1960-04-28 第34回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
それで、同時に、時期的には金利の景気調節作用というものもございますので、その方向にはおりましても、ときに上がることがございますということを申し上げておきます。それより以上を具体的に申し上げるというわけにいかないということを、ただいまお答えしておるわけであります。
それで、同時に、時期的には金利の景気調節作用というものもございますので、その方向にはおりましても、ときに上がることがございますということを申し上げておきます。それより以上を具体的に申し上げるというわけにいかないということを、ただいまお答えしておるわけであります。
先ほど、ビルト・イン・スタビライザー、自動的調節作用の問題を申し上げましたが、米国の連邦税制では、御承知の通り、所得税と法人税が四分の三以上を占めておりますから、八〇%ぐらいを占めておりますから、その現実の事実を反映して、そういう問題意識が生まれてきたわけであります。従いまして、それでは、直接税の減税はどうするか。
○堀委員 さっきお話しになった中で、国際収支が悪くなってきた、そうすると、信用状規制ではおそいからということで、しかし、そうは言っても自動調節作用がチェックするのではないかということがありましたが、それはごくわずかな変化ならば、こういうことでコントロールできるのではないかと思うのでありますが、率直に申して、やはり日本の国際収支の黒字は完全に特需に依存しておりますから、今おっしゃるように向こうも特需を
それから為替の自動調節作用によって輸入をチェックする。これはおっしゃいますように程度問題であります。それからもう一つは、それをだれがやるか。昔は、私が申し上げるのはちょっとあれですけれども、正金銀行というようなものがあって、政府がこれに意を含めて、そうして輸入をチェックするために、輸入の相場を操作するということによって輸入をディスカレッジすることができたわけです。今ははたしてそれができるか。
昨年十二月に公定歩合を一厘上げましたが、これは、やはり金利そのものが景気に対して非常な関係を持つということを考えますと、調節作用としての金利を時に動かすことのあること、これはやむを得ないことなんだ、そうすることによって景気調節をもしていきたい、かように考えますが、長期的に言いいますならば、必ず国際金利にさや寄せするということにならなければならない。
しましても、また外国のお金がいろいろな関係で、今後外資の導入とかそれから円為替の自由化とかユーザンスの拡大というような、いろんな面を通して外国の安い金が入って参りますことから考えましても、金融界としては長い目で見て、金利水準というものの基調を国際水準に近づけていくということが必要なことは、皆さんが認めておるところなんであります ただ金利はどうも商品と違いまして、自由化になればなるほどむしろ金利の自動調節作用
そして局長も言われましたように、従来は何か自然的に水がそうした湿田にたまってくれて、川下の方のはんらんを防ぐような調節作用を、川上の湿田地帯なんかが沼地になったりして果たして、はんらんを防ぐ、こういうこともあったと思うのであります。
将来、またさらに進みましては、お説の通りに、積み立てられましたところの金というものが、いわゆる預金部資金に入るとか、あるいはそれによって産業の投融資が行われるという形におきまして、一応の景気の調節作用も出てくるでありましょうし、あるいは経済成長に影響を与えていくと思いますが、まあ、われわれ厚生省の立場といたしましては、これらの保険、少くとも保険料を納めた額ぐらいは、やはりこれをその預金部資金の運営でなくて
言いかえれば、自由経済における経済の自動調節作用というものがきわめて不完全であった。こういうふうに私は一応見ておるのでありまして、従いまして、その後におきまして、統計を十分整備し、かつ景気循環を十分把握するような制度を経済企画庁に設けるように、これは予算の裏づけも今回いたしたわけであります。
そこで、財政をマッチしていくのが、急激にごそっと当該町村にとって大きく変化するというと、財政というものはそう上ったり下ったりやりようがありませんから、そういう意味で激変を緩和して徐々にならしていく、そこの調節作用もやむを得ぬ、特別交付税でやらざるを得ぬじゃないか、そういう意味で申し上げるわけでございまして、その団体におきましては、減った税を基礎にして運営するように徐々に段階的に調子を合わせていく、そのはしご
繭で持ちましても生糸で政府がたな上げをいたしましても、いずれにいたしましても、その需要供給の間の調節作用としては、段階の違いはございますが、農家に対しましては同じ効果を持つと考えられるわけであります。
幸いにしまして、今後における経済の状態並びに金融の情勢も、そういう自動調節作用並びにこれらに参与する経営者自体の反省によりまして、十分行き過ぎを犯さないようにすることが可能であるという確信を今持っております。
経済の見通しを誤まり、外貨危機と経済の急変を招いたことについて政府はどのように反省しているか」との質疑に対しまして政府側から、「過般の景気行き過ぎ、国際収支悪化の原因は、景気動向の把握や経済の自動調節作用が十分でなかったことにもある。従って、今後は景気観測に必要なる統計資料を整備し、でき得る眠り経済の激変を来たさぬよう、景気を調整して行く必要があると思う。
が、しかしながら、こういうふうな景気現象は、自由経済におきましては、どうしても経済自体の自動調節作用というものがうまくいかないと、これはなかなか結果がよくないのであります。その点について、終戦後における日本経済がよほどうまく回復してきたのでありますが、しかし基礎的なそういうふうないろいろな機能がまだでこぼこであります。たとえば金利一つとりましても、まだ金利体系というものが整っていない。
これに対し、政府側より、「政府は従来絶えず貯蓄の範囲内で投資するよう勧めてきたが、経済の諸機能が有機的な調節作用を果さなかったため行き過ぎを来たしたのであって、政府としても反省すべき点はあるが、最も懸念とするインフレを招来しなかったことはきわめて仕合せとするところである。
それはいかなかったのはどこかという御質問の模様であったが、それは経済のいろいろな機能が有機的に自動調節作用を十分に果さなかったところに不充分な点があったろうということも、私ははっきり申し上げておる。それから今の御質問で、緊急総合政策をとったのをお前誇りにしておる、そういうふうに取り違えておっしゃらぬように。
なぜそれなら従来自然調節作用がいかなかったかといえば、やはり敗戦後における日本経済のすべての面における非常な不均衡あるいは秩序が回復していなかったという点に多くあると思う。今日におきましてはそれが相当回復したと私も思いますので、ここで自由経済のもとにおきましても金融等についての自然調節作用を発揮させる基盤が相当できたと思います。
あとはいろいろな施策の点でありますが、これも私は、そう非難さるべきことではないので、主として自然調節作用というものについて今後十分な反省を加えて、その限界が一体どこにあるかというようなことを考えこみたい、こういうふうに思っております。
こういうときに、二つの世界の中間にある日本経済としましては、景気の変動に対する一つの自動調節作用としても、計画経済の国の市場を日本の国民経済安定のために活用するという面も、経済政策上考えておかなければならない。輸出するとすれば、どうしても輸入せねばなりませんから、そういう点から、多少の不利な点は忍んでも、やはり輸入について研究を始める必要がある。
そこで、一般的に申しますれば、ある物資が不足になればその物資に資金が大体向いていく、物資が過剰のものについては利益率も下ってだんだんそこには投資があまり行かなくなるというのが、一つの自由経済下における投資の規制と申しますか、調節作用でございます。そういう動きが今後日本の場合にもかなり行われるということを期待しているわけでございます。
昨日の、特に私が危険を感じておりますのは、高田局長のお言葉の中に、これは自動調節作用の目的をもっておる、水漏れを防ぐためにこの法律を作るのだ、こういう御答弁があった。これは聞き捨てならないことでございます。