1981-07-22 第94回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
建設省といたしましては、従来から土石及びボラの流出を防止するための砂防工事を実施しているわけでございますが、ボラは御存じのように水に浮くような軽石でございまして、砂防ダムで全量をとめることは非常に不可能で、第二黒神川流域のボラ層の浸食の拡大と相まちまして、最近下流に流下しまして、海へ流出する量が増大しているというのが実情でございます。
建設省といたしましては、従来から土石及びボラの流出を防止するための砂防工事を実施しているわけでございますが、ボラは御存じのように水に浮くような軽石でございまして、砂防ダムで全量をとめることは非常に不可能で、第二黒神川流域のボラ層の浸食の拡大と相まちまして、最近下流に流下しまして、海へ流出する量が増大しているというのが実情でございます。
桜島の黒神川のボラの——ボラといいますと魚のボラと間違う人がおりますので、軽石でございます。この流出について質問をいたします。 この問題については、私はこれまで事あるごとに質問をしてまいりましたが、現地での対応が不可能ということで、やはり国側の取り組みが何としても必要でありますので、具体的な方策がとられるまで私は見守っていきたいと、このように思って質問をいたします。
「雨のたびに大量軽石養殖魚が窒息死桜島から湾奥へ漂流食い止め策もなし」という表題でありますが、地元の方々の不安というのは、対策がないということで増大をしているわけでございます。で、鹿児島の県議会でもこの問題が取り上げられて、県当局もどうしようもない、お手上げの状況というのが答弁であるようでございます。どうしても国の対応を待つ以外ないと県当局も考えているようであります。
○和泉照雄君 先日の現地からの連絡では、ちょうど春のこういう雨季時なものですから、相当流出をしまして、幅が大体七十メーターから八十メーターぐらいの軽石の層がずっと一キロぐらい流れ出してきておるという状態の連絡があったわけでございますが、また雨季が近づいてきますと、このボラが相当に流出をしてきて被害を与えるのじゃないか。
○政府委員(矢崎市朗君) まず、ボラの養殖場への被害の実態でございますが、鹿児島県が調査をしたわけでございますが、養殖の生けすの中に軽石が滞留した場合に、えさをやる投餌のような際に、その軽石の除去作業をしたりしなければいけない。
ボラという軽石がないんです。それはどっと土石流が来たときは海の中に落ちていくんですから、少し汚濁するぐらいが関の山でございますけれども、この野尻川の方は土石流がボラと一緒なもんですから、石は海中に沈んでいって軽い軽石は浮いて流出をするわけでございます。
○和泉照雄君 最後に、私たちが視察をしてまいりました桜島の地獄河原地区の土砂の土石流のボラ、これが海中に流出をしまして、その軽石をハマチが飲み込んで繁死をする、あるいは航行中の船のビルジに引っかかって故障を起こすというような、そういう災害が起こっておるわけでございますが、これについては、国の直轄事業として砂防提を築いてそして土石流を海に流さないようにする工事−因果関係といいますか、そういうことからすると
○説明員(釣谷義範君) 私の方から、まず最初の御質問の軽石といいますか、ボラの流出の問題についてお答えいたします。 御存じのように、桜島の場合は活火山のために火山噴出物が非常に多く供給されまして、しかも先ほど先生おっしゃいましたボラにつきましては、比重が非常に小さいために下流へ流出することが現状では避けられない形になっております。
○政府委員(矢崎市朗君) 軽石などが河川等から海に流出いたしましてハマチ養殖場等に流れ込んで被害を与えているという実態につきましては、今後地元の関係者等とも十分連絡いたし、その実情の把握に努めてまいりたいというふうに思っております。 なお、養殖水産物の被害の防止につきましては、軽石などが海面に流出することを防止することが何よりも基本であるというふうに考えております。
それには軽石がほとんど入っとったわけです。
