらいあるかということでございますが、昭和五十年度に実施した土地利用基盤整備基本調査によりますと、根が深くない普通の畑作物、この導入が可能とみなされる水田、具体的には非灌漑期である冬の時期におきまして地下水位が七十センチメートルより低い水田、この面積は全国で約百七十七万ヘクタールと見込まれております。
これからますます田畑輪換を可能とする土地改良をやっていかなければならぬわけでありますが、それだけ、追いつき追い越すだけの土地改良がやれる計画になっているかというと、そうではないわけであります。
それをいわゆる米麦一貫体系といいますかあるいは田畑輪換といいますか、そういう姿で、一つ一つのいわゆる農地というものが利用され、効率を高めていかなければならぬ。それは私たちもよくわかるわけであります。しかし、湿地帯につくるものはない。県の方に行って聞きますと、ハト麦をつくったらどうかというような話があります。これは薬用でありますから限界があります。