1956-02-21 第24回国会 参議院 内閣委員会 第7号
駆逐艦「あさかぜ」は艦齢の古い艦船でありますが、旧日本軍のそれに比較して特にレーダー装置が完備しており、敵機、敵潜の捕捉、弾着の測定等すべて電波兵器による点が大きな特色となっております。潜水艦「くろしお」はその乗員定数八十二名中その大部分は旧海軍軍人の出身であり、いずれも米国の潜水学校において教育訓練を受け、本艦を日本まで回航してきたものでありまして、技術がきわめて優秀との説明でありました。
駆逐艦「あさかぜ」は艦齢の古い艦船でありますが、旧日本軍のそれに比較して特にレーダー装置が完備しており、敵機、敵潜の捕捉、弾着の測定等すべて電波兵器による点が大きな特色となっております。潜水艦「くろしお」はその乗員定数八十二名中その大部分は旧海軍軍人の出身であり、いずれも米国の潜水学校において教育訓練を受け、本艦を日本まで回航してきたものでありまして、技術がきわめて優秀との説明でありました。
この海の方につきましては、実は現在海の方の主力をなしておりますものが、前にアメリカから供与を受けましたフリゲート艦十八隻でございますが、これは御承知の通り大域中にできたもので、艦齢も十年有余たっておるという性能も非常に旧式なものでございまして、海上護衛という上からいたしますと非常に適切を欠く。従いましてこれを新式の護衛艦にかえることが必要だと考えておる次第でございます。
あれは、戦時中に急造した性能の上からも非常に古い型のものでありまして、もう艦齢が十二年程度になっております。そういう状態ではいかぬ。もう少し性能において新しいものを整備したい、こういうふうに考えておるのであります。
○国務大臣(木村篤太郎君) それは御承知の通り艦齢が十数年たつている。その前においてアメリカはいわゆる海軍の一部として使つておつたということは事実でありましよう。併しその後それはいわゆるコースト・ガードと申しましようか、沿岸の普通の警備に使つておつたと聞き及んでおります。それをこの期に及んで借受けるということになつております。
また警備隊におきましては、アメリカから入つておりますフリゲート艦等を総計して六十八隻になるのでありすが、これらはは艦齢年数十年を経ておりまして、ただいまのところはやつておりますが、何分にも警備の用には不十分でありますから、そこで二十八年度予算におきまして相当数の新たなる艦艇、船舶をつくりたい、こういう計画を立てた次第であります。
○木村国務大臣 ただいま警備隊で持つておりまするいわゆる雑船、掃海艇など数隻のものが、すでに艦齢に達して代船を建造しなければならぬ状態である、これは無計画であるという第一の御質問であります。これは私が就任前のことでありますが、決して無計画のものでなかつたと私は確信しております。と申しますのは、申すまでもなく警備隊創設後日いまだ浅いのであります。
たといそのトン数は比較的小さく、その装備は貧弱であり、その艦齢は古いと申しましても、本来アメリカにおきまして軍艦として建造され、軍艦として使用されたものであります。政府はこれらの艦艇をしいて軍艦にあらず、船舶なりと申しておりますが、一旦これを借り受けた上は、保安庁法第六十八條の規定にいう武器として警備隊の保有に帰することは、当然予想されるところであります。
それからそのときに船の種類とか、船の擱坐しておる状態とか、またその船の艦齢は別に関係なかつたのですが、いろいろ條件を考慮してきめておるのですから、どれもこれも一せいということはありません。