特に一番利用の多い五十キロ圏とか七十キロ圏というキロ数で見ましても、軽石油の場合で見ますと、新料金でいいますと五三%、五三%、五八%という実態ですからね。旧料金で見ても五九、五八、六〇ですから、たいして改善はされてない。特に仙台、九州は非常に悪い状況です。 皆さんのお話を伺いますと、関東地区はよくなったけれども次は大阪、ここがやはり改善されないと西日本はだめだというのです。
○説明員(稲田裕君) 御指摘の黒神川の土石流でございますけれども、御存じのように、この黒神川につきましては小さな軽石状のボラ及び火山灰を流出するというふうな渓流でございます。これらの土砂災害に対処するために、補助事業として砂防ダムなり導流堤を設置してまいったわけでございます。
黒神川の地獄河原につきましては、小さな軽石状のボラと火山灰によりまして、堆積土砂が累積している状態でございます。これらの土砂に対する災害に対応するために、五十三年度末までに直轄砂防事業といたしましては約五億円、災害復旧事業といたしまして約一億円を投じまして……
御承知のように、あの榛名トンネルは十五キロ三百五十というような非常に長大なトンネルで、しかも地質の非常に悪いところでございまして、そこを慎重に工事を進めてまいったのでございますが、現実には六工区に分けまして、ほとんど大部分が工事が済んでおりまして、現在やっておりましたところは、未掘削区間があと二百メートルしかないようなところで工事をやっておりましたところが、火山の噴出物でございます軽石層、砂れき状の
それで、地質状態は当初より綿密に調べておりましたが、たまたま切り羽が到達いたしましたところの火山灰地帯に、火山の軽石層に入っておったわけでございますが、それは事前にはわかっていなかったところでございます。そこで、その軽石層に切り羽が突っ込みまして、軽石層は水が出ないと非常に安定しているわけでございますが、水が十七日ごろから出始めたわけでございます。
○参考人(篠原武司君) 先ほど大平理事から御答弁申し上げましたように、軽石層に突っ込んだということでそれに対する対策を十分とり切らなかったのでこうなったのでありますから、今後の問題については十分そういう軽石層があるということもわかっておりますし、注入その他万全の措置をとって皆さんに御心配をかけないように安全に掘削をしていきたいというふうに思うわけであります。
○瀬野委員 厚生省に一点お尋ねしておきますけれども、水道施設の整備事業でございますが、時間がもう余りございませんから簡潔にお答えいただけば結構ですけれども、御承知のように、先ほど佐藤政務次官からも説明がございましたが、洞爺湖にいわゆる噴火による軽石が相当滞留しまして現在は沈下しています。
特に科学者の間では、この有珠というのは噴火形態が突然軽石の雨を飛散させる爆発的なものだ、だからB級にランクすることはおかしい、むしろA級として常時三点観測を行わなければならないというような指摘をしている学者もあるわけであります。そういう意味で観測体制は私はきわめて不備ではなかったかと思うのでありますが、これについて気象庁の見解はどうでしょうか。
しかしながら、北海道ではこれから非常な寒気に向かうわけでございまして、早急に仕事をしなくちゃならないというふうなことで、枠ダムと申しますか、いわゆる枠でダムをこしらえで灰あるいは軽石、そういうものの出方を調整しようというふうなことを考えております。
今回の災害は、鹿児島の特殊な条件、すなわち姶良カルデラ地帯におけるシラスあるいは軽石あるいは凝灰角礫岩やあるいは溶結凝灰岩などによる災害の発生だというふうに言われておりますけれども、この原困について、これから後の対策を含めて考えていかなければならない問題もありますので、この点を明らかにしていただきたいと思います。
灰の細かいものと、それから軽石の入ったものといろいろ違うのです。ですから、いま言いました田土地区の方は全然壊れていないのです、相当に高いがけですが、新しく切ったところですけれども。
○川崎委員 ただいま報告がありましたが、この桜島の火山が最近また活発に活動を始めておるわけでありまして、十三日、十七日というぐあいに軽石あるいは十七日の場合には畳大の噴石が落ちておるというふうな爆発の状況であります。
また、沢から押し出した大量の土砂が小学校の校庭を埋めましたが、すでに自衛隊の災害出動によりこれは除去してありましたが、われわれの視察の際にも、山、道路、農地等の崩壊個所が随所に見られ、農地の相当部分が耕土を流出し、その下の層の軽石が表面に押し出され、あたかも採石場のような様相を呈しておりました。
ところが、農林省でもすでにもう御存じのとおり、あの昭和村の被害というのは農民にとって最も大事な農地、これが先ほどの報告にございましたように、表土が押し流されまして、その下にあります軽石状のものが山積しておりまして、もう瓦れきの山のようになっている。
したがいまして、通産省といたしましては、都道府県におきまして、岩石採取場におきますところの監督指導が適切に行なわれますように、採掘方法及び排土の処理方法等につきまして、技術指導基準等を定めまして、その周知徹底方につとめておるところでございますが、先ほど御指摘のように、同地域におきましての岩石の採取等によりまして、採掘のあとで火山灰等の軽石類のものが飛散したりいたしまして、周辺地域の環境を汚染しているように
このトロールでとりましたのはマンガンノジュールのほうでありますが、日本の沖では非常に軽石がたくさん分布しておりまして、その軽石をおおっておるようなタイプのマンガンであります。これはおそらく黒潮に乗って流されてきた軽石が海底に沈んでその上に沈着したものじゃないかと思いますが、そういうものがあります。
陸路が地割れ、落石等により車両の通行が不能となり、海上が軽石、噴石落下等により般舶の航行が不能になった場合、ヘリコプターによる救助活動を行なうため、緊急避難用のヘリポートを設置すること。また、国道二百二十四号線並びに県道早崎——袴腰港線及び避難集結地へ通ずる市・村道の整備を急ぐほか、林道についても奥地からの避難道路として十分な活用ができるよう改良、舗装を進めること。
そうでなければ、まず港がないと、大正三年の噴火のときにも、現地で聞いた話でありますけれども、軽石が一メートル五十ぐらい積もって、その軽石の上を渡りながら、沖のほうに待っている船にたどり着こうと思ったら、その間に落ちて死んだ者が、あるいは行くえ不明になった者が相当おるということも聞いております。したがいまして、二十トンクラスの船しか着けないような港があるし、それが九カ所もあります。
そうしましたところが、これまたいま前段申し上げたように、生コンの骨材の材料が、砂とか砂利を使わぬと、なかんずく砂を使わぬと、思いもよらないところの火山灰の結晶しておる軽石といいますか、あれを粉砕して砂がわりに使っておるということが、あれを分析したら出たのです。
原良地区の四十万坪にのぼる県住宅供給公社の宅地造成地におきましても、われわれの視察の数時間前、前夜来の豪雨により大崩壊を起こし、台上から六段階に分けて設けられている沈砂池及び砂防堰堤のうち、最上段の沈砂池を含め二カ所を残してすべて崩壊し、このため用水路は流出したシラスの土砂、軽石に完全に埋め尽くされ、浸水家屋は四百戸にのぼったのであります。
現在住んでおる土地をとられ家をとられ、大臣でしたか赤城の南ろくにとおっしゃったが、赤城の南ろくなんか軽石地帯で、農耕地としての適正地じゃないのです。したがって、中曽根君なんかもニュータウン、ニューライフとか言っておりますけれども、それは夢は夢としていいけれども、それは具体的じゃない。 そこで大臣に特に申し上げたいのは、あなたの先ほどからのお気持ちもわかるし、またあなた自身は信頼している。
そういうものは、先ほど赤城山の山ろくというものは、いわゆる軽石地帯である。私も知っておるのですが、あの軽石地帯で、私どものほうが、一体安心しておられるだろうかどうかと思われるくらいに、たとえば伊香保温泉の下あたりは全く掘りくり返して、あれは群馬県でそれでいいのですかと私が言ったことがあるのですけれども、そういう地帯、それで一体農業が成り立つかどうか、かくかくのことを研究しなければならない。